「幼稚園のバスみたい」な列車が超急勾配を登る…?大井川鐵道『アプト式列車』の驚きの仕組み【その②】

2024.4.15 17:15

お笑いコンビのかまいたちとタレントの指原莉乃がMCを務める『超無敵クラス』が4月 14日に放送。日本でたった2校しかない鉄道の技術や知識を学ぶ昭和鉄道高校で出会った、撮り鉄・松髙秀哉(まつたかひでや)くん、時刻表鉄・市川諒介(いちかわりょうすけ)くん、乗り鉄・額賀佳洋(ぬかがよしひろ)くん。そんな鉄道最強トリオもまだ生で見たことがないという、日本で唯一の『アプト式列車』を求めて、静岡県を走る大井川鐵道の旅に超無敵調査員のひまひまが同行した。

アプト式列車は狭い山間部のカーブやトンネルを走る小型車両。初めてアプト式列車を見るひまひまが「幼稚園バスみたいだね」と感想を漏らすような、ミニマムでかわいらしいビジュアルの列車。しかし、井川線の千頭駅で見たアプト式列車は、まだ最終形態の一歩手前。 さらに進んだ先の駅で、鉄道好きが大興奮の激レアイベントがあり、そこで最終形態が見られるのだ。そのために、千頭駅から45分山奥を進み、『アプトいちしろ駅』に到着。停車時間はわずか4分。各々の撮影スポットで激レアイベントを待っていると…機関車がやってきた。

アプト式とは急勾配を上り下りするためのシステムで、線路の真ん中にある歯形レールと、機関車に付いた歯車が噛み合わさり坂道を上っていく。この機関車と列車の連結する瞬間が、鉄道好きにはたまらないレアなイベント。ひまひまが歯型のレールを「真ん中のやつ、カドケシみたいだよね」と消しゴムにたとえるも、連結のレアイベントを前に、鉄道最強トリオは撮影に集中して反応ナシ。1キロの区間で90mも上がる、ここ井川線は日本一の急勾配ともいわれ、このアプト式が必要不可欠。日本でも、ここでしか乗れない連結車両とあって、鉄道最強トリオがどうしても撮りたかった場所だった。

撮り鉄の松髙くんは連結の瞬間を、車掌さんが旗を振る動きと機関車とのサイズ感を見せ、躍動感を演出した写真を撮影。市川くんが撮ったのは、後方から連結されるダイナミックさを表現した写真。

列車の連結も終わり、旅の最終目的地、“湖に浮かぶ秘境駅”を目指して鉄道旅を再開。ラストスパートに向けて4人で「えいえいおー」と気合を入れ直すも、差し出した手が誰も触れ合わず、スタジオでは「全員触らない!」「誰とも触れてなかった」と総ツッコミ。不器用ながらも、仲良く旅する4人を見守り微笑んだ。

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写真提供:(C)日テレ

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