MAMA AWARDS完全レポートDay2(前編) 豪華すぎるレッドカーペット 男性新人賞はZEROBASEONE
2023.12.13 20:0024年の伝統があるグローバル K-POP ファンが最も注目する年末音楽授賞式『MAMA AWARDS』が、11月28日(火)~29日(水)の2日間、韓国の授賞式として初めて東京ドームで開催された。東京ドームを訪れた8万人の観客だけでなく全世界200余りの地域に生中継された。『MAMA AWARDS』は、一年間目覚ましい活躍を繰り広げたK-POPアーティストたちと全世界の多くのK-POPファンと共に作っていく授賞式。今年の『MAMA AWARDS』は無限の可能性を持つ、世界でたった一つの存在「私(I)」と「MAMA」が出会い、ポジティブなエネルギーを通じて完璧な「一つ(One)」になるという意味の「ONE I BORNONE I BORN」のコンセプトの下で進行された。entaxは、レッドカーペットと授賞式を現地で実際に取材。その様子をリポートする。この記事は2日目の前編。レッドカーペットからATEEZステージや新人賞を受賞したZEROBASEONE、スペシャルコラボステージなどについてレポートする。
■豪華レッドカーペット ボイネクは誕生日をお祝い NiziUは流ちょうな韓国語で
2日目のレッドカーペット、トップバッターは今年デビューしたBOYNEXTDOOR。全員、黒の衣装に身を包んで登場した。この日はメンバーのWOONHAKの誕生日で、バースデーソングを合唱し祝うシーンも。今年、韓国デビューを果たしたNiziUは、後に披露するカラフルなステージ衣装とは違い、グレーや白、黒シックな衣装でレッドカーペットに登場。韓国での活動について聞かれるとMAKOは「多くのファンの方とコミュニケーションが取れる機会が多かったのがうれしかった」と流ちょうな韓国語で答えた。LE SSERAFIMは全員、光沢のある純白のドレスで登場。今年一番幸せを感じた瞬間について聞かれると、HUH YUNJINが「今年初ツアーをしたんですけど、たくさんのFEARNOT(ピオナ、ファンの呼称)に会えて忘れられない思い出がたくさんできた」とコメントした。
■プレゼンター務める豪華俳優陣も続々登場 “ウ・ヨンウ”は早めの年末年始のあいさつも
レッドカーペットには、プレゼンターを務める豪華俳優陣らも登場。Netflixシリーズ『セレブリティ』でグローバルTOP10TV(非英語)部門1位を記録し、世界的な話題を呼んだパク・ギュヨンは、デコルテを見せたセクシーなエメラルドグリーンのドレスで魅了した。人気ドラマ『賢い医師生活』で共演したチョン・ギョンホとユ・ヨンソクは2人で登場し、圧倒的なスタイルを見せつけた。ドラマ『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』で人気を博したパク・ウンビンは、キュートな笑顔で登場。現在は、ドラマ『無人島のディーバ』に出演中。来年の目標を聞かれると「2024年は、新しい作品がもうすぐ決まると思うのですが、新作ではどんな姿をお見せするか少しお待ちいただければと思います」と回答。さらに「早いと思いますが、良いお年をお過ごしください」とあいさつした。そして昨年に続き、進行を引き受けるホストとして登場したのは、俳優パク・ボゴム。蝶(ちょう)ネクタイ姿で笑顔を見せた。ホストを務めることについて「何より日本のファンのみなさんにまたお会いすることができるのと、素敵なアーティストのみなさんのステージを見ることができて大変うれしく思います」とコメント。また、今年よく聴いた曲を尋ねられるとAKMUの『Love Lee』と回答した。AKMUは、後にBest Vocal Performance Groupを受賞した。
■“韓国版マドンナ” 最近好きなアーティストを告白
ドラマ『医師チャ・ジョンスク』で人気を集めた歌手で俳優のオム・ジョンファは、セクシーな衣装で圧倒的なスタイルと存在感をみせつけた。長い間“韓国版マドンナ”の地位を維持している秘けつを問われると「わかりませんが、いつも楽しむこと」とコメントした。また、ダンスチャレンジをしたい後輩アーティストを問われると「すべてのアーティストの皆さんを尊敬しているので、機会があれば全ての方とチャレンジしたいです」と答えたものの、少し間を置いて「最近はSEVENTEENが好きです」と告白し笑いを誘った。
■ATEEZはリュ・スンリョンと“青唐辛子”演出で話題に
2日目のステージ、トップバッターを務めたATEEZは、俳優のリュ・スンリョンとコラボレーション。K-POPとドラマ、映画の要素を組み合わせたシネマティックステージを披露した。冒頭のVTRでは、大ヒット曲『BOUNCY (K-HOT CHILLI PEPPERS)』の歌詞に出てくる青唐辛子が登場。その後、VCRの世界から実際のステージに移りドラマが繰り広げられた。そして、ステージ中心に設置されたナゾの箱をメンバーSAN(サン)が開けると、中には大量の青唐辛子が。その青唐辛子をリュ・スンリョンがかじるという、個性的で印象に残る演出を見せた。続いて、今月1日に発売されたアルバム『THE WORLD EP.FIN : WILL』のタイトル曲『Crazy Form』が初披露された。ATEEZらしい熱気あふれるステージで、東京ドーム沸かせた。ATEEZは、Favorite Global Performer Male Groupを受賞している。
■男性新人賞Best New Male Artistは“驚異的な記録”のZEROBASEONE
今年デビューした新人男性アーティストに贈られるBest New Male Artistは、ZEROBASEONEが受賞した。今年は、SMエンターテインメントのRIIZEや、BOYNEXTDOORなど注目新人が多くノミネートされた中での受賞となった。メンバーのPARK GUN WOOK(パク・ゴヌク)は韓国語で「人生で一度しかいただけないMAMA男性新人賞を受賞してとても光栄で幸せです。このような賞をくださったZEROZE(ファンの呼称)のみなさんに感謝をお伝えしたいです」とコメント。他にWorldwide Fans’ Choice賞、Favorite New Artist賞と3冠を獲得している。ZEROBASEONEは、韓国でのサバイバルオーディション番組『BOYS PLANET』で選ばれた多国籍9人組。デビューアルバムから2作連続でダブルミリオンを達成するという驚異的な記録を残している。また、MAMAの受賞当日に、来年3月の日本デビューとファンミーティング開催を発表した。
■少女時代として立った東京ドームのステージを回顧
会場の雰囲気を一気に変えたのは、国民的ガールズグループ少女時代のメンバーで俳優としての活動も開始したチェ・スヨン。流ちょうな日本語で語った。「日本は私にとって特別な意味のある場所です。自分の人生の初の挑戦が始まったからです。12歳。幼い女の子だった私は、ここ日本で歌手としてデビューをしたんです。その3年間の日本での活動は、私にとってなんとも変えられない学びになりました。その挑戦が集まって今の私を作ってくれたと思います」「そして今私は、俳優として新たな挑戦を続けています。こうした新たな挑戦をするときは、大きなハードルを乗り越えないといけない場合もあります。それを乗り越えた時に私たちはもっと大きく成長できると信じています」さらに、少女時代として東京ドームに立った日のことを思い出し涙するシーンも。「私は今日9年ぶりに東京ドームに来ました。ここに立つと少女時代のコンサートで、SONE(ソウォン、ファンの呼称)の皆さんが作ってくれたピンク色のウェーブが浮かんできます。たくさんのファンのみなさん、そして少女時代のメンバーたちと過ごした思い出がもっと大切に感じられます」と話すと、会場がペンライトのピンクのウェーブに包まれ、それを見たスヨンは「いつ見てもきれいですね、ありがとうございます。今日作ってくれたピンクのウェーブも胸に大切にしまっておきます」と涙をこらえながらお礼を伝えた。
■圧巻のコラボステージ XIAOTING(Kep1er)はファン歓喜の“あの曲”を披露
Day2のコラボステージは、(G)I-DLEのMINNIE(ミンニ)、LE SSERAFIMのHUH YUNJIN、Kep1erのXIAOTING(シャオティン)、ダンスサバイバル番組『STREET WOMAN FIGHTER』シリーズでカリスマリーダーとして活躍したBadaとMonikaが『MAMA AWARDS SUPER STAGE』として強烈なパフォーマンスを披露した。トップバッターで登場したのは、LE SSERAFIMのHUH YUNJIN。曲のタイトル『The Great Mermaid(MAMA ver.)』通り、人魚姫を彷彿(ほうふつ)とさせる長く赤い髪に、光沢のあるパステルカラーの衣装で登場。海の中で人魚が優雅に、力強く舞う世界観を披露した。続いて登場したのは、Kep1erのXIAOTING。ヘビ柄の衣装を身にまとい、ド派手なメイクで登場。披露した曲は、『Snake(MAMA ver.)』。この曲は、Kep1erがデビューを果たした韓国のサバイバルオーディション番組『Girls Planet 999:少女祭典』で、XIAOTINGの他、Kep1erのメンバーDAYEON(ダヨン)、HIKARU(ヒカル)らと参加した課題曲。この曲の選択にファンは、驚きと共に歓喜した。BadaとMonikaは、炎に包まれたステージで、『CHIMERA』をパフォーマンス。迫力あるダンスと2人の“ケミ”で観客を魅了。最後に(G)I-DLEの楽曲『LION』で、MINNIEが登場し、王女のような椅子に座り、圧巻の歌唱力を見せつけた。そして、5人が集結し『MAGO』を踊り、東京ドームを沸かせた。
<2023 MAMA AWARDS 受賞者一覧 ※授賞式順> ★が大賞
◇bibigo CULTURE & STYLE Award
『Street Woman Fighter2』SEVENTEEN
◇Worldwide Fans’ Choice
TOMORROW X TOGETHER
BTS
ZEROBASEONE
ENHYPEN
イム・ヨンウン
ATEEZ
NCT DREAM
Stray Kids
SEVENTEEN
TWICE
◇Favorite New Artist
RIIZE
ZEROBASEONE
◇Favorite Asian Male Group
INI
◇Inspiring Achievement
東方神起
◇Galaxy Neo Flip Artist
TREASURE
◇Favorite International Artist
YOSHIKI
◇Favorite Asian Female Group
Kep1er
◇SAMSUN Galaxy Worldwide Icon of the Year★
BTS
◇Best New Male Artist
ZEROBASEONE
◇Best New Female Artist
tripleS
◇Best Dance Performance Male Group
SEVENTEEN 『Super』
◇Best Dance Performance Female Solo
JISOO (BLACKPINK) 『FLOWER』
◇Favorite Dance Performance Male Group
TREASURE
◇Favorite Global Performer Female Group
(G)I-DLE
◇Best Vocal Performance Group
AKMU 『Love Lee』
◇Best Male Group
SEVENTEEN
◇Best Vocal Performance Solo
パク・ジェジョン 『Let’s Say Goodbye』
◇Favorite Global Performer Male Group
ATEEZ
◇Best Female Artist
JISOO (BLACKPINK)
◇Best Dance Performance Male Solo
JUNG KOOK (BTS) 『Seven (feat. Latto) – Clean Ver.』
◇Best Collaboration
JUNG KOOK (BTS) 『Seven (feat. Latto) – Clean Ver.』
◇Best Female Group
NewJeans
◇Best Dance Performance Female Group
NewJeans 『Ditto』
◇Best OST
BTS 『The Planet (アニメ「BASTIONS」OST)』
◇Best Rap & Hip Hop Performance
Agust D 『People Pt.2 (feat. IU)』
◇Best Music Video
JISOO (BLACKPINK) 『FLOWER』
◇SAMSUNG Galaxy Song of the year★
NewJeans 『Ditto』
◇Favorite Dance Performance Female Group
LE SSERAFIM
◇Best Male Artist
JIMIN (BTS)
◇SAMSUNG Galaxy Artist of the Year★
NewJeans
◇SAMSUNG Galaxy Album of the Year★
SEVENTEEN 『FML』