宮本和奏、16歳の素顔は「負けず嫌い」 ファッション誌『nicola』トップモデルから俳優へ華麗な転身を目指す

2023.3.28 19:00


【エンタメの未来を彩る光をキャッチ! シリーズ「未来予知」】
俳優としての飛躍が期待される宮本和奏さん(16)にentaxが独自にインタビュー。12歳のときオーディションでグランプリを獲得し、ティーンファッション誌『nicola』専属モデルとして活躍。4年半の活動を経てこの春、nicolaを卒業した。第1弾の今回は、4年半のモデル時代に学んだことや、日本テレビZIP!の朝ドラマ『クレッシェンドで進め』、CMにも出演するなど活動の幅を広げている注目の新人・宮本和奏さんに、今後の俳優活動への意気込みや目標などを語ってもらった。

■俳優・宮本和奏×entax独自インタビュー

高校1年生、16歳の宮本和奏です。よろしくお願いします。

――ティーンファッション誌『nicola(ニコラ)』を卒業した率直な心境は?

まず、すごく寂しいなと感じているんですけど、nicolaは4年半ずっと私の日常にあったような存在だったので、すごく寂しいのと、実感が湧かないです。

――3月に卒業されたばかり、まだ実感ないですか?

nicolaってアンケートが結構大変というのがあるんですけど、そのアンケートも平日来ないなと思ったり、意外に寂しいです。雑誌のアンケート、コーデを考えたり、最近はやっているものとかを書いたりするんですけど、大変なときももちろんあったんですけど、いざ無くなると結構悲しいなって思いますね。

――2018年、nicola専属モデルオーディションでグランプリを獲得したのが小学6年生のとき(当時12歳)。 4年半を振り返って1番の思い出は?

この4年半を振り返ると、本当にnicolaという存在がなかったら、いまの私は本当にいないなと思っていて、nicolaって私にとって初めて芸能界に触れるキッカケとなったんですけど、モデルを通してポージングとか表情だけじゃなくて、人として4年半で成長できたなと思っていて、小学校の頃から大人の方と接すること、関わることになって、言葉遣いとか上下関係とか礼儀とかを1からnicolaで学ばせていただいたなって思っています。

1番私がこの4年半で達成感を感じたところが、初めて表紙を飾ったときで、中学3年生の後半で発表されたんですけど、そのときに中学3年生で飾るって後輩に抜かされてきて、“やっと飾れた”というのもあって、頑張っていたことが報われた瞬間で、すごく頑張ってきてよかったなという達成感がありましたね。

――nicolaで学んだことや得たものは?

4年半nicolaで得たことは、人との関わり方とか、自分の心のモチベをどれぐらい平常にできるかっていうのをすごく勉強できたなって思っていて、もちろん人と関わることでいろんな知識を得ることができたし、こういう人もいるんだなとか、こういう接し方をするといいんだなとかももちろんなんですけど、自分自身のことをすごく知れて、自分ってこういうときに落ち込みやすいんだと知れたんですね、nicolaを通して。本当にnicolaって中身をすごく変えてくれたなって私は思います。

――どういうときにすごく落ち込みますか?

人にちょっと言われた言葉、「和奏これできていないかも」とかポロって言われたり、ほかのモデルさんがすごい褒められているときとか、私すごい落ち込んじゃって。確かにその子も頑張っているのになんで落ち込むんだって感じなんですけど、負けず嫌いな心が出てしまってそういうところで、すごい悔しいって思ったりするんだなって。

あとは自分がしてしまった失敗とかもすごく反省して1回1回その場面でもすごく落ち込んでしまったり、ポージングも全然できていなかったら自分が悪いのにすごい落ち込んで、何回も何回も落ち込んだり。あと同学年とか同期の子とかがnicolaのページをすごい飾っていたりすると、とても悔しいというのもあるんですけど悲しくてすごく落ち込んでいました。

――負けず嫌いなんですね?

はい!(笑)負けず嫌いですね。

――すでに日本テレビZIP!朝ドラマ『クレッシェンドで進め』やCMなどにもご出演されています。俳優という仕事はどのようなイメージがありますか?

まだ俳優としての活動は浅い方なんですけど、私は俳優さんって人の心に届く作品をお芝居を通してしているなと思っていて、私も自分のお芝居が人の心、見ている方の心に届くくらいの芝居力とか、演技力とかができるようにいまは準備をしていきたいなと思っていますね。

――どんな準備をしているのですか?

いまは事務所でレッスンや、それももちろん準備のひとつであったり、あとはnicolaのアンケートが平日無くなった分、学校はあるんですけど作品を見る時間が少しずつ増えてきたので、映画館で見てみたりとか最近は心がけるようにしています。あとは日常的に悲しいと思ったこととか悔しいとかうれしいと思った感情を結構大切にするようにしていて、自然に泣いているとき私どう泣いているんだろうとすごく気になっていて、本当に泣いているときに鏡で見てみたり、こういう泣き方をしているんだなって日頃を大切にしていますね。

――自分のことを客観的に…

見られるように頑張っていますね。

――nicolaで宮本さんを支えたファンへの思いは?

本当にファンの方がいなかったら私はすごくメンタルとかも崩れてしまっていたりしていたんですけど、ファンの子たちが私を見つけてくれて、たくさんいる中で私を応援してくれたというのがまずすごく感謝をしたいなと思っていて、ファンの子たちの期待を裏切りたくないっていうのもあったり、これからにも期待してほしいというのもあって、そのために私はこれからも芸能界で頑張っていきたいと思っているので、これからも是非応援をたくさんしてほしいなと思っていますね。

――現役女子高生としては…

学業も、しっかり学校には毎日行っているので、勉強は苦手なんですけど(笑)周りの友達に勉強得意な子がいるので、その子たちに教えてもらいながら支えてもらいながら感謝をしつつ、これからも頑張っていきたいなと思っています。

――周りの友達はモデルから俳優にシフトチェンジすることについて

周りの友達にはあんまり伝えていたり話していたりはしていないんですけど、私の活躍自体はすごく応援してくれているお友達がたくさんいて、廊下ですれ違ったりするたびに、「あれ、かわいかったよ」とか「インスタ見たよ」と言ってくれる友達がすごくたくさんいるので、すごいモチベにもなっているので、その子たちにも、もっともっとそう言ってもらえるように全力で頑張りたいなと思っています。

――3年後や5年後は、どうなっていたいですか?

モデルと俳優をどちらも両立できているというのが私の目標なんですけど、いまはたぶんモデルとしての印象が強いと思うんですけど、俳優としての印象もしっかりついてもらえるように努力していきたいなと思っています。

――やってみたい役は?

学生というのがあって、いまは学園モノとかやってみたいなと思うんですけど、悪役とかやってみたいなと思っています。実は悪役でしたとかあるじゃないですか。そういうのもすごく面白いなと思っているのでやってみたいです。

【宮本和奏Profile】
2006年5月30日、東京都出身。特技は運動、メイク、空手、サルサダンス。2018年に第22回雑誌nicola専属モデルオーディションでグランプリを獲得。NHK Eテレ『すイエんサー』や日本テレビZIP!朝ドラマ『クレッシェンドで進め』に出演。また、『北陸銀行』のイメージキャラクターを務め、様々なCMシリーズにも出演中。2023年3月、nicola専属モデルを卒業し、今後は俳優としての飛躍が期待されている。

写真:©entax

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