『秘密を持った少年たち』人を襲って血を飲む恐るべき存在“夜行”と人間との壮絶な戦いが幕開け

10月6日深夜に日本テレビ金曜ドラマ『秘密を持った少年たち』の第1話が放送された。

平凡な高校生活を送る玲矢（佐藤海音）は、あるとき深夜の路上で3年前に突如失踪した幼馴染のユキ（大原優乃）と再会する。どこか様子のおかしいユキの肩を玲矢はそっと抱き寄せたが、ユキは玲矢の耳元で「二度と私に関わらないで」と忠告した。ここから玲矢の運命は大きく変わることになる。

いつものように路上でギターを弾いていると、改めてユキの姿を見かけた玲矢は、慌ててその後を追った。すると、ユキは謎の集団に囲まれ暴行されており、玲矢はユキの救出を試みた。玲矢の前に立ちはだかったその集団のリーダー黒瀬（大東立樹）が、ユキの頬を刃物で軽く切り裂くと、その傷は不思議とすぐに塞がった。驚く玲矢に黒瀬は、「こいつは、“夜行（やこう）”だ」と冷酷に言い放った。黒瀬によると、“夜行”とは“人間を襲って血を吸う化け物”だという。

その集団に痛めつけられた玲矢とユキ。気がつくとユキはくくり付けらており、玲矢はユキの救出を試みた。ユキは「太陽が出る前に逃げて」と玲矢に言葉をかけるが、それでも玲矢はなんとかユキがくくり付けられている鎖を解こうとする。この場を立ち去るように促すユキに玲矢は「黙っていなくなるなよ！」と叱り、諦めずに鎖を外そうとした。そうしているうちに日が昇り、外から溢れる日光を浴びたユキの左手は火を放ち激しく燃え始めた。そしてユキは正気を失い、玲矢の首筋にかみついた。

気がつくと病院のベッドに横たわっていた玲矢は、共に救出されたユキの姿に気づく。状況が把握できないまま、病院を抜け出そうとするが、玲矢もまた、朝日を浴びた部分が燃えてしまい断念する。自らも普通の人間ではなくなったことに気づき絶望する玲矢の前に夜行の少年、慎一郎（西田至）が現れる。玲矢は慎一郎から今いる場所が、“夜行”だけの病院で、夏川医師（ゆいかれん）によって、玲矢とユキが救出されたことを知らされる。また、“夜行”は血に飢えると、人間を襲うようになるといい、慎一郎は自らの血を飲むように玲矢に勧める。血を飲む以外の方法として「感情を沈めて何かに集中できたりすれば」と慎一郎は話した。

慎一郎の助言もありなんとか正気を保った玲矢は、慎一郎に誘われライブハウスへ行く。そこにいたのは、“夜行”の少年のバンド『404 not found』メンバーだった。

この衝撃的な展開、画面を通して伝わるインパクトのあるシーンには、ネット上でもさまざまな意見が見られた。「優乃ちゃんが吸血されるシーンがすごい」といった投稿、物語の序盤のユキが男に激しく血を吸われるシーンには「優乃ちゃんを吸血してた相手誰だろう」と反応する投稿も。他にも「玲矢も夜行になっちゃうのか〜」「ドラマも歌も最高」「西田くんのうつろな目が好き」とさまざまな声が飛び交った。

次回の第2話では、“夜行”の少年のバンド『404 not found』と出会い、衝突しながらも自分の存在価値を音楽に見い出そうとする玲矢。しかし人を襲い、血を飲まなければならないという“夜行”の現実を突きつけられる。“夜行”であることに絶望を感じた玲矢は“夜行狩り”と呼ばれる謎の覆面集団のリーダー黒瀬に、自分の命を奪ってくれるよう懇願する。そんな玲矢に「生きるのを諦めないで」とユキは励ました。ユキの背中に刻まれたタトゥーを見た玲矢は、とある過去の記憶を思い出す。そんな中、ある予備校では講師の隆介（大谷亮平）が生徒の質問に気さくに答えていた。

『秘密を持った少年たち』日本テレビ「金曜ドラマDEEP枠」
毎週金曜　深夜24時30分〜24時59分放送
TVer、Hulu では、毎週金曜24時30分から定時配信

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写真提供：（C）日テレ