賀来賢人「子どもがとんでもない作品を作る時代になる」映像新時代を確信した理由とは?
2024.3.12 12:20「いよいよここまで来たんだなっていうのを実感しました」と興奮気味に語ったのは、俳優の賀来賢人。iPhoneのみで撮影されたショートフィルムの試写会に登壇し、そのポテンシャルに心を躍らせていた。
今回披露されたのは、iPhoneのみを使った撮影企画の一環で“マンガの神様”と称される手塚氏の隠れた名作『ミッドナイト』を実写化した約19分のショートフィルム。激しいアクションにもブレを感じさせず、画の色彩や質感、明暗など、フィルム作品さながらのクオリティーとなっている。
撮影に使用されたのはiPhone 15 Pro。未体験の撮影に主演を務めた賀来は、「iPhoneのサイズ感でしか入り込めないアングルってあると思っていて、僕のアクセルを踏む足の真横の位置まで、普通のカメラだったら絶対に入り込めない位置まで入り込める」と、機動力に驚きを隠せない様子。
また、完成作品を目の当たりにし、「めちゃめちゃ興奮しましたね。ここまでのクオリティーは想像してなかったです。iPhoneで映画を撮るなんてちょっと前までは考えられなかったじゃないですか。でも、いよいよここまで来たんだなっていうのを実感しました」と、そのポテンシャルを絶賛。
自身もプライベートで映画風に撮れる機能“シネマティックモード”を使用することがあるそうで、「子どもの生態を撮るのにハマっているんです。ドキュメンタリー映画みたいになるんですよ。僕なんかのレベルでもけっこう一丁前ないい感じの雰囲気の絵が撮れちゃうんで、おすすめです」と2児のパパの一面も垣間見せた。
作品を手掛けた三池崇史監督はiPhoneの可能性について、「プロ用の撮影器材には無い力っていうのは明らかに持っているので、一番魅力的なのはそれ(iPhone)を子どもたちも持っている。やるかやらないか、何を作るか。そういうものを僕らは普段手にしてポケットに入れてるんですよね。すごいなと思います」と語ると、賀来も「誰でも撮れるっていうのがいよいよ証明されたというか。お子さんがとんでもない作品作る時代になるんだろうなっていう確信があります」と映像作品の未来に期待を込めていた。