K-POPボーイグループの中でデビューから最速!ENHYPEN初の東京ドーム公演初日をリポート 夢をかなえたNI-KI「ここに再び立つために韓国に渡った」会場からのNI-KIコールに感極まる
2023.9.21 17:00韓国の7人組グローバルグループENHYPEN(エンハイプン)が13日と14日、『ENHYPEN WORLD TOUR ‘FATEʼ IN JAPAN』で初の東京ドーム公演を開催。K-POPボーイグループの中ではデビューから最速となる初の東京ドーム公演ということで、メンバーやファンにとって思い入れの深い特別な公演として注目を集めた。日本公演のドームツアーは9月2日・3日開催の京セラドーム大阪での公演と合わせて全4日間開催。約14万人を動員し駆け付けたENGENE(ENHYPENファンの呼称)が熱狂した。entaxでは東京ドーム公演初日の様子をリポートする。
■白地に金色の装飾が施された貴公子風の衣装で登場したENHYPEN
待ちわびたENGENEたちの大歓声の中『Drunk-Dazed[Japanese Ver.]』でコンサートはスタート。メンバーは白地に金色の装飾が施された貴公子風の衣装で登場し。オープニングの挨拶では、リーダー・JUNGWONのリードで「こんにちはー!ENHYPENです」と笑顔を見せた。この日の公演の様子はHuluでの生配信もされており、配信を見ているENGENEに向けてもHEESEUNGが「Huluご覧の皆さんも楽しむ準備が出来たならMake some noise!」と呼びかけた。
『Tamed-Dashed』ではラグビーボールを使用し次々とメンバーがパスをつなげて試合さながらの躍動感あふれるダンスを披露。このラグビーボールには7人のサインが入っておりHEESEUNGが観客席に向かって蹴り飛ばす演出で会場を盛り上げた。
中盤にはメンバーのリードで東京ドームを埋め尽くす約4万人のENGENEが大ウェーブをつくる場面も。メンバーたちもしっかりとその光景を目に焼き付けようと、わざわざステージの照明を消して、過去最大の会場となる東京ドームでの迫力のあるウェーブを目の当たりにし感動する様子を見せた。
■ユニット曲ではメンバーが楽器を演奏
ユニットステージでは、JAY、JAKE、SUNGHOON、SUNOOが『TFW(That Feeling When)』を披露しJAYがイントロをギターで演奏。JAYはコメントで「次のツアーでも、別の曲とか(ギターで)やりたいと思います」と意気込みを語った。JUNGWON、HEESEUNG、NI-KIは『Just A Little Bit』を披露し、HEESEUNGがピアノを演奏した。NI-KIは「HEESEUNGさんが本当に一生懸命準備しました」と、このステージのために努力してきたHEESEUNGの様子を明かした。
■8体のピカチュウが登場!メンバーと触れ合う姿にキュンとするファン続出
7⽉12⽇にリリースしたポケモンの⾳楽プロジェクト「Pokémon Music Collective」の新曲『One and Only』では、8体のピカチュウが登場。両サイドから列をなして左右に揺れながらリズムを取り行進するピカチュウたちがセンターステージへ集結。メンバーたちがステージ袖まで迎えに行きピカチュウと手をつないでステージを歩いたり、ハグする様子にENGENEたちは終始キュンキュンさせられっぱなしの様子だった。
■NI-KIが振付製作に参加した『Bite Me [Japanese Ver.]』ではENGENEたちの掛け声も揃う一体感
『Bite Me [Japanese Ver.]』はNI-KIが振付製作に参加しており、指で⾸を2回タッチした後、⻭でかむ様⼦を連想出来るように⾸を包む「BiteMeダンス」と、⼿を叩いた後にその⼿を差し出し、指で呼び寄せるような動作を2回して、僕をかんでほしいというニュアンスを描写した「Comehereダンス」はダンスチャレンジなどでも話題になっている。この曲が始まるとENGENEたちの完璧な掛け声で会場は一体となり大いに盛り上がりを見せた。
■アンコール待ちの時間にはENGENEたちが『BLOSSOM』を大合唱する場面も
アンコール待ちの時間は会場のENGENEたちの様子がステージの大画面に映し出されていく。ファンサを求めるうちわや文字パネルが映る度に歓声や拍手が沸き起こった。1人のENGENEが掲げていた「『BLOSSOM』を歌おう」と書かれたパネルが映し出されると、会場は自然に大合唱が起きた。この曲は、日本オリジナル曲として初のバラード曲で7日に開催された『ENHYPEN ⽇本3rdシングル「結 -YOU-」発売記念ショーケース』でも披露された曲だ。
アンコールで戻ってきたメンバーたちは裏で準備中にこの歌声を耳にして、JAKEが「バックステージで聞いたら本当に良かったのでもう1度聞きたい!」とENGENEに呼びかけ、HEESEUNGが歌い出しの音を出すとそれに続けて会場が大合唱。この日のセットリストにはなかった曲が思いがけず東京ドームに響き渡るうれしい展開となった。
■「東京ドームという大きなステージにふさわしいアーティストになると約束します」
最後にメンバー1人ずつが初の東京ドーム公演への思いをそれぞれ語った。NI-KIはキッズダンサーだった6年前、このステージに立ったことがあり「アーティストとしていつかまたここに立つ」という夢を1つの目標に頑張ってきたことを明かし、今回その念願を果たし感極まる場面もあった。
JAY「東京ドームと言えばアーティストにとって夢みたいな大きなステージなんですけど、すごいですよね。今日来てくださった皆さんありがとうございます。まだこんなに大きなステージにふさわしいアーティストになったかは疑問なんですが、ENGENEの皆さんがくれた愛をもらって、頑張ってこういう大きなステージにもふさわしいアーティストになると約束します」
SUNOO「まずはこの東京ドームというこんなに大きなステージで公演が出来るということ自体、ENGENEの皆さんに心から感謝しています。『Just A Little Bit』と『SHOUT OUT』を歌ったときにも大勢のENGENEの皆さんの姿が見えたんですけども、実は僕は無意識のうちに胸にこみあげてくるものがあって、ぐっと涙をこらえていました。これからもさらに大きな会場でENGENEの皆さんとお会いしてENHYPENとしてたくさんの思い出と経験をつくっていきたいです。僕自身一生懸命努力して頑張ります」
JUNGWON「ステージが始まる前ですがENGENEの皆さんが紫色の光をこちらに見せてくれるのがわかり、ステージが始まる前から胸が熱くなりました。僕はENGENEの皆さん1人1人を見たいと思っていたんですけど、僕と目が合った方いますか?こんなに大きな会場で大勢のENGENEの皆さんとご一緒出来て、そしてステージに立つことが出来て光栄です。ENGENEの皆さんもこれから時間が経って、年を重ねていくと思いますけど、皆さんの人生の一生の記憶に残るアーティストになりたいと思います」
SUNGHOON「東京ドームは確かに違うような気がしますね。本当に大きいですしENGENEの皆さんにお会い出来るのは本当にうれしいです。明日の1日でこのツアーが終わってしまうのはとても残念です。でもENGENEの皆さんのおかげで本当に多くの思い出が出来ました。次はさらに多くの公演が出来るように成長して戻ってきます。今日は本当にありがとうございました。愛してる」
JAKE「今のこの瞬間と気分を一生忘れずにいたいと思います。そしてこれを原動力にしてさらに大きなそして素敵なステージに立てるアーティストになるために頑張りますので、これからも期待していてください。実はこの活動をしながらつらい時間もたくさんあります。それはメンバーも同じだと思うんですけど、それを乗り越えて大勢のENGENEの皆さんの前でステージに立って、皆さんの歓声を聞いて、皆さんの愛を頂けるということでつらい気持ちもすっかり無くなって、大きなやりがいを感じています。ENGENEの皆さんは僕の全部です」
HEESEUNG「こんなに大きな会場で公演するなんて、想像も出来ないくらい手が届かない夢だとお話ししたことありましたよね。本当に実感が、なかなかわかないんですけど、夢だと思っていた光景をこのステージの真ん中で見ることが出来て信じられない気持ちです。明日もベストを尽くして頑張りたいです。ファイティン!」
NI-KI「皆さん今日どうでしたか?楽しかったですか?僕たちはENGENEの皆さんの倍くらい楽しかったんですけど、僕たちはドームで出来るアーティストになりました。実はアイランドに入る前、6年前にも“絶対にまたここに立つ!”という覚悟をもって韓国に行ったんですけど。かなえられないと思ってなかったので、、、自分に自信があったので、、、、皆さんの力でかなえさせることが出来てうれしいです。全てENGENEの皆さんのおかげなので、毎日毎日1分1秒皆さんのことを考えながら生きています。韓国で、この東京ドームのコンサートの準備のために深夜まで練習してENGENEの皆さんにパフォーマンスをお見せ出来るようにすごい頑張ったんですけど、ENGENEの皆さんから見ていいコンサートだったなと思える公演だったらうれしいんですけど、自分の中でちょっと惜しかった部分もあるので、明日はもっといいパフォーマンスお見せ出来るように頑張ります」
感極まり、言葉に詰まりながら思いを語ったNI-KIに会場からはNI-KIコールの大歓声が沸き起こり、NI-KIを中心にメンバーが駆け寄り円陣を組む姿にENGENEたちも胸を熱くした。
(P)&(C) BELIFT LAB Inc.
ENHYPEN(エンハイプン)PROFILE
JUNGWON(ジョンウォン)、HEESEUNG(ヒスン)、JAY(ジェイ)、JAKE(ジェイク)、SUNGHOON(ソンフン)、SUNOO(ソヌ)、NI-KI(ニキ)の7⼈で構成されたグローバルグループ。HYBE LABELSのひとつであるBELIFT LAB所属で、BTSと同じHYBE LABELSの後輩。Mnetの超⼤型プロジェクト『I-LAND』から誕⽣し、2020年11⽉に韓国デビュー。2021年7⽉に⽇本デビュー。今年の8⽉には『SUMMER SONIC 2023』に初出演を果たし、現在グループとして2回⽬のワールドツアー『ENHYPEN WORLD TOUR ʻFATEʼ』を開催中。10月には約1か月にわたるアメリカ公演を控えている。