『DASH島』子供たちの自由な発想にメンバー感心…島のツル草を編み上げた”ハンモック風”イスの出来栄えは
2024.4.22 11:30TOKIOの国分太一、SixTONESの森本慎太郎、Aぇ! groupの草間リチャード敬太が4月21日放送の『ザ!鉄腕!DASH!!』に出演。かつて整備したロープウェー駅をリゾート風に大幅リフォームした。
『DASH島』にいた森本とリチャードの元へ国分が「ちょっと面白いものを見せようかな」と何かを持ってやってきた。手に持っていたのはかわいらしいイラストの数々だった。
かつてDASH島付近に風船が流れ着いてきた。100km以上離れた福岡県から飛んできたこの風船には、ひまわりの種と手紙が付けられていた。このひまわりの種はDASH島で大事に育てられ、見事にきれいな花を咲かせた。そしてそのひまわりからとれた種を、風船を飛ばした福岡県の与原(よばる)小学校におすそ分けしに行く、ということがあったのだ。
この時、種のお礼としてもらっていたのが、小学生が授業で描いた“理想の無人島”のイラスト。そこには大きな野球場やハンモックに横になる人、リゾート地のような別荘など、子供らしい夢がたくさん描かれていた。イラストをめくるたび「うわー、いいですね!」「夢がある!」と感動する森本とリチャード。国分は「開拓に必死になりすぎちゃって、楽しんでいないなってことに僕はこの絵を見て気づいたの」と言い、自分たちが座っていた木材の切れ端を指さして「これだよ!?」と現状を嘆いた。
「こういうのを作るべき」とイラストを見せる国分に、森本が「この間ロープウェーの駅が完成したんですよ。そこにこういったリラックス空間、休めるところを作ってもいいのかな」と提案。小学生たちのイラストのように、ゆっくりと楽しめる空間へとロープウェーの駅をリフォームすることになった。
そうと決まればさっそく材料集め。国分とリチャードは流木などを求めて海辺の方へ。「オシャレなベンチ作りたい」「流木を生かすような」という2人は、使えそうな木を手にとっては実際に使ったときの様子をシミュレーションしてみる。これまでにDASH島で“草間彌生作品”のようなデザインや、DASH島のあちこちにバンクシーのような絵を描いてきたリチャードは、国分が手にした流木を「無難」と一言で片づけ、「どうせ使うならこれくらいの…」とさらに大きな流木を手に取った。国分もその流木を見て「ここにこういう足場板がつく…で、ここにこう座れる、みたいな」とアイデアが次々と飛び出す。こうして全部で17本の木材を拾い集めた2人は、その場で組み合わせて完成形をイメージ。これがどのようなベンチに仕上がるのか。
一方森本は山の中に入り、植物のツルを調達。ロープの代わりになるだけでなく、「パーッと並べて背もたれに座ることもできるだろうし、長くビーってあればハンモックにもなるだろうし」と様々なアイデアを出していた。
丈夫そうなツルを見つけると「これとかすごいよ。いけるんじゃない?」と自らぶら下がって丈夫さを確認。使えそうではあったが、問題はどうやってこのツルを採取・回収するか。そこで森本がとった手段は、ツルに全体重をかけて「あ~ああ~!」とターザンのようにぶら下がる、というもの。思惑通りツルは先端の方からブチッと切れ、森本は土の上に落下したものの、見事にツルをGET。さらに頑丈なツルは肉体派のスタッフと2人がかりで引っ張り、なんとか回収に成功。こうして計80m分のツルを確保した。
それぞれが回収した素材を使って、駅に設置するものを作っていくことに。まずは流木とツルを組み合わせて、リゾート地でよく見かける卵型のハンギングチェア作り。流木で作った骨組みにツルで横糸をかけ、そこに縦糸となるツルを上下交互に編んでいく。これはかつて福島のDASH村で三瓶明雄さんから教わったカゴ作りと同じやり方。すき間なくつるを編み込んでいく地道な作業だが3人は「うえぇ~、したぁ~、うえぇ~…」と独特な掛け声をかけ合いながら25往復のツルを編み込んだ。これの両サイドをひもでつるせば、ハンモック型のハンギングチェアになる。
後日改めて島に集まった3人は、ロープウェーを使ってハンギングチェアの資材を運搬。島のロープウェーを使うときに重要になるのがプレーキをかけるタイミング。早すぎると駅まで届かず、遅すぎるとカゴが衝突してしまって中身がダメになってしまう。国分もタイミングを見計らってブレーキをかけたが、駅からやってきたカゴは国分の側のストッパーに軽く衝突してしまった。「全然ダメじゃん!」と反省していたが、駅側に向かったかごは絶妙な位置で見事ストップ。駅で待っていた森本が「太一さん、めちゃくちゃ上手いっすよ!」と大声で国分を絶賛すると、自分の側で軽い衝突が起こっていたことは言わず、「でしょ!?いや、オレも手ごたえ感じててさぁ~!」と得意げな表情を浮かべていた。
国分も駅にやってきたところでリフォーム作業開始。まず国分が目を付けたのが、かつて作った『TOKIOやリゾートマエ』の看板の位置。山を背にして設置されていたが、国分はこれを海る側へと付け替えることを提案。「ここにさ、“TOKIOやリゾートマエ”って置いたら、この景色とその看板が(1枚の写真に)入るんだよ」という。山側に設置したのが城島だと知った国分は「城島さんの一人暮らしの家に初めて行ったらセンスの無さに驚いたことあってさ…」と語っていた。
ハンギングチェアは二股に分かれた木の枝に通したロープでつり下げることに。重りの付いたロープを二股の部分に向かって投げ、無事引っ掛かったロープをチェアの両端に固定し、ハンモック風のハンギングチェアが完成。実際に森本が座ってみると、体重でチェアの位置が下がり、お尻と床が今にも擦ってしまいそうなスレスレの状態に。国分が座っても同様の状態になったが、それでも「マジで気持ちいい!島で味わったことの無い気持ちよさ!」とその座り心地を絶賛。改めて高さを調整すると、「最高じゃん!DASH島なの?ここ」と景色とチェアを味わっていた。
その後、看板を予定通り海側に移設し、もともと看板があった場所には流木で作ったベンチを設置。ベンチから海を眺めた国分は「うわぁ、マジでいい!」と絶景に感動。すると森本が「この場所でテイスティングしていただきたいものが…」と、ある荷物をロープウェーで運んできてもらった。荷物の中にはお湯の入ったやかんとコップ、そして謎の粉末が。
実はこの粉末は大麦を焙煎(ばいせん)して作った大麦コーヒー。島で収穫した大麦を色が変わるまで焙煎し、石臼ですりつぶしたものをコーヒーの代用品にしたのだ。一口飲んだ国分は「島で飲んだもので一番おいしいね」とその味を大絶賛しつつ、「自分たちじゃさ、作業ばっかやってたからこんな空間作ろうと思ってなかったけど、子供たちのさ、どう無人島を開拓していくかっていう絵からここまで来たんだもん…」と感慨にふけっていた。
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