『月が導く異世界道中 第二幕』移住者オーディション開始…エマの厳しい“秘書っぷり”に視聴者「過去一恐ろしい」
2024.2.22 18:15声優の花江夏樹が、主人公・深澄真(みすみ まこと)の声を務める『月が導く異世界道中 第二幕』。第七夜が2月19日(月)よる11時から放送された。本作は、Webサイト『アルファポリス』刊行中の同名作品を原作とした“世直しファンタジー″で、2021年の夏に放送された第一幕(全12話)の続編。キャラクターを演じる豪華声優陣も話題を集めている。深澄真の声を人気アニメ『鬼滅の刃』の竈門炭治郎役で知られる花江夏樹、同じく『鬼滅の刃』で炭治郎の妹・禰豆子を演じた鬼頭明里が従者の澪役、更には『僕のヒーローアカデミア』麗日(うららか)お茶子役の佐倉綾音、『呪術廻戦』七海健人役の津田健次郎など、人気声優たちが名を連ねている。
■久しぶりの亜空
第七夜(話)のタイトルは「新メンバーオーディション」。真(声:花江夏樹)が従者・識(声:津田健次郎)と亜空へ戻って来ると、異様な暑さに包まれていた。その原因は、真が亜空の外に出現させた“霧の門”が影響しているためだ。門を使った場所や作った場所の位置情報が複雑に反映されているようだったが、詳しい原因は分からないので詳しく調べてみることになる。「僕の動きで気候まで変わるって…これじゃ気軽に旅行もできない」と嘆く真だった。
久しぶりに帰って来た真を、首を長くして待っていた一同は、真のための宴会を始める。宴会で従者・澪(声:鬼頭明里)が差し出した料理を食べた真は大絶賛。「僕好みだ!すごくおいしい」そう言う真の言葉に澪は感動の涙を流すのだった。澪の涙と、出ている料理はほとんど澪が作ったものだと従者・巴(声:佐倉綾音)から聞き驚きを隠せない真。前回澪と意外な再開をした勇者・音無響(声:加隅亜衣)に教えてもらい、めきめきと料理の腕をあげているのだった。「わたくしは料理の真(しん)の喜びを知りました!次はもっとおいしいものをご用意します!」と張り切る澪は、その足でツィーゲにいる響のもとへ向かうのだった。
■響との別れ
しかし響はリミア王国からの帰還命令が下され、ツィーゲから戻ることになる。「私にはやることが、やらなければいけないことがあるんです!」。そう澪に言う響の真剣な目を見て、「もっともっとお料理を教えてほしかったですけど、仕方ありませんわね」と響との別れを受け入れる澪。魔物との戦いで助けてもらった澪への感謝を伝える響は、「私と一緒に来てほしい」というが、澪は「嫌です」と即答。「わたくしは世界などどうでもいいです。大切なのは若様だけ」という澪。「いつかリミアにも来てくださいね。もう少しレシピを思い出しておきますから」、そう言って別れる澪と響だった。
■オーディションスタート
識の指示で農地の改良を行い、収穫量も増え食料の心配もなくなった亜空。さらに豊潤な土地になっていることから、当初の予定通り亜空の住人を増やすことに。巴、澪、識がそれぞれの種族を推薦し、面接をすることになる。
選考基準は“食生活を含めた種族としての在り方”、“社交性の有無”、“特殊能力”を踏まえた3種族が面接を受けることに。各種族の代表が出向いていることを聞いた真は、「こっちから出向くんじゃないんだ。呼びつけるのはなんか偉そうな気も…」という真に、「移住は彼らの望んでいること。代表が出向くのは当たり前です!主としての威厳を…!」と厳しくするエマ(声:早見沙織)。普段は温厚のエマだが怒ると怖いといわれており…迫力を持って迫るエマに、及び腰の真だった。
■1組目・翼人(推薦・識)
最初の面接に現れたのは識が推薦する翼人で長のカクンとショマ。飛びながらあいさつする翼人たちに「それで、いつまでそのような高い場所に?」と真より高いところにいるのが気に食わないと感じたエマに言われ、慌てて下に降りる翼人たち。真に対する無礼な態度を徹底して許さないエマだった。“先住民たちと身分の差もなく能力に応じた仕事を与える”という提案に涙を流す翼人たち。「だれとも奪い合わずにこれだけの場所に住めるなんて…!」、そう言って泣き出す翼人たちに「気まずいなぁ」と思う真だったが、合格させることにする。
■2組目・ゴルゴン(推薦・巴)
目隠しをして現れるゴルゴン族の女性2人。その瞳にはあらゆるものを石化させる能力があるという。真に促され目隠しを外す2人。女性しかいない種族のため、繁殖には他種族の男性から精気を吸い取っていたという。その言葉に「目隠しで精気を吸うって!?」とドキドキが隠せない真。「他の住人の方がこの目に耐えられるかどうか…」と心配するゴルゴン族だが、“目隠しと同じ効果になるものを作る”と約束する真。石に変えたものを戻すことができないゴルゴン族だが、真の能力で、元に戻すことができることが分かり、「一生目隠し生活だと諦めていたのに…!」と涙し、「どうかここに住まわせてください」と詰め寄る。その豊満な体を前に「こちらは不倫とか三角関係とか、ドロドロなのは勘弁してくれれば…」とドギマギする真。そんな真を冷ややかな目で見るエマだったが、ゴルゴンは無事合格する。
■3組目・アルエレメラ(推薦・澪)
妖精と精霊の中間というアルエレメラ。「フェアリーより偉いんだ!下位の精霊だったら従えることもできる!」と飛び回る生意気なアルエレメラたちが気に入らないエマ。「探索に役立ちそうだね。小さいし」と言って、移住の準備を始めさせようとする真だが、「私は反対です!こんな落ち着きのない連中を亜空に入れたら大変です!」とエマは大反対。無礼なアルエレメラに対しても優しく接する真に「これは面談ですよ、しかも種族の未来をかけた…!仮にも代表がする振る舞いですか!?若様はこの連中に甘すぎます!」そう詰め寄るエマ。するとアルエレメラたちがエマに向かって「豚のくせに」とNGワードを。怒ったエマに追い回され大騒ぎとなり、アルエレメラたちの移住は“保留”となるのだった。
一方のロッツガルド学園では、新たな生徒の噂が…。真の生徒たち、ミスラ、ダエナ、イズモ、ジンの男子4人が話している。「おいおい聞いた?来週あの2人が戻って来るってよ」。典型的な成金で性格は最悪。そのくせ成績は伴っていて生徒どころか講師まで何人も再起不能にしてきたという。「レンブラント姉妹、問題を起こさなきゃいいけど…」。新たな問題児相手に、真はどう対応するのか…。
久しぶりに亜空に帰った真に、視聴者からは「やっぱり亜空のメンツは面白い」「エマさんブチギレ!過去一恐ろしい」「エマさんがしっかりしてて頼りになりますな」「緩んだ空気を引き締めるエマさん、真も頭が上がらない裏ボスだね」とエマのしっかりぶりが話題に。また「料理褒められて喜ぶ澪かわいい」「澪ちゃんずっと真のために頑張ってたもんね」など、澪の料理が真に褒められたことを喜ぶ声が多く上がった。
『月が導く異世界道中 第二幕』次回は2月26日(月)よる11時よりTOKYOMX、BS日テレ他にて放送予定。
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