カズレーザー 旅で『癒し』を感じるメカニズムについて学ぶ 日頃の悩みから解き放たれる仕組みとは
2023.8.9 12:30お笑いコンビ・メイプル超合金のカズレーザーがMCを務める『カズレーザーと学ぶ。』が8日に放送された。この番組では、知ればきっと人生が変わるような新知識を最先端の研究者から学びまくる。
今回は『サビついた脳を旅で再起動する方法』と題して、『旅でなんか癒やされたの正体 脳内ネットワーク』、『街歩きで脳を鍛える!場所細胞とグリッド細胞』、『観光人類学から見る旅は本能なのか?』という3つの観点で講義を受けた。
『旅でなんか癒やされたの正体 脳内ネットワーク』という講義では、日常生活と旅行先とでは脳の働きが異なるため、日常的に感じている悩みや不安から解放されることがあると、専門家から指摘がなされた。
脳は、特に危険のない日常生活では、脳を省エネ状態にするために不要な情報を遮断し、過去や未来の情報を使って状況判断をする。このときの脳の働きを『デフォルトモードネットワーク』というが、この働きが過剰になると無用な心配事が増えて注意力が散漫になってしまうという。
一方、旅に出て非日常的な環境におかれると、脳内に不安や緊張を高めるノルアドレナリンが放出され、衝動や注意に関する領域が活性化する。このときの働きを『サリエンスネットワーク』といい、今、目の前で起きていることへの注意力が高まるため、結果的に日頃の悩みから解き放たれるのだという。この脳の切り替えが、『旅の癒し』につながっている。
専門家が『旅の癒し』効果を高めるために、日常では体験できないような新しい気づきを得られる経験を勧めたことから、スタジオでは旅先での食事に関するトークが展開。出演者が日本ではなかなか見かけない食材に挑戦したエピソードをあげるなか、カズレーザーは「普通にホテルの部屋でピザとります」と発言。「旅がそんなに好きじゃない」としたうえで、「マイナスで始まってるからプラスに戻したいんで、一番好きなもの食べたいんですよね」とその理由を明かした。
この発言を受けて、専門家は「自分の家で食べるピザと、ホテル、旅先で食べるピザは同じピザでも違う体験になると思う」とフォロー。カズレーザーは「場所が違うのか、環境が違うのかわかんないですけど、でもやっぱ食べたいなってなるんですよね」とコメントしながら、共演者に『旅行先でピザを食べる』ことを何度もオススメしていた。