上岡龍太郎さん81歳で死去　桂ざこば「また寂しくなります」と追悼

『探偵！ナイトスクープ』『鶴瓶上岡パペポTV』などで活躍し、芸能界を引退した元タレントの上岡龍太郎さんが5月19日に大阪府内の病院で肺がんと間質性肺炎のため81歳で亡くなった。ご本人の強い意向により、ごく限られた身内での葬儀も済まされ、お別れの会も固辞されたという。

■ご家族からのコメント
お世話になった方々にも突然のお知らせとなってしまったことを深くお詫びいたします。昨年秋ごろ、積極的治療の術がなく、本人も延命を求めていない、と知らされた時には少し覚悟しておりましたが、あれよあれよという急展開で母も私も気持ちが追いついていない状態です。とにかく矛盾の魂のような人でした。父と子なんてそんなものかもしれませんが、本心を窺い知ることは死ぬまでついに叶わなかったような気もします。
弱みをみせず格好つけて口先三寸…。運と縁に恵まれて勝ち逃げできた幸せな人生だったと思います。縁を授けてくださった皆様方に深く感謝いたします。　　　　　　　　　　　小林聖太郎

■桂ざこばコメント
また、桂ざこばからは「長いことお目に掛かっていませんが、お元気にされてると思ってましたので、とてもショックです。お芝居でご一緒したときに”普通は役を演じるねんけど、ざこばさんの場合は役を自分のところに引っ張って来て、登場人物そのもののように思えるわ“と仰って下さいました。上岡のお兄さんは大好きな方でしたが、皆でワーワー言ってても、どこかでこれ以上入ってはいけないように、なぜか僕が勝手に感じていました。もちろんご本人はいつもカッコ良く自然体で、そんなことは考えてなかったでしょうね。また寂しくなります」とコメントが届いた。