山田裕貴「1人の心を動かすだけでもこの仕事をやってる意味がある」役者歴14年目 俳優としてのこだわり語る

2024.2.22 13:00

「130年の歴史の一つに僕ものっけさせてもらえたら…」
しみじみと語ったのは、俳優の山田裕貴。ビールメーカーの新商品PRイベントに登場し、ビール製造工程を俳優業に重ね合わせ、共感する思いを語った。

130年の歴史をもつ老舗ビールブランドのアンバサダーとしてCMにも出演している山田は、「18歳の頃から漠然とビールのCMに出ている俳優さんはすごい方がいらっしゃるので、ビールのCMに選ばれるような俳優さんになれたらなと夢見ながら。“俺、ビールのCMやる俳優さんになったんだ”っていう、自分を客観視した変な感覚で自分を見てしまっているんですけれども、すごくうれしいです」と下積み時代の夢がかなったことをかみ締めた。
そして、「130年続くっていうことは、いろんな変化や研究を重ねてここまで来ていると思う。醸造家さんたちの苦労や悩み、葛藤が今ここにあらわれている。俳優が作品を作るうえで一つの役にどれだけ思いを乗っけるか、どうやったらいい作品だなと思ってもらえるかを毎日考えながら生きているので、通ずるところはあるのかな。僕もその歴史の一つにのっけさせてもらえたら」とビール醸造と俳優に共通するプロ意識やこだわりを語った。

特別に醸造工程の一部を体験させてもらうことになった山田は、初めて麦芽を目にすると、「甘い香りがします!おしるこを嗅いだときのような感覚を感じます!」と興味津々。麦芽を醸造タンクに入れながら「おいしくなーれ!めちゃくちゃいい香りがする!」と普段できない体験に感激していた。


ビール醸造を体験する山田
冷えたビールを味わう山田

新商品のビールで乾杯し、「最高!」と心から叫んだ山田。醸造所がある東京・恵比寿の思い出について、「今年34歳になるので16年前ですか、名古屋から上京して恵比寿のお芝居の養成所に通ってたんですね。2年間ほどエキストラをやったり舞台のセットを組み立てたりしながらやってた日々があったので、何か嫌なこと、苦しいことがあると恵比寿ガーデンプレイスに寄って、たそがれて、ポツンと一人で座りながら街行く人たちを眺めたりしてたんですよ」と感慨深げに語ると、「俳優を始めて14年目になりますか、いろんな作品を作るために、いろんな役をちゃんと生きるために、人の心を考えながら日々生きています。それがどういうふうに伝わるかわからないけれども、1人の心を動かすだけでもこの仕事をやってる意味があるなって思うし、この(ビール)1杯で“気分が落ち着いたな”とか、“良いひと時になったな”と思う1杯を僕も一緒に寄り添って届けていけたらいいなと思っています」と最後まで繊細なビール醸造に共感していた。

サッポロビール 新TVCM ヱビス『クリエイティブブリュー #03シトラスブラン』篇は現在放映中。

画像提供:ヱビスブランド PR発表会

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