昼下がりの喫茶店に押し入った強盗…現金を持って逃走する犯人を足止めした“身近にあるもの”とは

俳優の間宮祥太朗、SixTONESの田中樹、俳優の小高サラ、お笑いコンビ・宮下草薙の草薙航基と宮下兼史鷹が3月28日放送の『THE突破ファイル　映画もドラマも海上保安庁もコラボ！春の三大コラボ祭り2時間SP』の再現VTRに出演。喫茶店に入ってきた強盗を撃退するまでの一部始終を描いた。

ひがみっぽくてネガティブキャラの草薙がバイト先で遭遇した事件を“突破”する『草薙バイト』シリーズ。今回の舞台は老夫婦が経営する喫茶店。草薙と宮下、小高が働くこの喫茶店は改修工事を控えており、マスター夫妻は工務店に渡す多額の費用を用意していた。

昼下がり、客も少なくなり落ち着いてきた店内に、海外留学から戻ってきた織田（間宮）と、ベンチャー企業経営者の斉藤（田中）の2人組が来店。さらに店内には外国人観光客の夫妻が1組。草薙は夫妻に注文を聞きに行くも、英語がほとんど聞き取れず四苦八苦。困っている草薙の元に織田がやってきて、夫妻と英語でコミュニケーションを取り草薙をフォローしてくれたのだが、ひがみっぽい草薙は「黙れイケメン！」「困った俺を見て優越感に浸ってたんだろ！」と、助けてくれた織田に対してまさかの逆ギレをしてしまう。

そんな時、店内に2人組の強盗が押し入ってきた。年間1000件以上発生するという強盗事件、その3割は12時から18時までの昼間に発生しているというデータが。混みあうお昼時を過ぎ、客が減って落ち着いた時間帯を狙う犯行が多いのだという。

犯人は小高にナイフを突き付けて人質に取り、草薙にカバンを渡して店内にある現金を入れるよう要求。他の店員や客は結束バンドで両手を縛られて自由に動けない状態にされていた。おびえながらカバンにお金を入れる草薙に向かって、織田がしきりに口をパクパクさせている。よく見ると「けいさつよべ」と、無言で口だけを動かして草薙にメッセージを伝えていたのだ。しかしパニック状態に陥っている草薙には「けいさつよべ」が「ねえあるよね」、「れんらく」が「れんこんめん」に見え、「ねえあるよね？レンコン麺」という意味不明のメッセージとなって伝わってしまった。

たまらず織田が「お前らバカなことはやめろ！」と犯人を説得するも、逆に怒った犯人から殴られてしまう。織田はなおも説得を続けつつ、草薙に警察への通報を促し、ようやく意図を理解した草薙も手元のスマホからこっそり110番に電話した。しかし焦った草薙はスピーカーホンのボタンを押してしまい、警察からの「事件ですか？事故ですか？」という呼びかけが店内の全員に聞こえてしまうという最悪の事態に。

逆上した犯人にレジ内の現金をすべて渡すも「改装の金があるの知ってんだよ、早く出せ！」とさらに要求する犯人。工務店に改修費用を支払う話をたまたま聞いていたのだ。小高にナイフが突き付けられるのを見たマスター夫人は金庫の場所と開け方を犯人に伝えてしまう。改修費用を手にした犯人は逃走しようとするがその瞬間、転がっていたナイフを使って結束バンドを切った織田が斉藤にアイコンタクト。これを受けた斉藤が犯人を蹴り倒し、織田が取り押さえて犯人の1人を確保することに成功した。

しかし残った1人は現金の入ったカバンを持って店を飛び出して逃走。このまま逃すわけにはいかないと必死に策を巡らせた草薙は、おもむろに床に設置していた延長コードを取り外し、それを持って逃げた犯人を追いかけた。そして逃げる犯人の足元に向かって延長コードを投げつけると、コードは犯人の足元に巻き付いていき、犯人を転倒させることができた。これはロープの先端に石などの重りを付けた「ボーラ」という狩猟用の武器と同じ仕組みで、延長コードの先端にあるプラグの部分が重りの役割を果たし、遠心力で犯人の足に巻き付いたのだ。

その後、追いかけてきた織田と斉藤によって犯人は取り押さえられ、見事事件は解決。草薙は「よくあんな方法思いつきましたね」「カッコよかったですよ」と褒め称えられた。

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写真提供：（C）日テレ