ヒロミ 家賃100万円、渋谷の一等地でも…なぜかつぶれない“ケバブ屋”の秘密に納得「俺たちが間違っていた…」
2024.2.20 11:25タレントのヒロミと市川紗椰、お笑いコンビ・チョコレートプラネットが出演する『ブラックボックス』が2月18日に放送。売れてなさそうな店でもなぜかつぶれないケバブ屋の謎に迫った。
渋谷、六本木、白金高輪など、都心の一等地に目立つケバブ屋。東京23区だけでも89店舗がひしめいてる。タピオカや高級食パンなどは数年のブームで姿を消したが、ケバブは10年、20年続く店も多い。その中のひとつ、渋谷センター街の『マモケバブ』を調査することに。
定点観測したところ、客層は10代から20代が多く、目立ったのは地方から来た若者。地元にはケバブ屋がないのだとか。しかし最大の客層は外国人。理由を聞いてみると、「ムスリムが食べられる」からだという。ケバブで使う肉は、鶏肉と牛肉。食べてはいけない豚肉は使わない。イスラム法に則った調理法を守り、ハラール認証も受けている。マモケバブの週末金曜日の客は400人以上のうち約270人が外国人だった。
24時間営業も強みで、深夜の客の受け皿に。しかし利益率は高くなく薄利多売。人件費は売り上げの約3割で、家賃は渋谷センター街なら月額100万円はかかるといい、ギリギリでやっているという。
ではなぜ、儲からなくてもケバブ屋を続けるのか。店主たちに聞くと、あるカリスマの存在が明らかに。その人物は秋葉原でケバブ店を営む、ガーナ人のマイガ・モーゼスさん、52歳。25年間ケバブ屋を続けていて、現在ケバブ屋をしている人たちの6割は彼の弟子だという。2010年にアメ横でケバブブームを巻き起こしたのもモーゼスさん。彼をはじめ、多くの店がほとんどもうけがなくギリギリだというが、モーゼスさん曰く、店を続けているのは「助けてくれた日本人への恩返し」とのこと。他の店の主人たちからも、口々に日本への感謝の言葉が。
スタジオのヒロミは、“怪しいもうけ”と決めつけていたことに「俺たちが間違っていた」と謝罪。市川も「私たちがいかに汚れていたか」と反省した。