地上波未公開 映画『キングダム 運命の炎』大沢たかお・吉沢亮が尊敬する山﨑賢人のアクションセンス「車みたいなスピードで走ってた」

2023.7.11 16:30

【ZIP!×entax】

日本テレビ系 朝の情報番組『ZIP!』の『グレイテストシネマショー』のコーナーで6日、映画『キングダム 運命の炎』出演の山﨑賢人、吉沢亮、大沢たかおのインタビュー映像が放送された。本記事ではその模様を、放送未公開部分を含めた完全版としてお届けする。

映画『キングダム 運命の炎』 7月28日(金)公開

本作は原泰久による人気漫画を原作とする紀元前の中国を舞台にしたアクション作品で、実写映画化シリーズの第3弾。これまでに公開された『キングダム』『キングダム 遥なる大地へ』(読み:遥(はるか))の2作はそれぞれ実写映画で年間ナンバーワンヒットを記録。「天下の大将軍」を目指す“信(しん)” を山﨑賢人が、中華統一を目指す若き王“嬴政(えいせい)”を吉沢亮が演じている。

今作の『運命の炎』では吉沢演じる“嬴政”にスポットが当てられ、王になる前の嬴政を支えた杏演じる闇の商人“紫夏(しか)”との過去が描かれる。一方の信は100人の兵士を率いる“飛信隊(ひしんたい)”の隊長となり、大沢たかおさん演じる“王騎(おうき)”と共に隣国・趙(ちょう)との戦いへ挑む。

前作からパワーアップした点や3作目の見どころは?

山﨑:キャストの人たちも戦いのスケール感も物語も、“キングダムの魂”と言って良いような部分が描かれていて本当にすごいことになっています。僕個人で言うと、信の憧れだった王騎将軍から飛信隊という百人隊を授かって、親友との約束「天下の大将軍」を目指していた信が仲間を連れて隊長として成長した姿が描かれているので、そこは注目して見てもらいたいです。

吉沢:アクションも人間のストーリーも良いバランスで入っていて飽きないというか、色々な要素が詰まっているので、1、2も素晴らしかったけれど、3が一番素晴らしい作品になっているんじゃないかなという気がしています。

大沢:1、2を遥(はる)かに超える別次元のキングダムになったなとすごく感じています。山﨑くん演じる主人公の信も1、2とは違ってめちゃくちゃ男っぽくなって、さらに強くなって、走るのも速くなって、童(わらべ)信から、いよいよ信になっていく。そして今度は百人隊の隊長になって、主人公がどんどん大将軍への道を駆け上がりだすところなので、そこは見どころだと思います。

それとなにより1、2では僕の周りにいる人たちに、「吉沢くんが足りない」と、かなりきつく言われていたのが、今回の紫夏編では吉沢くんが存分に人間ドラマのパートをやってくれていて。僕は戦いのブロックだったので現場では会うことはできなかったけれど、作品を見させてもらって、嬴政を演じる吉沢くんに、杏ちゃんと共に感動していました。涙なくしては見られない、今までのキングダムとはまた違う面がいっぱいあって、本当に見どころたくさんの作品になっています。

今作での役作りはどんなことをしましたか?

山﨑:みんなをまとめて演説をするシーンがあるんですけど、そこは今までのシーンにはなかった隊長としての強さ、1、2で戦って乗り越えてきた男の強さみたいな説得力がでればいいなと思って、みんなのテンションを上げるようにしゃべっていました。演じていて、自分でも信として成長できているなと感じるようなシーンでした。声の出し方はみんなに伝わるように、みんなの心に響くようにしゃべろうと思っていて。

最初、飛信隊のみんなは “なんでこのガキが俺らの隊長なんだよ”ってなっているんですけど、自分が話すにつれてどんどん“こいつなんか頼りになるかも、信頼できるかも”って、みんなが変わっていくお芝居を見たときは「あぁ、隊長になったんだな」ってすごくうれしかったです。

吉沢:普段、嬴政を演じているときは目線の動かし方とか、その場で起きている出来事の一歩先を見ている感じとか、そういうのをイメージしながら演じているんですけど、今作ではそういう王としての風格とか説得力みたいなものは一旦全部忘れて、その場で感じたものに反応していく普通の人間として当たり前のことをその場でやろうっていうのを意識しながらやっていました。

表情で意識的にこうしてやろうっていうのはほぼなかったですね。杏さんが素晴らしかったので、杏さん演じる紫夏の暖かさや人間力、母性みたいなものが素晴らしくて、一緒にやっていて引っ張っていただいたなという感じですね。

王騎を演じる大沢さんは、山﨑さんの信の成長をどう感じましたか?

大沢:この作品ってものすごく広いところで撮影をしているので、実はあんまり(現場が)一緒になってなかったりするんですよ。だから「今、信がここで走っているから」っていうのを想像して芝居しなくてはいけなかったんですけど、たまに一緒になると目つきが1、2よりも遥(はる)かに男っぽく厳しくなっていて、百人隊のリーダーになっているのをすごく感じました。

信と山﨑くんが“=(イコール)”というか同じように成長していて、もちろん信も成長しているけど、実は山﨑くん自身が成長している、すごく大人になった気がするんですよね。しゃべっていてもすごくしっかりしてきたし。そういう意味では、一緒に成長しているのかなっていうのは第三者から見ていて感じました。

今作のアクションシーンの撮影はいかがでしたか?

山﨑:結構な大人数で毎回アクションシーンがあるんですけど、カットかかって「OK」ってなった瞬間に、みんな自然に拍手が出たのはキングダムらしくて良かったなと思いました。あとは(清野菜名が演じる)羌瘣(きょうかい)とのふたりのコンビネーションで戦っていくシーンがあるんですけど、そこは長いこと練習をしていて、すごくかっこいいシーンになっていると思います。

練習は毎日じゃないんですけど、半年前くらいからちょこちょこやっていて、当日も撮影前に何回も練習していました。首をとりに行くために走っているシーンは、わかんないくらい何回も何回も走っていましたね。距離は200mとかあるところ走ってたんじゃないですかね?200m走なんて走ったことないですからね(笑)でも、なんか信をやっていると「200m、気づいたら行けてんな」みたいな、気持ちって大事だなって学びました。

信(山﨑)のアクションシーンはいかがでしたか?

吉沢:漫画原作なので普通に考えて人間の動きとしておかしい動きとかがあるわけですけど、賢人がやっていると本物に見えるというか、賢人がワイヤー使っていようがなんだろうが、今これを本気で本当にやっているっていう、信じる力っていうのがものすごく画面に出ているような気がしました。あの表現をリアルにちゃんと成立させる山﨑賢人はすごいなと思いながら見ていました。

大沢:アクションスターと言っても過言ではないくらい、アクションも自分で普通にできてしまうし、1、2、3だと見ている人もどんどんハードルがあがってくると思うんですけど、そのハードルを遥(はる)かに超えるトレーニングを重ねてきているので、どんどん上手くなっていくし、速くなっていくし、この先キングダムが続くならおそらく信は空を飛ぶんだろうなって思っています。

(今後空を飛ぶシーンある?と聞かれた山﨑)

山﨑:そうっすね~ギネスに載りたいです(笑)

吉沢:今回も若干飛んでたもんね(笑)

もし自分が信を演じることになったら?

吉沢:信は、できないと思います。アクションももちろんですけど馬に乗るのがすごく上手いので。よくそんなスピードで走れるなって…車がダッシュしているのと同じスピードで走ってました(笑)なんかそういうのも含めて彼(山﨑)のこの作品にかけた準備期間と覚悟は、普通の役者さんじゃ真似できない相当なものをもってやっていると思うので、軽々しく「やりたい!」とは言えないですね。

大沢:おかしいでしょ(笑)何歳で将軍になるんだって(笑)アクションの中でもかなりトップクラスのアクションの動きができる人なので、それは本当に尊敬しかないですね。

映画『キングダム 運命の炎』は7月28日(金)公開。

写真提供:(C)日テレ

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