落ちこぼれの集団からメジャーデビューへ R-指定も所属するラッパー集団・梅田サイファーの素顔に迫る
2023.4.1 13:30話題のヒップホップグループ・梅田サイファーが、31日深夜放送の『バズリズム02』(日本テレビ系)に出演。ラッパーに対するイメージとは離れたギャップのある素顔やグループ結成の秘話を明かした。
『サイファー』とは、メンバーで輪を作りリズムに合わせてフリースタイルでラップセッションを楽しむヒップホップ集団のこと。梅田サイファーは、2007年に大阪・梅田の歩道橋で活動を開始。ヒップホップユニット・Creepy Nutsのメンバーとして活躍しているR-指定を含めた13人で構成される。
■話題のラッパー集団・梅田サイファー、メンバーには現役の社会人も…
番組MCのバカリズムが「スタジオが混んでる」と表現するほどの存在感で登場した梅田サイファー。「これだけいると、怖いって言われるんじゃないですか。ラップやってる方ってどうしてもそういう偏見持たれがちじゃないですか」と尋ねると、R-指定が「メンバーの中には、現役で社会人として頑張ってるメンバーもいて」と説明。
実はメンバー13人中5人が現役の社会人で、学生時代から活動していると言う。メンバーのコーラは「営業をしてます」と言い、この日の番組収録には、有給休暇を利用して参加したことを明かし、スタジオの笑いを誘った。
■R-指定、メンバーは“落ちこぼれの集まり”
学生時代からの友人たちでスタートし、メジャーデビューを果たした梅田サイファー。バカリズムが「結構感慨深いんじゃないですか。まさかこういう形で(デビューするとは)…」と聞くと、R-指定が「想像もしてなかったですね。はじめはどこのクラブとかライブにもなじめず、日の目を浴びないやつらが集まって、でも“俺らはラップ上手いしな”って感じでサイファーしてたから…結構いろんなところからはぐれてきたやつが、歩道橋にたどり着いた感じです」と結成当時について振り返った。
するとバカリズムが「あっ、そういう感じなんだ。僕のイメージでは、各ライブハウスの番長クラスが集まってる、みたいな。落ちこぼれの集まりなんですか」とコメントすると、メンバーのKenny Doesが「各町の1番下っ端です」と自虐ぎみにコメントし、スタジオを盛り上げた。
■梅田サイファーの結成はSNSの『mixi』がきっかけに…
そんな梅田サイファーは、当時コミュニケーションの場として人気のあったSNS『mixi』でメンバーの輪が広がったと言う。バカリズムは懐かしそうに「あっ、“mixi”なんだ! 時代だな~!」とコメント。KZは、「最初のメンバーが、フリースタイルのバトルでもっとかますために梅田で集まって、“サイファーしようや”って言って、彼らが“mixi”のコミュニティ-を立ち上げて、それを見た人たちがやってきたみたいな」と説明した。
さらにR-指定が「(はじめは)グループってわけじゃなかったんですよ。もともとはみんなライブする場所もないから、各々でラップを披露する場として歩道橋でやってただけ。そんな中で俺はCreepy Nutsを結成したりとか、みんな各々の活動の中の1つが“梅田サイファー”みたいな感じです」と結成秘話を明かした。