ついに最終回!『自動販売機に生まれ変わった俺は迷宮を彷徨う』仲間の命を救うため“AED”に変身 胸熱の展開に感動の声続出
2023.9.27 06:00TVアニメ『自動販売機に生まれ変わった俺は迷宮を彷徨う』の最終話が9月20日に放送された。毎回、色々自販機が登場し話題となっているが、最終回は仲間の命の危機にAEDが登場し活躍を見せた。本作は、自動販売機として転生した主人公が、異世界を生き抜く“奇想天外”の自販機アニメ。
11話の振り返りはコチラから
ハッコンたちは“死霊王(しりょうおう)”討伐(とうばつ)のため亡者の嘆き階層へ。配下の魔物たちを倒す方法をケリオイルらが考えていると、ハッコンは“ガソリン”計量器自動販売機に変身。炎飛頭魔(えんひとうま)の炎を軽油に引火させ辺り一面を火の海にする。
とうとう死霊王と対峙(たいじ)。絶え間なく放たれる強力な魔法に苦戦しながらも、ハッコンはダンボール自動販売機や結界でラッミスを援護。続いて巨大自動販売機に変化したハッコンをラッミスが抱えると、それを武器に死霊王の体を真っ二つに切り裂く。
ついに死霊王の討伐に成功したハッコンたち。他の魔物を狩っていた仲間も合流し、弱った死霊王にトドメを刺そうとしたそのとき、上空から降ってくる“何か”の気配に気がつき、ケリオイルは振り返る。
表れたのは死霊王よりも遥かに大きい”冥府(めいふ)の王”。降り注ぐ黒い奔流(ほんりゅう)にハッコンはとっさに結界でガードをして難を逃れるも、ラッミス・ケリオイル・ミシュエル以外の仲間は倒れてしまう。
ミシュエルが隙を見て不意打ちをするも、あえなく防がれ「正義の在り方とはどういうものか、ご教授願えないかね?」と皮肉を言われる始末。あまりの強さに逃亡を図るケリオイルたちだが、ヒュールミとシュイが捕らえられ冥府の王によっていたぶられ、ひん死の危機に陥ってしまう。
仲間の窮地に、冷静さを失ったラッミスはひとり冥府の王に突撃するも撃沈。ハッコンはなんとか結界で攻撃を防ぎつつ冥府の王を倒す作戦を必死に考える。
作戦を思いついたハッコンは、風船の自動販売機にフォルムチェンジ。風船と結界でラッミスを覆い高速で射出すると、ラッミスは冥府の王の腕に傷を入れることに成功。これに感心した冥府の王は「ふふ、お主らの成長、楽しみにしておるぞ。いつでも復しゅうに来るがいい」とその場を去るのだった。
ヒュールミとシュイのもとに駆けつけ、泣き崩れるラッミス。ケリオイルに促され心臓マッサージを試みるも、努力虚しく2人は蘇生(そせい)する気配がない。絶望のなかでハッコンは「いや、まだだっ! 諦めるのはまだ早い!」と新たな活路を見出す。
ひん死の2人を助けるために、ハッコンがフォルムチェンジしたのはなんと”AED”。ハッコンの必死の訴えにラッミスらも、AEDの使用方法を理解。電気ショックを流すと、2人は無事に息を引き返し、皆は安堵するのだった。
この展開に視聴者からは「AED蘇生とはねぇ」「胸熱」「AEDが出てくるアニメ初めて見た」と、新たなハッコンのフォルムチェンジに感心する声があがった一方、「AEDって自販機なのか?」との声も多くあがった。
そして壮絶な戦いは幕を閉じ、また平穏な日常が戻ってきた。ハッコンとラッミスは、2人がはじめて出会った湖畔へ。ヒュールミとシュイにちゃかされ、ラッミスはハッコンにお礼のキスをする。ハッコンは「もしも生身の体なら……。正直そうも思わなくもない。だけど、この体だから、みんなの役に立てている」と心の中でつぶやき、「俺は異世界で、自動販売機として生まれかわったんだ。だったら、これからも、自動販売機としてやれることをやるだけだ」と決意を新たにするのだった。
TVアニメ『自動販売機に生まれ変わった俺は迷宮を彷徨う』はdアニメストア、DMM TVほかにて好評配信中。さらに第2期の制作も決定。今後もハッコンたちの異世界での活躍に目が離せない。
©昼熊・KADOKAWA/「自動販売機に生まれ変わった俺は迷宮を彷徨う」製作委員会
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