乃木坂46・井上和が大粒の涙　DISH//の『猫』を歌い中西アルノの心もゆさぶった

乃木坂46の5期生たちは、毎週月曜の深夜1時29分から放映されているバラエティー番組『超・乃木坂スター誕生！』で昭和・平成の名曲カバーや、番組MCのお笑い芸人・オズワルドと共に“スキット”と呼ばれるコントに挑戦している。

10月9日放送回では、小川彩が主演を務めるコント『帰らないで！あ～や姫』でメンバーが披露した二次元男子アイドル顔負けの男装は息をのむものがあった。そして、心を打たれたのが、井上和（いのうえ・なぎ）の歌唱だった。

■「怖かった」　止まらない涙を見せないよう気丈に振る舞う井上

この日、井上が挑戦したのはDISH//の『猫』。音程もさることながら「（歌詞の）主人公の子の感情がたくさん動く曲なので、感情の表現が難しい」としながらも「ラストサビあたりですごく感情を乗せたので注目してほしい」と見事な歌唱を披露した。

情感と自信を持って歌い終わったように見えたが、照明が変わった途端に井上の大きな瞳からは大粒の涙が落ちた。「あふれてくるものがあったんだね」と聞くオズワルド・伊藤俊介に「怖かったので」と少しふるえる声で答える井上。「ばっちり歌えてたじゃん」と言われるが、あふれる涙は止まらず頬を伝う。「ありがとうございます」と声をしぼり出すのがやっとな井上だった。

ひな壇で井上の歌を聞いていた中西アルノは「和（なぎ）が歌ってきた中でこれが、いっちばん好き」と話し始める。いつも余裕のパフォーマンスを見せる井上の、いつもと違う姿に「余裕を持ってきれいに歌えることだけが歌じゃないし、そういうところが見えるのが人の胸を打つ」と絶賛した。

互いをリスペクトし合う仲の中西の言葉に、井上は始終背を向けていた。カメラからも逃げるように背を向ける。ちらりと映った表情からは、泣き顔を見せないように必死に我慢している様子がうかがえた。そんな感動的なシーンに伊藤は「（テレビ的にこれは）あり得ない絵面だから」とつっこみ笑いを誘った。

【乃木坂46】
AKB48公式ライバルとして結成したアイドルグループ。グループ名の「乃木坂」は、最終オーディション会場の「SME乃木坂ビル」に由来する。「46」の由来に関しては、秋元康氏の「AKB48より人数が少なくても負けないという意気込み」から。

【井上 和Profile】
2005年2月17日生まれ。神奈川県出身。身長156cm。
2022年2月に応募人数87,852人の中から選ばれた乃木坂46の5期生メンバーのひとり。
長所は「大体のことはなんとかなると思っているところ」

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