寺坂頼我が宣言「かっこいい大人になりたい」　新ドラマ『俳句先輩』の会見で一句詠む～はなまる評価の腕前とは

【エンタメの未来を彩る光をキャッチ！　シリーズ「未来予知」】

注目の俳優・寺坂頼我にentaxが独自にインタビュー。５月27日（土）よる10時より一挙放送される日テレプラス・ひかりTV共同制作のオリジナルドラマ『俳句先輩』で“男子くん”役として出演。元宝塚トップスターの紅ゆずるが演じる主人公“俳句先輩”との絶妙な掛け合いが見所のひとつ。先日の記者会見には主演の紅ゆずる、原作の俳人・堀本裕樹とともに出席し、寺坂は即興で俳句を披露する一幕もあった。さらにインタビューで明かされたドラマ撮影時の共演者とのエピソードや、自身が想像する3年後・5年後の未来とはー

■春の季語『猫の恋』で俳句を披露

「猫の恋　片目で見たよ　うらやましい！」　猫がイチャイチャしているのを歩きながら目を細めて見て、はかない切ない独身男性の心情を言ってみたんですけど…

会見に同席したドラマの原作者で俳人の坂本裕樹からは「なかなかいい、はなまるです」と高い評価を受け、寺坂は喜びを爆発させた。

■俳優・寺坂頼我×entax独自インタビュー

『男子くん』役の寺坂頼我です。

――ドラマ『俳句先輩』で男子くん役を演じた感想は？

『俳句先輩』は俳句の季語や句のこと、日本のことをコメディーの中で楽しく知っていけるドラマになっています。男子くんは特に俳句を知っていく立場、もしかしたらこれをご覧の方の中で俳句のこと全然詳しくないよという方いらっしゃると思うんですが、そんな方と同じ目線で俳句に染まっていくという立場なので、僕に本当に似ていたので、演じられてうれしかったし、やりやすいなと率直に思いましたね。楽しい役でした。感情の起伏が激しいので、男子くんみたいな子がもし周りにいたら、きっと楽しいんだろうなと思いましたね（笑）

――感情の起伏が激しい役ということで、ご自身と比べると…

近いものがありましたね。普段何かバラエティー（番組）に出たとかロケに行っているとか、すごく「うわぁー！」って普段からちょっとオーバーめなんですよね、たぶん他人から見たら。それがそのまま活かすことができたというか（笑）まんまなので。

――男子くんを演じる上でこだわった点を教えてください

このドラマの中で皆さんに共感をしていただきたいという部分があったので、まず代弁をする僕は率直に心から出る言葉じゃないといけないなと思って、多少アドリブもちょこちょこと入れていたりもするし、あとは、特にわかりやすく成長していく、俳句に対して成長していくポジションなので、それが伝わるようにしていけたらいいなというのは監督とお話ししながらやりました。

――アドリブとは具体的に、どのような形で？

たとえば猫を、今回『暦ちゃん』という小倉蒼蛙（小倉一郎）さんが演じる猫がいるんですけど、猫と言っても人が着ぐるみを着てとんでもない大きさの猫じゃないですか（笑）セリフは「これ猫？」とあるんですけど、座り込むときとかの「でっけえ」とか（笑）「うわっ」とかアドリブで入れました。みんなも「でかっ！」と思って。

――主演の紅ゆずるさんと初めて共演していかがでしたか？

本当に出会うことができてよかったなとすごく思いますね。尊敬の気持ちからとすごく仲良くしていただけたので、僕の中ですごい大スターの方なので、そんな方が斜に構えることなく、僕からもいろんなアドバイスちょうだいと言ってくださったり、気さくに話しかけてくださったりというのはカッコいいなってものすごく思いましたね。

――紅ゆずるさんとの撮影時のエピソードは？

よくお昼ご飯を一緒に誘っていただいて食べるときも、そういうときに過去の自分のお話をしたりとか、僕地元が岐阜で名古屋なんですけど、「名古屋行ったらまた言うわ～！」みたいな約束をしていたりとか、すごくどこでも言わないといけないなと思っているんですけど、僕が足がしびれちゃったときがあってそのときに、（紅ゆずるさんが）すごい足を攻撃してきて（笑）、しびれているのに「えいえい」って（笑）すごいおちゃめな方、いたずらっ子な方なんだなと思いましたね。

――先輩・紅ゆずるさんから学んだことは？

いつ何時も立ち姿がまず美しかったりとか、所作がすごくキレイだったので、僕もそういうふうにいつ見られてもいいようにしていきたいなと思いましたし、あとは（紅ゆずるさんは）初めて映像をやられる、あんまり経験が無いとおっしゃっていたんですけど、それでも自分のこだわりだとか、この役はこうしたい、これどうですか？　というのをちゃんと持っている方だったので、僕もより一層、気を引き締めないといけないなと思いましたね。こだわっていきたいなと。

――3年後や5年後にどうなっていたいですか？

本当に日に日に思うんですけど、年上の方々ってすごいなって感じる部分がいっぱいあって、それは僕がただ恵まれているだけかもしれないんですけど、例えば人としての指導をしてくださったりとか、ダメなことはダメってちゃんと誰かに対してエネルギーを使ってくださる方が周りにはいて、僕の両親もそうですし、事務所の方もそうですし、そんなふうに言える大人になっていきたいなと思ったり、あとは今回で言うと小倉（一郎）さんとか紅（ゆずる）さんとか、きっとおいくつになっても謙虚で優しくて、でもストイックでという、僕のモットーが“自分に厳しく、人に優しく”なんですけど、まさにいくつになってもやられている方が第一線にいらっしゃると思うので、3年とか近い未来ですけどそこでもおごることなくやっていけたら一番だなと思っています。本当にカッコいいなと周りの人を見て思うので、自分がかっこいいなと思う大人になってまたみんなを元気にできるようにやりたいですね。

【寺坂頼我 Profile】
1999年12月26日　岐阜県出身。特技はバク転、バク宙、アクロバット、暗記、エビの種類をたくさん言えること。趣味はボールペンを集めること。プリンが大好き。
映画やテレビ、ラジオ、CMなどに出演。代表作として2021年『ウルトラマントリガー　NEW GENERATION TIGA』主演。2022年には初のソロシングル『青』をリリースするなど幅広く活躍中。

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