カズレーザー 『睡眠は脳のためのシステムではない』という、生物進化に絡む新しい仮説に驚きと理解

2023.7.13 13:15

お笑いコンビ・メイプル超合金のカズレーザーがMCを務める『カズレーザーと学ぶ。』が11日に放送された。この番組では、知ればきっと人生が変わるような新知識を最先端の研究者から学びまくる。

今回は『今夜から実践できる!人生が変わる“超絶睡眠”』と題して、『最初の2時間で決まる!質を左右する「N3睡眠」』、『休むだけではない!? 睡眠中に脳は丸洗い!』、『動物から見る人の睡眠… 生きるために眠るのではない!?』という3つの観点で講義を受けた。

『動物から見る人の睡眠… 生きるために眠るのではない!?』という講義では、多くの動物が生命活動に取り入れている睡眠について、生物研究の観点から専門家が解説。そもそも動物が睡眠を取る理由について、最新研究から指摘がなされた。

これまで哺乳類や鳥類が睡眠を取るとされてきたが、近年では爬虫(はちゅう)類や魚類など、脳を持つ動物はいずれも睡眠を行うことが明らかになっていた。さらに最新研究で、イソギンチャクやクラゲといった脳を持たない生物も、活動を抑える時間帯があり、これが睡眠に近い働きなのだという。脳を持たない生物は古い種であり、睡眠という行動は、約5億年前という生物進化の根本から存在するシステムである可能性が出てきたと専門家が語った。

睡眠が、動物が脳という器官を獲得する以前から存在していた働きなのであれば、そもそも睡眠は脳のためのシステムではないということになり、ここで新しい仮説が紹介された。それは、生物にとっては睡眠がそもそもの状態であり、その後、進化により意識を持ち動き回るいわゆる『起きている状態』を獲得したのではという説で、カズレーザーは「原生生物はもうポンと出てきて、自分の仲間を増やすってことだけを考えて出てきたけど、よく考えたら、外に他の奴もいるぞってことに気づいて“起きなきゃ”って思ったってことですか?」と理解を示した。

研究によって睡眠のメカニズムが明らかになっていると学んだカズレーザーは将来の睡眠について「もっと効率よく本当パッて寝れるようなシステムになってたりとか」と期待感を示した一方で、「まぁでも今日はだいぶ脳に負担加えたんで、12時間ぐらいいきたいですね。今日は寝れそうですね」と締めくくり、スタジオの笑いを誘った。

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写真提供:(C)日テレ

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