音楽劇『秘密を持った少年たち』西田至、佐藤海音、大東立樹に単独インタビュー。自分の周りにいる天才は〇〇です。
2023.11.12 18:00日本テレビ・金曜ドラマDEEP『秘密を持った少年たち』出演中の西田至、佐藤海音、大東立樹に舞台の稽古場で単独インタビュー。
本作は、ジャパニーズホラーの名匠・中田秀夫監督の完全オリジナル作品。望まずして『夜行』(やこう)という人を襲いその血を啜(すす)る、人ならざる存在になってしまった少年と少女の残酷な運命を描く、衝撃的なエロティックサスペンス。
今回、ドラマの前日譚(たん)となるスピンオフストーリーの舞台『秘密を持った少年たち』が11月17日〜11月23日、日本青年館ホールにて上演される。歌とダンスを用いて描くタイムリミットサスペンス音楽劇。映画研究会の部長であり監督を務める天音優人役の西田至、天才肌の美術部長・黒瀬拓実を演じる大東立樹、音響照明担当の水城聡士を演じる佐藤海音に自分の周りにいる天才だなと思う人などを聞いた。
(前・後編の後編/前編はこちらから)
——大東さんが演じる美術部長の『黒瀬拓実』が美術展で度々受賞をする天才ですが、 『天才肌の黒瀬』にちなんで、皆さんの周りの天才だなと思う方を教えてください。
西田 そうですね。彼(大東)ですね。第一印象からそう思いました。会った瞬間からめちゃくちゃ話しかけてくれて、本当にうれしかったです。普段の稽古中もアドバイスをくれたり、すごく心強いです。ドラマの時はそこまで一緒のシーンがなく、あんまり演技を一緒にすることは少なかったので、今回こうやって一緒に演技できることが今1番楽しいです。
大東 僕の方が学ばせてもらっています。龍宮城のライブに行かせていただいたんですけど、感動しました。舞台で自分が踊るシーンは龍宮城のライブを重ねてみたりとかしています。
佐藤 僕が天才だなと思う人は(西田)至です。今回、僕たちは演技をするのは初めてだったんですけど、キャラクターの落とし込み方がすごいなと。意識してできるものでもないと思うし、至が持っている1つの特性なのかなと思います。自分は『玲矢』(ドラマの主人公)のキャラクターを理解するのに最初は苦労しました。ドラマで演じていくうちにキャラクターが自分に染み込んでいったという感じなんですけど、至は最初からそのキャラを演じてるというよりは、そのキャラになってるという感じがしてすごいなと思います。
大東 自慢げに俺の顔見てきた(笑)
西田 幸せな時間ですね〜 (大東と西田が顔を見合わせにっこりしてほほえましい空気が流れる一幕も。)
大東 天才だと思う人は龍宮城の…天才が多すぎて悩みますね…。(数秒考えた後)、伊藤さんですね。(舞台で野球部の『白崎塁』を演じる伊藤圭吾)
(西田と佐藤の顔が緩み、あえて2人の名前を出さないところにも仲の良さが伝わる)
龍宮城のみんなすごいと思うんですけど、伊藤さんは感受性が優れすぎていると思っています。すごい繊細なんですけど、本読みの段階でやろうとしてる役作りみたいなのものすごく伝わりました。龍宮城のライブの時にも感じたことなんですけど、繊細な感情を出すのが素晴らしいなと。
——舞台を見にきてくださる方へメッセージをお願いします。
大東 僕たちはこの舞台の開演から終演まで、ずっと全力で演じています。皆さんにその気持ちを伝えられるよう一致団結して頑張ります。ぜひ注目してください。
西田 今回は音楽劇ということでミュージカルや舞台とは異なりますけど、音楽のあり方みたいなものを再定義できるきっかけになると思うので、ぜひ生で見ていただけたらと思います。
佐藤 共演者たちが音楽劇からのメンバーじゃなくて、ドラマから続いてのメンバーなので、より一層僕たちの関係値は深まっているし、『秘密を持った少年たち』という作品への気持ちも深まっている状態ですので、ぜひ皆さんに観に来ていただきたいです。
舞台最後には、ドラマ内で登場するバンド『404 not found』のライブ披露もあり、ドラマと共に同時進行で楽しめるストーリーとなっている。ドラマや舞台でも活躍する新進気鋭(しんしんきえい)の若手俳優たちの今後に注目だ。
ドラマ『秘密を持った少年たち』
毎週金曜 深夜24時30分〜24時59分放送予定 Tver・Huluでも配信
公式HP
音楽劇『秘密を持った少年たち』
11月17日〜11月23日 日本青年館ホールにて上演
舞台公式HP