肉厚でうまみが強い『福王しいたけ』 大きさは普通のシイタケの2倍以上、常識を覆す驚きの栽培法とは
2024.1.9 14:45お笑いコンビ・すゑひろがりずの三島達矢と南條庄助が1月6日放送の『満天☆青空レストラン』に出演。MCの宮川大輔と共に、茨城県笠間市を訪れ、肉厚でうまみがたっぷりの『福王しいたけ』を栽培する名人を訪ねた。
笠間稲荷神社で待っていた名人から「お鍋に欠かせない食材です」「うまみがたっぷりのきのこです」と本日の食材にまつわるヒントを与えられると、南條は「うまみと言えばアレだけど」「僕も」と3人はピンときた様子。「せーの」の掛け声で一斉に「しいたけ」と回答。見事正解した三島と宮川はガッツポーズで、南條は小鼓を打ち鳴らして喜んだ。
『福王しいたけ』は、生産地の福原という地名とみんなに福がきますようにという思いを込められて名づけられたおめでたい食材。名人はこの地で60年以上続くしいたけ農家の2代目。おいしさを追求し続け、6年前に常識を覆す驚きのシイタケを生み出したという。
早速、名人がシイタケを栽培しているビニールハウスへ。南條が「三島さん、ビニールハウスはなんて言うんですか?」と尋ねると三島は「和風で言ったらスケスケお屋敷」と返答。すかさず南條が「カタカナじゃない?スケスケ」とツッコミを入れる一幕も。2人は「ご開帳~」の掛け声を合図にハウスの扉を開けると、「うわ~」「でかっ」とあまりの大きさに驚きの声を上げた。
『福王しいたけ』は、一般的なシイタケの2倍以上もあるキングサイズ。大きく育てる秘けつは栽培法にあるという。まず、シイタケ菌を育てる土台となる菌床作りでは、名人は栄養満点な菌床を作るため、原料におが粉や米ぬかのほか、小麦を丸ごと使用。
さらに菌床に植えたシイタケ菌を、通常の培養期間の2倍にあたる6か月間、時間をかけてゆっくりと繁殖。その間、空気を遮断し芽を出させないことで栄養が蓄えられ、うまみの強いシイタケが育つのだとか。すると三島が「もっと(熟成期間を)長くしたらどうなるんですか?」と聞くと、名人は「もっと長くしても調子が悪くなってしまう」と回答。「長ければ長いほどええわけではないんですね」と宮川も納得した。
さらにもう1つ、名人独自の大きなこだわりが。通常、菌床栽培は年中収穫できるよう温度、湿度を管理した室内で育てるが、名人はうまみを極限まで高めるため、外気を取り入れながら自然に近い環境で育てている。空調管理をしないため収穫シーズンが限られてしまうが、じっくりと育つ分ギッシリと締まった肉質になりうまみも増すという。
そんな、生産性よりも味にこだわって生み出された『福王しいたけ』を前に、三島と宮川は「(スーパー)マリオの面(ステージ)みたいになってる」「8-2やな」と大いに盛り上がった。その後、3人は『福王しいたけ』を収穫。大きなシイタケを手に南條は「うわぁ~まん丸です」続いて宮川も「これ見て~、奇麗な。軸も太いです」最後に三島は「ウン」と一言。言葉につまる三島に「なんか言わな」と南條からツッコミが入った。