『リトル・マーメイド』ディズニー音楽の巨匠が初レコーディングでは“クビになる”とおびえていた!?

2023.6.2 07:30

日本テレビ系金曜ロードショーと、entaxがコラボレーション。金曜ロードショーのここでしか聞けない“とっておき情報”を紹介する。

6月2日は、有名なアンデルセンの童話を原作に、その恋の冒険を、あふれる色彩と豊かな詩情でつづったアニメーション版『リトル・マーメイド』を放送。
ディズニー映画28作目の長編アニメーションとなる本作は、公開当時アニメーション映画史上No.1の大ヒットを記録。1週間後の6月9日に公開となる実写版『リトル・マーメイド』の元となっている名作だ。

アニメーション版『リトル・マーメイド』では、ロックあり、レゲエあり、バラードあり…。ポップで現代感覚にあふれる歌を、キャラクターたちが歌うシーンはアニメーション・ミュージカルさながら。かつてウォルト・ディズニー自身が映画化しようとした“人魚姫”の物語を、現代のディズニーらしいポップで楽しい作品に仕上げている。主題歌『アンダー・ザ・シー』はアカデミー賞歌曲(主題歌)賞を受賞し、アラン・メンケンがアカデミー賞作曲賞を受賞した。

『アラジン』『塔の上のラプンツェル』『美女と野獣』などの大ヒット作品でも数多くの名曲を生み出し、アカデミー賞を多数受賞している“ディズニー音楽の巨匠”、アラン・メンケンは、実は本作が映画音楽初挑戦。初めてのレコーディングはアリエルが沈没船に入ってサメに追いかけられるシーンだったが、最初の演奏で失敗だと感じたのだそう。監督たちが下を向いてスタジオの機器を触っているのを見て、“絶対にクビになる”と思い「曲が失敗なのはわかってる」と言ったが、部分的な直しを告げられただけだったとか。

ちなみにこの映画では、“隠れミッキー”を探すのも楽しみ方の1つ。トリトン王が登場するシーンでは、たくさんの人魚たちの中に、ミッキーマウスとドナルド、グーフィー、カエルのカーミットの姿が潜んでいる。他にもいくつかのシーンで“隠れミッキー”が潜んでいるので、一瞬の登場をお見逃しなく!

【ストーリー】
楽しいことが大好きで好奇心いっぱいのマーメイド、アリエルは、陸の世界に憧れている。彼女は父親の“海の上にいくな”という命令を無視して、激しい嵐の中、海上に姿を現し、ステキな王子様を救出する。人間になりたいアリエルは、邪悪な海の魔女アースラと取り引きをし、脚を手に入れるために尾びれと美しい声を失ってしまう。そんなアリエルを助けるのは、仲良しのかわいいフランダーと、カリブ海のカニでレゲエが得意な、文句ばかりのお目付け役セバスチャン。タイムリミットが迫る中、アリエルは王子の愛を手に入れ、父親の王国を守ることができるのか…!?

『リトル・マーメイド』(1989 米)

共同制作:シルバー・スクリーン・パートナーズⅣ
監督・脚本:ジョン・マスカー、ロン・クレメンツ
製作:ハワード・アシュマン、ジョン・マスカー
原作:ハンス・クリスチャン・アンデルセン
ディレクション・アニメーター:マーク・ヘン、グレン・キーン、ダンカン・マージョリバンクス、リューベン・アキノ、アンドレ・デジャ、マシュー・オカラーン
視覚特殊効果:マーク・ディンダル
音楽:アラン・メンケン
作詞・作曲:ハワード・アシュマン、アラン・メンケン
美術監督:マイケル・A・タウンズ

声の出演(内は英語版)
アリエル:すずきまゆみ(ジョディ・ベンソン)
セバスチャン:上條恒彦(サミュエル・E・ライト)
アースラ:森公美子(パット・キャロル)
バネッサ:森公美子(パット・キャロル/ジョディ・ベンソン)
エリック:井上和彦(クリストファー・ダニエル・バーンズ)
フランダー:大友大輔(ジェイソン・マリン)
トリトン:久米明(ケネス・マース)
フロットサム&ジェットサム:森山周一郎(パディ・エドワーズ)

写真提供:(C)日テレ

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