Peel the Apple「可能性0パーセントだと思っていた」新メンバーに18歳、16歳の2名発表 “涙でゴリラの顔真似”も披露
2023.4.20 20:00『ぴるあぽ』の愛称で人気の7人組アイドルグループPeel the Appleの『Peel the Apple新メンバー発表会』が、4月19日SHIBUYA CLUB QUATTROで開催された。昨年12月に公式Twitterが「Peel the Appleと一緒に夢をかなえる新メンバーを募集します」と告知。3か月にわたるオーディションを経て、最終審査には10人のファイナリストが残った。entax取材班は発表会の模様を独自にリポートする。
■新メンバー候補生は努力家さんの集まり。誰が選ばれてもおかしくない
2023年3月から4月にかけて初の冠番組『Peel the Appleの#ぴるあぽ拡散希望』が放送されるなど、今、勢いにのるPeel the Apple。グループのさらなる飛躍を目指し、今春新メンバーのオーディションが実施されることになった。配信審査や合宿などを経て、800人の応募者の中から10人の候補生が選ばれて、運命の発表会に臨んだ。
発表会前半は、現体制の7人によるライブパフォーマンスを披露。1曲目の『Don’t Peel the Apple』が始まると、オーディエンスから熱のこもったコールが送られた。Peel the Appleは、アイドルグループ『26時のマスカレイド 新メンバー発表ライブ』で惜しくも選ばれなかったファイナリストによって誕生したという経緯がある。この曲には<諦めなかったプリンセスは 仲間たちと出会いました>といった歌詞が入っていて、ライブ冒頭でグループがスタートした時の状況を思い起こさせた。
そしてセンター争奪戦勝者の春海りおがセンターを務めた『なんてこった!』や、青春のきらめきを描いた『青春グラフィティー』など4曲を歌った後、MCタイムで7人は新メンバー発表を控えた心境を語る。
黒嵜菜々子は「深夜まで練習していたと聞いて、すごい努力家さんの集まりで。誰が選ばれてもおかしくないくらい、本当にみんないい子だと思うので、みんな楽しみに待っていてください」とPR。
浅原凜は「今日を迎えることが楽しみだけども、いろいろな気持ちがあって。昨日もちょっと変化を恐れる気持ちがあったのかわからないんですけど、ずっとYouTubeをぼーっと見てしまって、何か寝れなくて。心のどこかで、“ああ、ぴるあぽが”なんか…ね」と気持ちが高まって、思わず涙ぐむ場面も。「でもファイナリストのみんなはすごく頑張って。私たちよりも、もっと不安な気持ちも多い中、今日を迎えていると思うので、この後、ファイナリストのライブもあるんですけれど、皆さんいっぱい盛り上げてくれたらうれしいです」と呼びかけた。
自分たちも悔しい思いを乗り越えて成長していった彼女たちだからこそ、新メンバー候補生に対しても、深い愛情をもって接していることが伝わってくる。
■お客さんの盛り上げが、みんなの力になったのかもしれない
そして全9曲のライブパフォーマンスを終えると、日本テレビのバラエティ『Peel the Appleの#ぴるあぽ拡散希望』でMCを務めたお笑いコンビ・アンタッチャブルの柴田英嗣、おぎやはぎの小木博明がステージに登場。番組で彼女たちのバラエティ力をきたえてくれた2人が、グループの運命の瞬間に立ち会ってくれるという。
舞台が整い、新メンバー候補生10人がステージに現れた。緊張のあまり涙目になる候補生もいたが、オーディエンスが温かく迎えてくれたおかげで、1人1人の自己紹介タイムも大いに盛り上がる。
最終審査は、A、Bと2チームに分かれてのグループパフォーマンス。両チームともオリジナル曲『バトン』を歌った後、Aチームは『夏、恋はじめます』、Bチームは『青春グラフィティー』をそれぞれ披露した。メンバーの山崎玲奈は候補生たちのパフォーマンスについて「みんな今までのパフォーマンスの中で、1番キラキラしていたなと思いました」とねぎらう。MCの柴田は「お客さんの盛り上げが、みんなの力になったのかもしれないですね」とオーディエンスが頼もしく支えてくれたことについても言及した。
そしてMCの柴田に封筒が渡され、ついに新メンバーを発表。東京都出身、18歳の広島世那(ひろしませな)と埼玉県出身、高校2年生16歳の南月叶(みなみるな)の2人が選ばれた。
広島世那は「自分は正直、受かる可能性0パーセントだと思っていたので。アイドルのオーディションも、最終審査で落ちた経験が2回あって。自分は向いていないのかな、と思っていたんですけれど、あきらめないで受けてよかったな、と思います」とその思いを話す。また抱負について聞かれると「このPeel the Appleというグループは、今のメンバーさんが作り上げてきた、すごい大切なグループなので、絶対に汚さないように頑張ります」と涙ながらに決意を語った。
南月叶は「私はダンスも歌も未経験で。でもただただ、アイドルになりたくて。Peel the Appleさんの一員になれ…」と声をつまらせる。「頑張れー」と周囲の励ましによって気持ちを落ち着かせ、「できるだけ爪痕を残そうと、ゴリラとか、たくさんいっぱいやってきてよかったのかなと思います」と話し、最後は涙でぬれた顔で、力いっぱいゴリラの顔真似を見せた。
2人は6月11日開催予定の『Peel the Apple 東阪2大都市ワンマンLIVE~過去最大キャパらしいけど… 本当に埋められるんだろうね?~』の東京公演(LINE CUBE SHIBUYA)から合流する予定だという。リーダーの松村美月は「今日から新体制として、月叶ちゃんと世那ちゃんを加えて9人でPeel the Apple、頑張っていきます!」と宣言。最後に「新メンバーオーディション、たくさんの応援ありがとうございました。これからもPeel the Appleと、違う道に進むことになった8人のファイナリストのみんなの応援も、よろしくお願いします!」と締めくくった。
9人の新体制になって、ますますパワーアップする彼女たちから目が離せない。
【Peel the Apple Profile】
プラチナムピクセル所属の7人組女性アイドルグループ。日本武道館ワンマンを成功させるなど、人気を博したアイドル『26時のマスカレイド』の新メンバーオーディションのファイナリストによって、2020年7月に結成(応募数2,000人)。次世代アイドル日本一を決める大会で優勝し、1,000万円を獲得。昨年には、全国16都市を巡る全国ツアーを開催&成功させるなど、いま波に乗るグループ。