日本のお姫様衣装もデザイン?ディズニーの実写映画『シンデレラ』は舞踏会の豪華ドレスに注目!
2024.4.26 12:10日本テレビ系金曜ロードショーと、entaxがコラボレーション。金曜ロードショーのここでしか聞けない“とっておき情報”を紹介する。
4月26日は、あの名作ラブストーリーをディズニーが実写映画化した『シンデレラ』が登場。
まま母と義理の姉たちからいじめられ、辛い日々を送っている少女=シンデレラが王子との出会いをきっかけに、自らの手で運命を切り開いていく…。「ガラスの靴」や「カボチャの馬車」などのシンデレラのアイコンはそのままに、複雑な心理描写に触れるなどストーリーが現代的に進化。圧倒的な映像美で描かれる、これぞラブストーリーの原点だ。
本作でぜひ注目したいのが、アカデミー賞にもノミネートされた豪華絢爛(けんらん)な衣装。
誰が善人で誰が悪いのかすぐに見て取れる、とてもカラフルな衣装にしたと話すのは、衣装デザイン担当のサンディ・パウエル氏。
義姉妹は、過剰に着飾らせて色違いのまったく同じ服を着て育った双子のように、まま母は、威嚇的な見た目でジョーン・クロフォードやマレーネ・ディートリッヒがヴィクトリア朝時代の作品に出ているようなイメージにしたのだそう。
そして圧巻の舞踏会のシーンは、450人ものエキストラを使い、様々な世紀の様々な要素を混ぜて、色鮮やかで行き過ぎなぐらいの豪華さを目指した。中国、日本、インド、アフリカ、ロシアのお姫様たちの衣装も作ったが、その中でもシンプルなシンデレラのドレスを目立たせようと苦労したのだとか。そのシンデレラのドレスには247m以上の生地を使用、縫い目は4.8km以上、スワロフスキーのクリスタルを1万個以上も使ったドレスを9着も作ったのだという。
そんな豪華衣装のほかにも、高畑充希、城田優、朴璐美ら日本語版声優陣のウットリするような美声も見逃せない。ぜひこの機会に魔法のような名作ラブストーリーを味わいたい。
【ストーリー】
エラは行商人の父と優しい母と共に森の中の屋敷で暮らしていた。幸せな日々が続くと思われたが、突然母が病死してしまう。それでも、母と交わした「勇気と優しさを忘れない」という約束を胸に、美しい少女へと成長する。そんなある日、父が再婚することになり、エラの家には、プライドの高いまま母と姉たちがやってくる。優しい父もその後ほどなくして亡くなってしまい、まま母たちはエラを屋根裏部屋に追いやり、使用人のように扱い始める。寒さをしのぐために暖炉の前で眠り、灰を顔につけたまま働くエラを「灰まみれのエラ=シンデレラ」とからかうまま母たち。いつでも母との約束を守り続けてきたエラだったが、3人の仕打ちに耐えかねて遂に家を飛び出してしまう。
そんなエラが森で出会ったのは、陽気な青年・キット。エラとキットは互いに惹(ひ)かれ合うが、実はキットは王子だった。彼は死を目前にした父王から、政略結婚を勧められていたが…。
『シンデレラ』(2015米)
監督:ケネス・ブラナー
脚本:クリス・ワイツ
製作:サイモン・キンバーグ,p.g.a., アリソン・シェアマー,p.g.a., デヴィッド・バロン,p.g.a.
製作総指揮:ティム・ルイス
撮影:ハリス・ザンバーラウコス,BSC
プロダクション・デザイン:ダンテ・フェレッティ
編集:マーティン・ウォルシュ,A.C.E.
衣装デザイン:サンディ・パウエル
音楽:パトリック・ドイル
出演〈〉内は日本語吹替
エラ/シンデレラ:リリー・ジェームズ〈高畑充希〉
王子/キット:リチャード・マッデン〈城田優〉
まま母(トレメイン夫人):ケイト・ブランシェット〈塩田朋子〉
フェアリー・ゴッドマザー:ヘレナ・ボナム=カーター〈朴璐美〉
アナスタシア:ホリデイ・グレインジャー〈加藤忍〉
ドリゼラ:ソフィー・マクシェラ〈新谷真弓〉
国王:デレク・ジャコビ〈糸博〉
大公:ステラン・スカルスガルド〈広瀬彰勇〉
大佐:ノンソー・アノジー〈乃村健次〉
エラの父:ベン・チャップリン〈畠中洋〉
エラの母:ヘイリー・アトウェル〈園崎未恵〉