カズレーザー 台所、トイレ、風呂場…家族旅行の後は『肺NTM症』感染に要注意

2023.10.11 06:00

お笑いコンビ・メイプル超合金のカズレーザーがMCを務める『カズレーザーと学ぶ。』が10日に放送された。今回は『家に潜む危険から身を守る方法!住まいと健康の新知識とは?』と題して、『8割の寝室が危険水準!生存競争を勝ち抜いた最凶ダニ』、『日本人が危ない!水回りに潜む病原菌 肺NTM症』、『アレルギーが増える!?都市化で善玉ハウスダスト大減少』という3つの観点で講義を受けた。

『日本人が危ない!水回りに潜む病原菌 肺NTM症』という講義では、水回りで発生する水飛沫(みずしぶき)によって感染する危険な病気、『肺NTM症』について専門家が解説した。

専門家によれば、風呂場やトイレ、台所などの水回りで感染が引き起こされる『肺NTM症』は、水飛沫に含まれる細菌を吸入することで感染する。結核の仲間である肺NTM症は人から人には感染しないものの、軽い風邪のような初期症状に始まり、進行すると呼吸不全を起こして命に関わることもあるという。遺伝子の影響などで感染リスクには個人差があるというが、具体的な治療法なども確立しておらず、長期間の治療が必要になるケースもあるという。

日本の場合、各家庭に届くまでの水道水にはほとんどNTM菌は含まれていないが、蛇口などに水がたまると、そこに雑菌が繁殖しNTM菌が増殖してしまうのだという。また、海外の研究ではトイレで水を流す際にフタを閉めないと飛沫が1.5mも舞い上がっているという報告も。さらにシャワーヘッドや給湯口などの掃除にくわえ、家族旅行などで長期間家を空けた場合は、出だしの水を捨てるなどの対策が必要だ。

講義を受けたカズレーザーは、「鼻うがい結構やるんすけど、やった後めっちゃむせるんです。めちゃくちゃリスクあるのかなと思うとちょっと怖いですね」と水飛沫による感染リスクの恐ろしさを実感。なお専門家は、「むせこんで器官(肺)の方に入る場合は、やっぱり口の中の雑菌とかが入ってしまう可能性があるので」と肺NTM症以外のリスクも指摘した。

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写真提供:(C)日テレ

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