カズレーザー『座りすぎ』生活に“がん”“認知症”などの病気リスクが…専門家が推奨する改善法とは
2024.1.24 10:15お笑いコンビ・メイプル超合金のカズレーザーがMCを務める『カズレーザーと学ぶ。』が23日に放送された。今回は『生活習慣改善』をテーマに、『5分で血液がドロドロ!?座りすぎが寿命を縮める!?』という講義で専門家が最新研究で明らかとなった座りすぎが健康に与える影響について解説を行った。
専門家が紹介した研究によれば、1日11時間ほど座っている人は、4時間未満の人と比べて40%ほどさまざまな病気で亡くなるリスクが高いという。座り続けると下半身の筋肉活動が停止状態になり、下半身の血流が悪くなるため血液がドロドロになってしまうそうで、血流の悪化が糖尿病や認知症、がんなどの発症リスクを上げる原因になるそうだ。
解説を受けてカズレーザーは、筋肉の活動と病気の発症リスクについて「糖尿病、認知症とかメンタルヘルスっていうのは、運動量の大小と結構リンクしてるなと思うんですけど、がんっていうのはどういう」と疑問を投げかけた。専門家は、積極的に体を動かすことで結腸がん予防に効果があるほか、がんになった人がその後適切な運動をすることで、問題を解消した事例もあり、運動とがんには結びつきがあると語った。
さらに悪い姿勢で座り続けると、骨盤の位置などが変わることでお腹が出やすくなったり、筋肉の緩みでたれ尻になったりする危険性もあるという。特に日本人は平均で1日7時間も座っているそうで、昨年11月に厚生労働省が発表した身体活動・運動のガイドライン案に盛り込まれるほど座りすぎが問題視されている。専門家は30分に1回立ち上がり少し体を動かすことを推奨し、日常生活の中で立つことが難しい場合は、つま先とかかとを交互に上げ下げする運動や、貧乏ゆすりも一酸化窒素が増加し、血管が柔らかくなり、血流の改善に効果的だと紹介した。
講義を総括したカズレーザーは「座ってる時間が長いのは、やっぱりそれは体によくないと思うんですけど、根本的に座っている時間が長くならざるを得ない生活をうまい具合に社会全体で変えなきゃダメなんだろうなと思いますね。無駄に座っている時間がやっぱあるんだと思うんですよ。極力やっぱりなくすべきだとは思います」と現代社会に対して問題意識を投げかけた。