櫻井翔、最強の敵・佐藤浩市の演技を隠れて観察「景色と化した」と得意顔
2023.4.1 16:00嵐の櫻井翔が31日、東京・丸の内ピカデリーで行われた『映画 ネメシス 黄金螺旋の謎』(入江悠監督)の初日舞台あいさつに、共演の広瀬すず、江口洋介 、佐藤浩市とともに参加。撮影“秘話”を明かして共演者を驚かせた。
天才的なひらめきで事件の真相を見破っていく探偵助手のアンナ(広瀬)と、ポンコツだが人望に厚い自称天才探偵の風真(櫻井)が、さまざまな依頼に挑むストーリー。2021年にドラマ版が放送され、好評を博した。
登壇者は客席の間の通路を練り歩いて登壇。広瀬は自撮り棒を手に動画撮影をしながら登場し、壇上で「ドラマから2年がたって、こうしてまたアンナとして生きることができて、『ネメシス』(の一員)としていられることがすごく楽しかったので、長かったようで、今日を迎えた瞬間にあっという間だったなって感じました」と初日を迎えた感想を語った。
この日は、マスクを着用した状態で声援を送ることが許可された。入場時から盛大な拍手と声援で迎えてくれた観客に、櫻井は「いよいよ皆さんに見ていただけるうれしさと、自分たちの手から(作品が)離れてしまうような寂しさと、いろいろと入り交じった感情ですけど、このキャンペーンの中で皆さんの前に立つのが僕としても2年ぶりくらいなので、実際に同じ空間を共有することができて、貴重な場をいただけてありがとうございます」と感謝。広瀬も観客の盛大な拍手を浴び、「拍手とかが日常的にないので、ふぉーーーって思って鳥肌が立ったなって。ゾクゾクしました」とファンとの交流に興奮した様子だった。
謎多き黒幕にして最強の敵役である“窓”を演じる佐藤は、本シリーズ初参加。「謎多き男ですいません。あまり多くはしゃべれないんですけど、役である以上は出生・出自をある程度、見えるようにやることが基本なんですけど、今回は“絶対にそういう匂いがしないようにやろう”ということを心がけました」と役作りのポイントを明かした。
“窓”は劇中で、仲間が次々と非業の死を遂げる悪夢を見たアンナに「私たちが握手をしなければ、夢は一つずつ現実になっていく」と伝える設定。佐藤とは初共演となる広瀬は「“窓”の歌うようにセリフが流れてくる音だったりとか、自分の周りをグルグル回って操られている気分になってくるというか、不思議な感じで…。ご一緒させていただけて楽しかったですし、光栄です」と佐藤の演技に舌を巻いた。
櫻井は、今作で佐藤との共演場面はないという。それでも“窓”の存在を撮影時から気にしていたようで、「同じシーンこそなかったんですけど、ウチのメンバーも何度もお世話になっていますし、同じ現場というのはすごく楽しみでした。例えば、もう撮り終わった浩市さんのお芝居を監督に見せていただいたりとか。あとは、すずちゃんと浩市さんのシーンなんですけど、スタッフにまぎれて遠目から見ていたりとか。けっこう隠れて見ていたんですよ、ご本人に気付かれない範囲で」と告白。驚く広瀬と佐藤を横目に、櫻井は「たぶん役衣装も脱いでいたんで、完全に景色と化していたんでしょう。“窓”のお芝居が、どういうテイストなのか見ておきたかったのが強くあったので…」と得意顔で明かして笑わせた。
『映画 ネメシス 黄金螺旋の謎』
©2023 映画「ネメシス」製作委員会
大ヒット上映中