菅田将暉『きみセカ』主題歌制作もNG連発…竹内涼真「曲聴くの1回やめた」背景とは
2024.2.8 19:45『劇場版 君と世界が終わる日に FINAL』公開記念舞台あいさつが7日都内で行われ、俳優の竹内涼真と俳優で歌手の菅田将暉、監督の菅原伸太郎が登場。主題歌「谺(こだま)する」を担当した菅田だが本編にもサプライズ出演していることが明かされた。
『君と世界が終わる日に』(通称:「きみセカ」)は2021年1月に日本テレビと Hulu 共同製作ドラマとして、放送がスタート。ゴーレムウィルスというかまれたら化け物になってしまう“謎の感染症”によって突然日常を奪われた人々の過酷なサバイバルを3シーズンに渡って描いてきた「きみセカ」だがこの度劇場版として完結。
主題歌制作に関して「“お疲れ様って言ってあげたい。響(竹内涼真)に対する曲を流してあげて欲しい”って言われて作りました」と言っていた菅田だが実は背景に何度も作り直しを言われたとのこと。
菅原監督は菅田に「これ言ってもいい?」と確認すると「一度作ってくれた曲が1曲あったんですけど優しさよりもかっこよさが勝っていて“もう1回作り直していただけませんか?”って人づてに言ってもらって…」と暴露。すかさず菅田は「もう1回じゃない。何ラリーもさせていただいた。監督とは役者として共演したこともあったんだけど初めて“違う”って言われた」と楽曲制作にまつわるエピソードを明かした。
また竹内は「菅田くんが主題歌をやってくれるって聞いた時、最後映画もう1回頑張れるかなっていう前向きな気持ちになった。撮影の終わりくらいに(出来上がった主題歌を)もらったけど曲聴くの1回やめた。終わっちゃう気がして。撮影が終わってから聞こうと思って。撮影が終わってから聞いて、すごく新しい感情になった。あの歌を最後聞いた瞬間に映画の撮影が完結した感じですね」と感慨深そうに語った。
この日は菅田が本編に特殊メイクでサプライズ出演していることも明かされ
菅田が「今までで1番難しい役だった。人間的反応をどこまでするかが難しかった」と話すと竹内は「久しぶりに会ってうれしかったんだけど、(特殊メイクをしているので)誰だろう?っていう感じ。すごいよねーっていうテンションの入りでした。アクションシーンは2人の絶妙なあうんの呼吸みたいなのがないと成立しない。すごい少ない言葉数で本番を迎えたけどあの瞬間につながった気がしてうれしかった」と仲の良さが伺えた。
質疑応答コーナーでは竹内が会場にいた男の子を逆指名。「あんなにボコボコに痛くない?」との問いに菅田は「最後めちゃめちゃ吹っ飛ばされて結構痛かった。大丈夫だよっていう顔したよ。でもだいじょばなかった。痛かった」と回答。
竹内も「痛いんだけど痛いだけじゃない、信頼関係がある。優しさがある。だからあんまりケガしない。でもちょっと痛いよ」と本音を語った。
写真撮影の時間になると劇中に現れたゴーレムが登場。観客を驚かせると会場中から悲鳴が。竹内は一部恐怖から泣いてしまったお客さんに退場時声をかけるという“響”さながらの優しさを見せた。
映画『劇場版 君と世界が終わる日に FINAL』
公開中
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