木村多江「父に恥ずかしくないように生きたい」 50年前に家族と暮らした“シンガポール”で見せた涙の理由は?

2024.1.13 08:15

1月13日よる11時から放送の日本テレビ『Google Pixel presents ANOTHER SKY (アナザースカイ)』のゲストは俳優の木村多江。50年前に家族と暮らした“シンガポール”で、自らのルーツをひも解く。

父の仕事の関係で産まれてまもなくから2歳半まで住んでいたという“シンガポール”を訪れ、「すごい裸足(はだし)が好きなの」「寒いより暑さに強い」と、体が覚えている感覚がよみがえった木村。半世紀前に住んでいた家を訪問すると、自らの始まりの地で「ここら辺に住んでたんだ、不思議」とかすかな記憶と答え合わせをし、「私を作った何かがここあるんじゃないかな」と思いにふける。

シンガポールでクルージングを楽しむ木村多江

キャリア30年を超えてなお輝きを増す木村は、薄幸系から狂気まで操る“唯一無二の快演女優”。しかも、歌もダンスもできるミュージカル出身。MCの今田耕司は「歌うイメージないなぁ、引き出し多っ!」と驚き。そんな木村は、雨のシンガポールでクルージングを楽しみながら「雨の中で歌うのが好きなんです」と打ち明け、意外な一面を明かす。

そして、家族と訪れた『ボタニックガーデン』では、両親の思い出を振り返りながら散策し、異国で奮闘していた父に思いをはせた木村は、当時の勤務先に足を運び、父が食べていたであろう“フィッシュボールスープ”も堪能。反対されながらもミュージカルの専門学校へ進み、役者を目指した当時を思い起こし、卒業直後に急逝した父への思いを吐露する。

『シンガポール動物園』を満喫した木村多江

今では“芝居は日常の延長”だと話す木村は、訪れた『シンガポール動物園』で、大好きな動物を前に「お芝居のために」と、まさかの役者魂を発揮。そして、シンガポールと同じく“挑戦し続けて今がある”と自身の思いを明かし、「自分の全てが嫌いだった」と、多くのコンプレックスを抱えていたことを告白。いつも自分の演技に苦しみ、不安でいっぱいだった時に、背中を押してくれたとある存在に感謝を述べ、「人を幸せにしていくことを仕事を通じてやれたら」と、これからの目標を明かす。

さらに、幼い自分と両親が写った写真を手がかりに、50年前に両親と撮影した写真に写るヤシの木を見つけ出した木村は、「写真だとただの写真だったけど、実際に見たら何かこみ上げるものがありましたね」と思わず涙を流し、両親の愛を実感。「父に恥ずかしくないように生きたい」と思いを語り尽くす。

説明:八木莉可子(左)、木村多江(中央)、今田耕司(右)

木村の魅力が詰まった『アナザースカイ』は、日本テレビ系にて今夜23時から放送。

写真提供:(C)日テレ

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