『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』当初のB級SF構想にハリソン・フォードが出演拒否!?

2023.6.30 13:30

日本テレビ系金曜ロードショーと、entaxがコラボレーション。金曜ロードショーのここでしか聞けない“とっておき情報”を紹介する。

6月30日は、シリーズ第4作となる、『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』(2008)を放送。米ソ冷戦下の1957年を舞台に、南米アマゾンの山奥に眠る神秘的なパワーがあるという秘宝“クリスタル・スカル”を巡り、インディとソ連の精鋭部隊が争奪戦を繰り広げる!

第1作から第3作までインディの声を担当していた村井國夫(旧表記:村井国夫)が、今回特別にインディの声を録音。新たに制作された「金曜ロードショー・オリジナル版」。

新録音の「金曜ロードショー・オリジナル版」が登場

製作総指揮を務めるジョージ・ルーカスによると、当初この4作目は、『インディ・ジョーンズ 空飛ぶ円盤の襲撃』というB級SF映画スタイルが想定されていたという。実際に脚本も完成したのだが、ハリソン・フォードが「円盤映画にはどうしても出たくない」と言ったのだとか。これについてハリソン・フォード自身は「インディ・ジョーンズの物語は、考古学者が過去の文化のミステリーに取り組むというものだ。でもこの“空飛ぶ円盤”の視点はあまり以前にやっていたことが活かされてないと思った」と語っている。

監督のスティーヴン・スピルバーグも、このアイデアには賛成しなかった。宇宙人を題材とした『メン・イン・ブラック』を制作し、『宇宙戦争』を監督した後ということも理由だったようで、スピルバーグは、このジャンルを使い古さないような別の新たな物語を考え始めた。その結果、ルーカスは「宇宙人ものはもうやるべきではないのかもしれない」と、新たなテーマを検討するに至ったのだ。

この作品から15年の月日を経て、遂に最新作『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』が6月30日に公開。金曜ロードショーで盛り上がった後は、劇場でインディ・ジョーンズ最後にして最大のアクション・アドベンチャーを楽しもう!

新たな敵と熾烈(しれつ)な争奪戦を繰り広げる!

【ストーリー】
東西冷戦時代の1957年。アメリカ国内の米軍基地を女 KGB スパイ、スパルコ率いるソ連軍が襲撃。捕らえたインディに銃を突きつけ、神秘の力を秘めたクリスタル・スカルの捜索を強要する。インディはなんとか逃げ延びたものの、彼の前にマットという謎の青年が出現。マットによると、クリスタル・スカルを追っていたインディの旧友オクスリー教授に危機が迫っているという。クリスタル・スカルの謎を解くため、インディとマットはオクスリーを探しにペルーへ飛ぶが…。

『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』(2008 米
監督:スティーヴン・スピルバーグ
製作総指揮:ジョージ・ルーカス、キャスリーン・ケネディ
プロデューサー:フランク・マーシャル
原案:ジョージ・ルーカス、ジェフ・ネイサンソン
脚本:デビッド・コープ
撮影:ヤヌス・カミンスキー
音楽:ジョン・ウィリアムズ

出演
インディ・ジョーンズ:ハリソン・フォード(声:村井國夫)※金曜ロードショー・オリジナル新録音
マリオン・レイブンウッド:カレン・アレン(声:土井美加)
イリーナ・スパルコ:ケイト・ブランシェット(声:本田貴子)
マック:レイ・ウィンストン(声:松井範雄)
ハロルド・オックスリー:ジョン・ハート(声:中博史)
チャールズ・スタンフォース:ジム・ブロードベント(声:坂口芳貞)
マット・ウィリアムズ:シャイア・ラブーフ(声:細谷佳正)

写真提供:(C)日テレ

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