衝撃の映像化「連続ドラマW 坂の上の赤い屋根」“黒い感情”を抱える追加キャストが解禁
2024.1.30 13:45人間の心の暗部を描くイヤミスの名手のひとり、真梨幸子原作の「連続ドラマW 坂の上の赤い屋根」が3月3日 (日)午後10時よりWOWOWで放送・配信となる。今回追加キャストが発表された。
物語は、新人作家が18年前の“女子高生両親殺害事件”をモチーフにした小説企画を、出版社の編集者に持ち込んだことから始まり、やがて登場人物たちが抱える嫉妬、劣等感、孤独、過去など“黒い感情”の正体と事件の真実が明らかになっていく……。
これまで発表されていたキャストは、主人公の轟書房編集者・橋本涼役を演じる桐谷健太。そして新人作家・小椋沙奈役に倉科カナ、「女子高生両親殺害事件」の主犯格とされる死刑囚・大渕秀行役にA.B.C-Z の橋本良亮、大渕と獄中結婚した法廷画家・礼子役に蓮佛美沙子。大渕に破滅させられたパトロンでもあった元編集者・市川聖子役に斉藤由貴ら、WOWOWの数々の傑作ドラマに出演してきた実力派俳優陣が顔をそろえる。
そしてこの度、新たな追加キャストの面々が明らかとなった。 轟書房のカリスマ編集者笠原智子役に渡辺真起子。部下の橋本と小泉をはじめ、かつて上司と部下の関係だった市川聖子など、周囲の人を利用しようとする。渡辺は同著者の原作の WOWOW の人気ドラマ「連続ドラマ W 5人のジュンコ」にも出演した真梨幸子ファンも唸る注目キャストだ。新人作家の沙奈の母親・小椋美江役には宮崎美子が出演。沙奈に過剰なまでに過保護な一面があり、事件を追って小説執筆に没頭する沙奈を心配する。その歪な母娘の関係の背後にある事情とは……。温かみのある母親役を演じることが多い宮崎が演じる今回の母親役には初日から制作陣も息を呑む怪演だったという。さらに、法廷画家の礼子の母親・鈴木孝子役には床嶋佳子。死刑囚の大渕と獄中結婚した娘を案じているものの、娘に本当の意味で向き合えていない。橋本良亮演じる大渕に洗脳され、開業医の両親を惨殺し無期懲役となった青田彩也子役には工藤美桜。「親愛なる僕へ殺意をこめて」(2022 年/CX 系)の拷問シーンでの熱演で話題を呼んだ工藤が本作で挑むのはさらなるダークな新境地で、女優としての勝負作になりそうだ。続いて、死刑囚の妻となった礼子の弟で大手銀行員の鈴木洋平役には、WOWOWドラマ初出演となるTravis Japanの七五三掛龍也。姉の不器用な生き方に黒い感情を抱く役で、役作りのためにトレードマークの金髪を黒髪にして挑んだ。轟書房で主人公の 橋本の同僚・小泉役には西村元貴。上司の笠原に事件の小説の企画を進める橋本と沙奈を監視するように命じられ、巻き込まれていく。
さらに、本作のポスターと 90 秒のスペシャル予告が解禁となった。ダーク・ミステリーを想起させるタイトルと同様の赤い屋根の家を、人物が囲うように並ぶ印象的なビジュアル。 “この悪はあなたにも存在するかもしれない”と観る者に訴えかけるキャッチコピーと、それぞれが思惑を巡らせる表情の中、真直ぐに視線を向ける主人公の橋本が見つめる先に何が待ち受けるのか、その真実は本編で明らかに――。さらに、90 秒の本予告映像も解禁。「女子高生両親殺害事件」とその事件をモチーフにした小説化を発端に、取り巻く登場人物たちの闇が浮き彫りとなり……。そして、予告の終盤には事件の女子高生に関連する衝撃的な“ある疑惑”が垣間見え、観る者を引きずり込んでいく仕上がりだ。
<ストーリー>
閑静な住宅街にある赤い屋根の家――。18 年前、この家で開業医の両親を殺害し遺体を切り刻んだのは、実の娘の青田彩也子(工藤美桜)と、その恋人・大渕秀行(橋本良亮)だった。世間を震撼させたこの事件は、大渕が裁判中に「早すぎた自叙伝」を出版し、過去に女子児童に手を掛けたことを告白。裁判では彼に洗脳された彩也子が凶行に及んだとされ、主犯の秀行は死刑、彩也子には無期懲役が確定した。それから数年後。「早すぎた自叙伝」を担当した轟書房の編集者・橋本涼(桐谷健太)のもとに、新人作家・小椋沙奈(倉科カナ)から事件をモチーフにした小説の企画が持ち込まれる。橋本と沙奈の2人は小説の連載を実現すべく、大渕死刑囚と獄中結婚した大渕礼子(蓮佛美沙子)や、大渕のかつての愛人で元敏腕編集者・市川聖子(斉藤由貴)ら関係者たちの取材を始めていくうちに、黒い感情に引きずり込まれ……。その先には誰も知らない衝撃の真実が待ち受ける。