日本で1番「歴史が古い飲食店」は京都に?店主が明かす常連客も超VIP級…紫式部? 織田信長? 千利休?
2023.11.25 21:54お笑い芸人のおいでやす小田が11月25日放送の日本テレビ系『1億3000万人のSHOWチャンネル』に出演し、日本最古の飲食店を取材。平安時代の公家から戦国武将まで名だたる歴史上の人物たちも訪れたというエピソードに終始、驚きっぱなしだった。
■創業1023年目…京都にある日本最古の飲食店とは?
番組では『全国1位のとこだけ行ってみた』と題した企画を放送。全国約82万軒ある飲食店の中で最も歴史が古い飲食店として、京都府京都市にある今宮神社の参道で店を構える『一文字屋和輔』(いちもんじわすけ)という茶屋を紹介。実はこのお店、清少納言が『枕草子』を完成させた頃の平安中期に、今宮神社を訪れる人の茶屋として始まり、創業はなんと1023年目になるそうで、現在の店主は25代目になるという。
店主にお店の歴史について聞くと「一条天皇が疫病を鎮めるために作ったのが今宮神社。今宮神社の神様に捧(ささ)げ物をするというのが、ウチのお餅やったんです」と説明。今でも創業当初と同じメニューを出し続けているというのが『阿ぶり餅』。
■1000年以上も受け継がれてきた和菓子の原点『阿ぶり餅』
店主いわく“和菓子の原点”という『阿ぶり餅』は作り方も当時のまま受け継がれていて、つきたてのお餅をアツアツのうちにちぎって団子型に形成し、当時はごちそうだったきな粉をしっかりまぶす。そして、団子を竹串に刺して炭の上で直接あぶる。焦げ目がつくまで焼き上げたら、白味噌(しろみそ)に砂糖を加えたタレにくぐらせて完成。
日本最古の和菓子といわれる『阿ぶり餅』をひと口食べた小田は「ウマい。全然ウマい」と大きな声でコメント。「現代の人に合わへんような味付けかと思ったらまったくそんなことない」と1000年以上も前の味にもかかわらず、今でもおいしい歴史ある味わいに感激していた。
■織田信長が常連客だった…店主の発言にビックリ
そして創業1000年越えともなると驚くような歴史的エピソードもいろいろあるようで、番組では“応仁の乱で家が焼かれた人たちをご奉仕してお助けした”、“今宮神社は天皇家の神社であるため、公家たちの遊び場となり、紫式部も来られていたのではないか”、“織田信長はお店の常連さんだった”などお店にまつわる出来事について店主に質問。
その中のひとつ戦国武将として知られる“織田信長が常連だった”ということについて店主は「信長さんは、ここ(京都市北区)がテリトリー。なんぼでも来てはったんやろうな。豊臣秀吉さんのほうは、千利休さんの寺に来てはったので、そういうつながりで来てはったのではないかな。千利休さんはウチを茶菓子にしてくれた」と名だたる歴史上の人物たちと関係していたかもしれないと夢のあるエピソードを明かしてくれた。店主の話に小田は「えー!なにその話」とスケールの大きな話に終始、驚きっぱなしだった。
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