小松菜奈×坂口健太郎主演のラブストーリー『余命10年』 2人の髪型に細かい心の変化が…?

2023.10.20 06:00

日本テレビ系金曜ロードショーと、entaxがコラボレーション。金曜ロードショーのここでしか聞けない“とっておき情報”を紹介する。

10月20日は、小松菜奈と坂口健太郎のW主演による昨年の大ヒット作『余命10年』がノーカットで地上波初登場。本作は、“切なすぎる小説”としてSNSを中心に話題を呼び、ベストセラーとなった恋愛小説『余命10年』を映画化したもの。その後、ロングラン上映にもなり、興行収入が30億円を超える大ヒット作品となった。

20歳で難病を発症し、余命10年となった茉莉役に小松菜奈。茉莉と恋に落ち、その運命を大きく変える和人役に坂口健太郎。2人の俳優が、小説の文庫化・映像化を待たずして2017年に亡くなった原作者・小坂流加さんの思いを引き継ぎ、2人の“10年”の物語を全身全霊で演じている。

実は映画の中で、茉莉は緑、和人には青というテーマカラーがあるという。緑は小坂さんが好んだ色であると同時に、生命を象徴する意味合いも込められており、劇中に登場する本や病院、学校の名前などもすべて生き物にちなんでいるのだそう。

また、この作品では、茉莉の微妙な変化が髪の長さで表現されているようだ。ヘアメイクを担当した橋本申二氏は、「茉莉と和人の2人が恋を始めてからラストシーンまで髪の毛の長さが伸ばされることは、生きたいという茉莉の願いが込められていると思っています」と公開当時に語っている。しかし、前髪に関しては病気が治らないという意味を持たせ、敢えてほとんど変えていないという。
一方、和人は茉莉と逆で、自殺したかった自分から脱却し、生命力がどんどん増していく様子を、長くボサボサの髪が短くなることで表現しているそうだ。
和人が当初、自殺しようと飛び降りるシーンでは、何かを始めたい茉莉との対比を作るために、渇いた肌、クマ、シャドー、無精髭(ぶしょうひげ)、髪型で生命力の薄くなった佇(たたず)まいを作っているという。物語の随所にみられる、2人の細かい変化にも注目だ。

その他、茉莉を通して“大切な人たちとの日々”の素晴らしさに気づかされる友人・家族役に豪華俳優陣が集結しているのも見どころの1つ。和人と茉莉とのそれぞれの友人を山田裕貴と奈緒が演じ、茉莉の家族として黒木華、松重豊、原日出子が出演している。

恋愛映画という枠を超え、日常のかけがえのない幸せに気づかせてくれる大ヒット作品。

【ストーリー】
数万人に1人という不治の病で余命が10年であることを知った20歳の茉莉。彼女は生きることに執着しないよう、恋だけはしないと心に決めて生きていた。そんな時、同窓会で再会したのは、かつて同級生だった和人。別々の人生を歩んでいた2人は、この出会いをきっかけに急接近することに——。もう会ってはいけないと思いながら、自らが病におかされていることを隠して、どこにでもいる男女のように和人と楽しい時を重ねてしまう茉莉。
——「これ以上カズくんといたら、死ぬのが怖くなる」。思い出の数が増えるたびに失われていく残された時間。2人が最後に選んだ道とは……?

『余命10年』(2022)

原作:小坂流加「余命10年」(文芸社文庫NEO 刊)
監督:藤井道人
脚本:岡田惠和、渡邉真子
音楽・主題歌:RADWIMPS「うるうびと」(Muzinto Records / EMI)
出演:小松菜奈、坂口健太郎、山田裕貴、奈緒、井口理(King Gnu)、黒木華、田中哲司、原日出子、リリー・フランキー、松重豊

写真提供:(C)日テレ

クオカードプレゼントキャンペーン2024

  • Youtube
  • Youtube

SNS

featured

text_newarticles

categories