有明海の最恐エイリアンを狙え！“高校生から水族館館長”の亀井くんに密着…そして、せいらと涙の別れ

お笑いコンビ・かまいたちとタレントの指原莉乃がMCを務める『超無敵クラス』が3月3日に放送され、番組の恒例企画の第18弾『高校生から水族館館長の亀井くん』が放送された。3月に番組卒業を控えた相棒のせいら（安斉星来）とは今回が最後のロケ。決戦の地は2人の原点となる“初ロケ”の場所。想像を絶する2人のラストハントとは…？

2人の出会いは2021年11月。2年半にわたる密着も今回が最後になるため、川沿いを自転車で走りながら思い出話をする亀井くんとせいら。「一番楽しかったのは？」と亀井くんに聞かれるせいらだが「全部きつかったかも」と言うと、亀井くんも「間違いない」と納得。せいらから「せいらにキュンとか、かわいいは？」と聞かれると「割と常にですね」という答えに「びっくりしちゃった！」と驚くせいら。「最終回にして告白！」「今更ですか？」という2人のやりとりに、スタジオからも驚きの声があがった。

今回はせいらの卒業を祝うため、狙うのは過去最恐の魚『有明海のエイリアン』。「この地球上のものとは思えない見た目をしてますよ、あれは」という亀井くん。絶滅危惧Ⅱ類に選定されるという『有明海のエイリアン』は、巨大すぎる口に大きな牙を持つ肉食性の怪魚だという。2人のラストチャレンジにふさわしく、出会った原点の場所で“有明海のエイリアン”捕獲に挑戦する。

初ロケでは干潟を一歩も歩くことができなかったせいらだが、あの日から2年半が経ち、干潟を歩けるように！しかし一筋縄ではいかないのが『有明海のエイリアン』。干潟の中に30㎝ほどの穴を掘って生活する『エイリアン』を捕獲するには、巣穴と思われる穴に、素手で直接突っ込み掘り起こすしかない。「怖いよ～」と恐る恐る手を入れるせいら。これまでたくさんの魚を捕ってきたが、姿の見えない相手に素手で挑むのはかなりの難易度だ。それでも全身泥だらけになりながらひたすら掘り続ける2人。「最後くらいは自分がバンッと捕って見送ってあげたいなと思って。（せいらの）喜ぶ顔が見て見たいですね」という亀井くんの言葉に、MCの指原莉乃は思わず涙。心を無にして掘り続けること1時間、亀井くんから「捕れた～～～！！」の叫び声が！

「これが“有明海のエイリアン”です」と亀井くんが見せて来たのは『ワラスボ』。そのグロテスクな見た目に「せいらこんなヤツ触ろうとしてたわけ？」と悲鳴をあげるせいら。ワラスボは泥の中にいるため、光が届かないので目が退化しており、大きな牙で泥の中の貝や甲殻類を捕食しているんだという。「日本の川魚の個性ってヤバいんだぞっていうのを分かりやすく伝えてくれる生き物になるんで、最後にせいらさんには“日本の川魚ってスゴイんだぞ、日本の川魚っておもしろいんだぞ、日本の川ってスゴイんだぞっていうのを、これをもって伝えたかったんですよ！」と語る亀井くん。「たしかに亀さんと出会ってなかったら、こんなの見なかっただろうね。この人生で…」と言うせいら。そして別れの時が…。

せいらからは亀井くんに手紙とプレゼントが。つらいロケに嫌だなと思うこともあったけれど、いつの間にか自分が夢中になっていたという気持ちを伝えたせいらは、「今までありがとう。また会う日まで」と手紙を読んだ。そして、いつものように笑顔の2人だが、亀井くんからも驚きの告白が…！

「（水族館の）館長辞めます」と突然明かすと。せいらは「え～～～、何で？」とビックリ。「自分、亀井裕介なりの仕事の方法を見つけていこうかなと」と思いを語り、続けて「館長辞めさせてもらいますと報告したら、“名誉館長”に」と驚きの報告が。

スタジオのゲストでフリーアナウンサーの羽鳥慎一も涙を浮かべながら、「見た目も気持ち的にも大人になって…途中参加させてくれてありがとう」と感謝の言葉を伝えるとスタジオも号泣。2年半にわたる、亀井くんとせいらの146時間に及ぶ戦いが幕を閉じたのだった。

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写真提供：（C）日テレ