米倉れいあ単独取材！　俳優業は“新しい発見”ができる場所「自分を見つけていくのが楽しい」

【エンタメの未来を彩る光をキャッチ！　シリーズ「未来予知」】

現在放送中のドラマ『僕たちの校内放送』（フジテレビ火曜深夜放送）で、ヒロイン・夏川茜役を演じる米倉れいあさんに単独インタビュー。ガールズユニット・821（ハニー）の“レイア”としても活躍中の米倉さんが、俳優業に感じている面白さとは？ 自身の飛躍のきっかけとなった『ベラベラENGLISH』への思いも語ってもらった。

■『ベラベラENGLISH』で得た大きな経験「本当に感謝しかないです」

――Tik Tokがきっかけで芸能界入りされたそうですが、初めはどんなお気持ちでTik Tokを始めたのでしょうか。

本当に軽いノリで、深い意味ははなく「暇だったからやろう」くらいの感じでした。Tik Tokを始めて間もない頃に、1個の動画がバズったんです。それをきっかけにスカウトのDMが届きました。たしか、Tik Tokを始めて3、4ヶ月くらいの頃だったと思います。

――その後、「第43回ホリプロタレントスカウトキャラバン」に合格して、まずは821（ハニー）のメンバーとして芸能活動が始まったんですよね。

最初にグループを組んだときには「何をやるんだろう」っていう不思議さが勝っていて、レッスンをしていても、「何をしているのかな」ってずっとふわふわした感じでした。でも、みんなと過ごせるのはすごく楽しいし、逆に1人で活動するより心強くて。“グループの力”というものに助けられていたと思います。クラスの仲間と一緒に頑張るみたいな、クラブ活動感覚でやっていました。

――以前のインタビューで「石原さとみさんの舞台をきっかけに俳優になる決意をした」とおっしゃっていましたが、どのような経緯で俳優業がスタートしたのでしょうか。

『星星（セイセイ）のベラベラENGLISH』が、初めて受けたオーディションです。最初は絶対に受からないという気持ちでオーディションを受けたので、受かったときには本当にびっくりして。実際に現場に入って「こうやって撮影していくんだな」と感じたときに、ようやく舞台で見た石原さとみさんに0.5歩近づけたなって思いました。

――ご自身の中で、やはり『ベラベラENGLISH』での経験は大きいですか？

今の自分に1番影響を与えてくれた作品だと思います。大きなお仕事ですし、「スタッフさんたちと一緒にものづくりをしていくんだ」と学ぶことができました。かなり有名な俳優さんともコラボするんですけど、その俳優さんからいろいろと教えてもらうこともあったし、勉強になることがたくさんありました。本当に感謝しかないですね。

■「あの子、売れるよ」石原さとみの言葉が心の支えに

――これまで俳優業を続けてきて、どんなところに面白さを感じていますか？

新しい自分と出会えたり、新しい発見ができるところが好きです。私、飽きっぽいので同じことをずっとやり続けるのが嫌いなんですよ。でも、俳優業には集中できているし、前向きな気持ちになれる。このお仕事をしていなければできない発見があるから、すごく面白いなって。今も、自分が『僕たちの校内放送』でどんな演技ができるのかワクワクしています。まだ自分自身が定まっていないので、自分を見つけていくのが楽しいです。

――この世界に入って、先輩からの言葉で印象的だったものはありますか？

これはマネジャーさんから聞いた話なんですけど、石原さとみさんの舞台を観に行ったときに、「あの子、売れるよ」って言ってくれたみたいなんです。それがすごくうれしくて、今でも支えになっています！

――憧れの先輩からその言葉をもらえるのはうれしいですよね。では、俳優業をする中で挫折した経験はありますか？

ものすごく不安に思ったり、挫折したりしたような経験はないかもしれないです。基本的にポジティブに考える方なので、今のところは特にないですね。

――難しいと感じたり、壁になるようなものも特になく？

難しいことはたくさんあります（笑）。ワークショップで演技レッスンをやらせていただくんですけど、監督さんによって意見が違うじゃないですか。だから、その意見をいろいろと取り入れていくうちに、「結局どうすればいいんだ？」と混乱して、“わからない”に行き着いちゃう。それが1番の課題というか、私にとっての壁なんだと思っています。そこを乗り越えられたら、すごく演技がうまくなるんだろうなと思うけど、実際はまだまだなので、これからも演技レッスンを頑張ります！

■プライベートはインドア派！？　「オフの日は、家から一歩も出ません（笑）」

――忙しい日々かと思いますが、今、どんな生活を送っていますか？

オフの日は、家から一歩も出ません（笑）。アニメを観て、ゲームしてっていう。冬は好きなんですけど、夏は本当に引きこもりなんですよ。今はお仕事以外に家から出ていないので、肌も白いまま（笑）。友達を家に呼んで、一緒にゲームしたり、お話したり。オフの日は自分らしいことをして楽しんでますね。

――暑い夏に、家でまったりお友達とおしゃべりなんて最高ですね。

最近は、メンバーもおうちに呼んで一緒に遊びました！　ピザパ（ピザパーティー）しながらおしゃべりして、映画を観て、ゲームして……最高ですよね？（笑）。すごく仲良しなので、家でも一緒に遊んで、お仕事も一緒にできて、本当に楽しいです。

――ちなみに、今ハマっているゲームは？

今Nintendo Switchの『スプラトゥーン』がすごく好きなので、1人のときは『スプラトゥーン』で遊んでいます。友達といるときは、だいぶ古いんですけどWiiの『みんなのリズム天国』をやったり、『スーパーマリオ』をやったり。あとは絵を描くこともすごく好きなので、最近は身内向けにLINEのスタンプを作って、お母さんにプレゼントしました。犬を2匹飼っているので、そのスタンプを作ったんです。

――今後は「絵をお仕事に活かしていきたい」といったお気持ちも？

実は、すでに自分の中でキャラクターは作っているので、いつかグッズ化されたらいいなと思っています！

――米倉さんの3年後、5年後の目標も聞かせてください。

誰もが知っている有名人になっていたいです。難しいことだけど、夢は大きくいきたいなって。

――人として、「こんな人生を歩んでいけたら」という思いは？

心を広く、自分に余裕を持ちたいなって思います。自分に余裕があれば人にも優しくできるし、自分にも優しくできるし、穏やかな生活が送れるかなと思うので。今はまだ自分に余裕がなくなっちゃうときがあるので、余裕を持てるように頑張りたいです。

【米倉れいあ Profile】
2005年2月8日生まれ。和歌山県出身。2018年「第43回ホリプロタレントスカウトキャラバン」の合格者で結成したガールズユニット・821（ハニー）の“レイア”としてデビュー。2020年『ZIP!』内のコーナー「星星（セイセイ）のベラベラENGLISH」に出演。俳優としての主な出演作に、ドラマ『青のSP-学校内警察・嶋田隆平-』（2021年）、『コントが始まる』（2021年）、『連続ドラマW 雨に消えた向日葵』（2022年）、『パパとなっちゃんのお弁当』（2023年）などがある。