花江夏樹主演アニメ『月が導く異世界道中 第二幕』初授業で真&識の異次元レベルの実践に「実力分からせ展開好き」
2024.2.8 18:452024年2月5日(月)よる11時、TOKYOMX、BS日テレ他にてアニメ『月が導く異世界道中 第二幕』第五夜(話)が放送された。本作は、Webサイト『アルファポリス』刊行中の同名作品を原作とした“世直しファンタジー″で、2021年の夏に放送された第一幕(全12話)の続編。キャラクターを演じる豪華声優陣も話題を集めている。主人公・深澄真(みすみまこと)の声を人気アニメ『鬼滅の刃』の竈門炭治郎役で知られる花江夏樹、同じく『鬼滅の刃』で炭治郎の妹・禰豆子を演じた鬼頭明里が従者の澪役、更には『僕のヒーローアカデミア』麗日(うららか)お茶子役の佐倉綾音、『呪術廻戦』七海健人役の津田健次郎など、人気声優たちが名を連ねる。
(以下、アニメ最新話までのネタバレを含みます)
■識がドハマり中『クリーム鍋』
第五夜(話)のタイトルは「それでは授業をはじめます」。無事、ロッツガルド中央学園での教員採用試験に合格した真(声:花江夏樹)は、念願の新店舗の開店許可を手に入れる。絡まれているのを助けた少女ルリア(声:広瀬ゆうき)が働く料理屋・ゴテツ亭には、すでに常連の勢いで訪れていた。それもこれも従者の識(しき/声:津田健次郎)が店の激甘クリームに肉と野菜が入ったクリーム鍋にドハマりしてしまったから。ゴテツ亭に通ううちに、ルリアとの距離も縮まり、親しげに話すようになっていた。「クズノハ様は学園にお勤めされるんですよね?でしたら学園に私の…」と言いかけるルリアだったが、店が混んできて話の途中で行ってしまう。そんな話も聞かず、識は「あ~この甘さがしみる~♪」と満足げにクリーム鍋をたいらげ、おかわりを所望していた。
■司書・エヴァの正体
授業内容などについての確認のため、学園に呼び出された真。そこへ常勤講師のブライトがやって来る。座学だが、真と同じく戦闘技術を教えているというブライトは、自分の生徒たちの中から興味のありそうな生徒を真の実技中心の授業にまわしてくれるという。「今年は特に優秀な生徒ばかりですよ。浮遊術式や念話を使えるものもおりますので」。それを聞いた真は、町でルリアに絡み浮遊術式を披露していた生徒たちの事を思い出す。「じゃああいつらも…。優秀ねぇ」。「聞けばクズノハ先生は高い能力をお持ちだとか。楽しみにしていますよ」とブライトの言葉に直感的な引っかかりを感じる真。
図書室にやって来ると、司書のエヴァ(声:井澤詩織)に声をかけられる。真の探している本の名前を聞くと、「あら地味な内容ですね。クズノハ様にしては」とすでに真のことを知っているエヴァ。警戒して瞬時に魔法障壁を張る真を見て「すごい。一瞬で魔法障壁を展開。まるで手品ですね」と落ち着いた様子で拍手する。
「何者だ?なぜ私の名を知っている?」数百人もいる講師の中の、しかも新人をすぐに覚えているとは信じられないと言う真だが、「試験官と食事した時に聞いた」というエヴァ。「本当にそれだけか?」とエヴァへの警戒を解かない真に「あと、ゴテツ亭のルリアは私の妹です」。エヴァとルリアは姉妹だった。ゴテツ亭でルリアが言いかけていたのは姉のエヴァの事だったのだ。
■それでは授業をはじめます
翌週、真の初授業の日。ブライトから紹介されてきた10人の生徒たちがやって来る。生徒たちにナメられないように、真は憎まれ役を演じることに。異なる属性の魔法を同程度に扱える者がいないと分かると、「君たちの実力は分かった。残念だがこのままだと一生三流で終わるだろうな」。そう言い放つ真に生徒たちは「私たちはそれなりの実力で入学しました!」「魔術はまず得意な属性を一つ選んで極めるってのが常識なんですけど」と真に腹を立て反発。「その1つを見破られた場合、戦場では紙切れのように引き裂かれる。少なくとも3つの属性を同時に使えなければ話にならない!」。そう真に言われ、ぐうの音も出ない生徒たち。「理想を語るのは簡単ですけど」「先生はできるんですか?」と言われ、真と識の模擬戦闘を見せることに。「我々の力量を判断してもらおう」。
識の持つドワーフの杖(つえ)からは、属性の入り乱れたすさまじい魔力を感じる生徒たち。しかし真からは何の魔力も感じられない。識の素早い先制攻撃で終わったと思う生徒たちだが、魔法障壁でガードしている真に攻撃は全く通じていなかった。「識も早く動けるようになったね。契約直後は走るのもやっとだったのに」。識の成長を感じながら余裕を持って戦闘を続ける真。識は巴と澪に鍛えられた成果を真に見せようと全力でぶつかって来る。真が攻撃すれば、識が障壁でガードし、激しい攻防が続く。「あまり長引かせても仕方ない」「次で終わりにしましょう」。2人が呪文を唱え、お互いの魔力をぶつけ合うと、辺りに激しい粉塵(ふんじん)が起きる。粉塵が収まり、生徒たちの視界に真と識が見えてくると、「参りました」。そこには真にひざまずいた識の姿があった。真が生徒たちを見ると、全員が恐怖におびえていたため“あれ、これ1人も残らないかも…”と不安を感じる。生徒たちの反応は様々。おびえて「絶対に無理!」という女子たちや「オレは学園に来て初めて師匠と呼べる人に出会えたかもしれない!」と興奮する者も。
■戒めの矢
時を同じくして、ステラ砦をかけたヒューマンと魔族の戦争中にできた湖・星湖の調査に乗り出している巴。その最中、戦争に参加していたというヒューマンと出会う。「(星湖は)我々に対する罰だ。ヒューマンと魔族の争い、それを許さぬ彼の方の…」と語るヒューマン。青と赤の衣を纏いし魔人が、すべてを破壊する戒めの矢を放ったと言う。巴はヒューマンの記憶をのぞいてみると、「まさか嫌がらせ程度で景色まで変えてしまうとは」と大笑いする巴。その魔人の正体は真の事だったのだ。「はて、これをどう伝えたものか…」。
■初授業後、残った5人の生徒
真の授業には5人の生徒が残った。1人目はロッツガルド出身の『ミスラ=カズパー』、2人目は既婚者の『ダエナ=セブルス』、3人目は女子学生『アベリア=ホープレイズ』、4人目はローレル連邦出身の『イズモ=クサカベ』、5人目は剣士志望の『ジン=ロアン』だった。真は全員の魔力を見極めるために、全力でかかって来るように5人の生徒たちに言う。1人、また1人と倒れていき、あっという間に全滅する一同。「限界について知っていても、体験しなければ意味がない。反省点はきちんとレポートで提出するように!」と言い、鬼畜ぶりを見せる真だった。
夜、識と生徒たちについて話している真。各生徒のタイプも分かってきたので、「先生なんてガラじゃないけど、できるだけ頑張ってみるよ」と臨時講師に前向きになって来る。その一方で、奥まった路地裏の一室で暗殺ギルドと密談している人物がいた。「早急にあの臨時講師を消せ」。そう言って振り向いたのは、常勤講師のブライトだった…。
真のまさかのスパルタ授業だが視聴者からは「スパルタ&実力分からせ展開好き」「最初が肝心だからいい流れだと思う」という好感の声が。さらに「残った5人はみんな気合い入っていて好きだ」「教え子になんかかわいい子出て来た!」と新キャラに対する注目も集まった回となった。
『月が導く異世界道中 第二幕』次回は2月12日(月)よる11時放送予定。
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