ドラマ『僕たちの校内放送』ツンデレ女子高生役 中田青渚の素顔を深堀り 芸能界入りのきっかけは「3万円の図書カード」
2023.8.8 12:008月1日より放送中のフジテレビドラマ「火曜ACTION!『僕たちの校内放送』」(全4回)。8日深夜に放送された第2話では、いま注目の若手俳優・中田青渚(なかた せいな)演じる藤原瑞輝(ふじわら みずき)が、主人公・今野浩哉(演:木戸大聖)と大城健太(演:前田旺志郎)が始めた校内放送ラジオに構成作家として参加。中心人物の3名がついにそろい、物語が大きく動いた回となった。
そんな中田さんにentaxは単独インタビューを実施。2014年から俳優として活動しすでに30本以上の映画やドラマに出演している彼女だが、意外にも最初は俳優という仕事に興味を持っていなかったと言う。彼女が芝居に取りつかれた理由とは?特技である陸上を活かした目標とは?今回演じている瑞輝のキャラクター像からは想像もつかない、その素顔に迫る。
■ドラマ『僕たちの校内放送』
放送部員の高校2年生で主人公の今野浩哉(こんの ひろや、木戸大聖)が同級生たちとラジオを意識した番組で校内放送を盛り上げていく、友情×校内放送×青春ドラマの要素が詰まった完全オリジナルストーリー。引っ込み思案で学校でも目立たない放送部員の浩哉がある日、放送部の顧問から廃部を言い渡され困惑していたところ、同級生の大城健太(おおしろ けんた、前田旺志郎)とひょんなことをきっかけに校内放送で“ラジオ”をやることに。内気でさえないラジオ好きな浩哉と、ラジオに興味がないが社交的な健太。正反対の2人を中心に、短くも熱い青春と友情の日々が始まっていく――。
■役とギャップのある素顔 「休憩中はいっぱい笑っています」
――まずは中田さんが演じている藤原瑞輝について教えてください。
中田 保健室に行きながら学校に通っているのですが「青春なんて馬鹿らしい」みたいな、ちょっととがった部分がありながらもラジオがすごく好きっていうギャップのあるキャラクターです。監督いわく「ツンデレ」らしいです。第2話で浩哉と健太に初めてラジオの台本を持っていくシーンとかも「これ持ってきたよ〜」って楽しそうに言うのではなく、「これ…やるよ…」みたいな、照れ臭そうな、素直になれないニュアンスを入れて演じました。
――「ツンデレ」と言えばいつデレるのかも見どころですが、瑞輝はどうですか?
中田 序盤は結構、ツンツンツンツン、ツン、デレ…って感じで、ツンがかなり多めかもしれないです(笑) でも後半にかけて瑞輝自身の心も和らいでいくので、笑顔も増えると思います。後半の「デレ」に期待していてください。
――ちなみに中田さん自身はツン? それともデレ?
中田 私はどちらでもないと言いますか、うーん…「ノーマル」?(笑) 撮影の時は監督から「部長のような雰囲気で演じて」とよく言われるので、浩哉と健太がダラダラしたりつまらないことをしていたらちょっとお尻をたたくみたいな感じですが、休憩中はたくさん笑っています。木戸さん(浩哉 役)も前田さん(健太 役)もすごく話すのが好きで、とてもおしゃべりなので、その様子を楽しく拝聴しています。
――休憩中は「お尻」をたたかないんですか?
中田 私も、誰もたたかないです。はちゃめちゃです(笑)
■俳優・中田青渚が“芝居”にハマるまで 「きっかけは“3万円” 」
――中田さんはどのようにして俳優の道へ進んだのですか?
中田 きっかけは14歳の時に、少女漫画の雑誌に載っていたオーディションに応募してグランプリをいただいたことなのですが、その時は芸能界に入りたいとかはなくて、図書カードが3万円もらえるということで…当時は漫画を集めていたので、その時の商品が欲しかったんです(笑)。その後、事務所に入ってレッスンを受けていくうちに「お芝居楽しいな」って思い、本格的に始めました。
――「お芝居」のどんなところにひかれましたか?
中田 私はもともと感情の起伏が大きい方ではなくて、何かに感動して泣いたりっていうタイプではないのですが、逆にお芝居をしていると新しい感情を知っていくことができて、そういうのが楽しいなと思ったんです。それに作品に入ることで壁というか、何かうまくいかない部分があるので、そういうのが好きなのかなと思います。
――影響を受けたり憧れている俳優さんはいますか?
中田 お父さんがすごい映画好きで、昔から蒼井優さんの作品とかを家で見ていたことが多かったです。それで私もすごく好きになりました。参考にさせていただくというか、ただただ好きで…(笑) お会いしたいけど、きっと会うと緊張してしまうと思います。
■目標は「ずっとお芝居がしたい」
――中田さんは学生時代に「陸上部」だったと伺いましたが、今の仕事に活かせている部分はありますか?
中田 体力はつきましたね。走るシーンが多くある作品に出た時は「やっていて良かったな」と思いますし、暑い陽射しの中で撮影する時も、なんとかなっています(笑) なので活かせているかどうか難しいですが、自分の中で「走ってきたから大丈夫だ」と鼓舞する感じです。ただ走り方を褒められたりすることがないので、そこは少し寂しいですね(笑) もっと練習します!
――今後の目標を教えてください。
中田 ずっとお芝居がしたいです。大きな賞とかまではまだ考えられないのですが、こんなに好きなことを長く続けてきたことは、他にないんです。
――出演してみたい作品のジャンルなどはありますか?
中田 「走ること」に通ずるのですが、ホラー系に出てみたいです。逃げたり、戦ったりとかやりたいです(笑) 怖いのは平気なんです!
【中田青渚(なかた せいな)Profile】
2000年1月6日生まれ、兵庫県出身。「第5回Sho-comiプリンセスオーディション2014」でグランプリを獲得し俳優活動をスタート。多数の映画やドラマに出演し、話題作にも抜てき。また舞台やCM、バラエティー番組へも出演するなど、年々活躍の場を広げている。
<主な出演作品>
映画:『3月のライオン 後編』(2017年)、『ミスミソウ』(2017年)、
『見えない目撃者』(2019年)、『君が世界のはじまり』(2020年)
『あの頃。』(2021年)、『街の上で』(2021年)、『うみべの女の子』(2021年)、
『犬も食わねどチャーリーは笑う』(2022年)、『市子』(2023年12月公開予定)
ドラマ:TBS『中学聖日記』(2018年)、NHK『ここは今から倫理です。』(2021年)
NHKBS『善人長屋』(2022年)
読売テレビ『しょうもない僕らの恋愛論』(2023年)
日本テレビ『だが、情熱はある』(2023年)
NHK連続テレビ小説 『らんまん』(2023年)
【作品情報】
≪タイトル≫
火曜ACTION!『僕たちの校内放送』(全4回)
≪放送日時≫
8月1日(火) 24時25分~24時55分
8月8日(火) 24時25分~24時55分
8月15日(火) 24時25分~24時55分
8月22日(火) 24時25分~24時55分
※関東ローカル
※時間変更の可能性あり
※各話放送終了後、TVer、FODなどで見逃し配信を実施予定
≪出演者≫
木戸大聖、前田旺志郎、中田青渚、米倉れいあ、鈴之助、加藤 歩 他
≪スタッフ≫
プロデュース:足立遼太朗
演出:清矢明子
脚本:伊吹一、前田知礼
音楽:Akiyoshi Yasuda (Wee’s Inc.)
≪主題歌≫
『流声』めいちゃん
≪制作協力≫
大映テレビ
≪制作著作≫
フジテレビジョン