菅野美穂「育児はいつか終わるけど、その後も自分の人生は続いていく」　子育てから得た教訓を明かす

俳優の菅野美穂が21日放送の日本テレビ系『Google Pixel presents ANOTHER SKY（アナザースカイ）』に出演。育児と仕事への思いを包み隠さず明かした。

“旅に出ることが人生の励みになっていた”という菅野は、結婚、出産を経て、30代後半で自身を取り巻く環境が大きく変わったことを思い返し、「子育てが始まったし、旅も1回ストップしたんですよね。初めての国っていうのに行ける機会も減ってきましたし」と、大好きな旅を封印したことを告白。さらに「子どもが生まれる前は、それまでの自分と同じようにして（旅に）戻ろうと思ってたんですけど。それは実際になってみたら夢物語というか、幻想のような理想であって、とてもじゃないけど、子どもを育てながら旅っていうのは甘かった」と、家族ができても変わらず、同じような生活を送れると思っていた過去と、現在の心境を明かした。

そんな日々の中、「今までと同じペースで仕事をするのは無理になった。できる本数もグッと少なくなってくだろうって思った時に、今までは多分エネルギーを使うのが仕事だったと思うんですけど、やっぱりそれだと、そうやって完全にエネルギーを使って帰った後に、子どもが熱出したりとかすると、それでも立ち上がらなきゃいけないからと思うと、丁寧に仕事する、で、やっぱり家のことも全うできるようにっていうか。その2本柱っていうか」と、大切な育児と仕事を両立させ、それぞれに丁寧に向き合うことを決めたという菅野。

「仕事と育児のバランスって1年2年で作れないなと思って。10年くらいかけて何となく見えてくるといいじゃんと思ったんです」と振り返り、「10年見えてきて思うのは、育児はいつかは終わるんですけど、その後も自分の人生は続いていくから、やっぱり細くても大切に長くやっていけたらなと思うし、働いてる姿を子どもにも“仕事って楽しいよ、大事だよ”っていうのを、言って伝えるんじゃなくて、様っていうか姿として見せられたらなって」と、育児を経て得た仕事への新たなモチベーションを明かし、締めくくった。

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写真提供：（C）日テレ