アンジュルム竹内朱莉 卒業後にグループとコラボ確約?「竹内さんの書で囲まれた空間でライブがしたい」
2023.3.16 20:15ハロー!プロジェクト所属の10人組アイドルグループ・アンジュルムが14日、神奈川・KT Zepp Yokohamaで最新アルバム『BIG LOVE』(22日発売)のリリース記念イベントを実施。2019年発売の『輪廻転生〜ANGERME Past, Present & Future〜』以来、約4年ぶりのフルアルバムとあって、平日の昼間帯にも関わらず会場には約2000人のファンが訪れた。
イベント開始前に行われた記者発表会では冒頭、グループリーダー・竹内朱莉が「お忙しい中ありがとうございます。本日はよろしくお願いします」と報道陣に深々とお辞儀をして挨拶。今年予定されている春ツアーをもってグループおよび“ハロプロ”を卒業することが決まっている竹内は、同アルバムが卒業前に参加する最後の作品となる。
■竹内がジャケ写『愛』の文字に込めた“BIG LOVE”
記者発表会の目玉となったのは、額縁に入れられて登場した大きな『愛』の筆文字。書道で準五段『正師範』の資格を有する竹内が今回のアルバム『BIG LOVE』の名前にちなんで手掛けた達筆の書で「昔だったら最後の払いの部分を上にシャシャって持っていったと思うんですけど、今のアンジュルムはもうちょっとカッチリしたかっこよさがプラスされたので、それをイメージして、今回は長めに止めるっていう風にしました」と、たった一文字の細部にまでグループへの愛を込めて書き上げたことが明かされた。
■竹内卒業後のコラボに期待
竹内が特技の書道で最新アルバム『BIG LOVE』のジャケ写デザインを手掛けたことを受け、entax取材班はメンバーそれぞれに「竹内さんが卒業したあと、アンジュルムのために書いてもらいたいものは?」と質問。
いち早く手を挙げたサブリーダーの川村文乃(あやの)は「竹内さんの書道があるステージセット。竹内さんの書に囲まれて、ライブをしてみたいです」と回答。竹内や他メンバーからも「やりたい!」「楽しそう」とすぐに声が上がった。中でも上國料萌衣(かみこくりょう・もえ)は両手を合わせ祈るような仕草も見せていた。
一方で竹内は「個人的に川村文乃ちゃんがマグロの解体ショーをやるときの、後ろの横断幕を書きたい」と回答。川村は2021年に全国鮪解体師協会の1級マグロ解体師試験を受けて合格。自身のバースデーイベントで31キロのマグロをさばいたこともある。今回の竹内の提案に対し、川村は「ぜひお願いします!」と前のめりでコラボに期待を寄せていた。
■メンバーに引き継ぐ思い「気持ちで行け」
記者から卒業後の活動を聞かれた竹内は「書道の道で頑張っていく」「世界に向けて書道の文化を広げていきたい」とコメント。芸能活動を続けていきながら書道を究めていくことに今まで以上に時間をかけて取り組み、今春には初の個展『煌々舞踊(こうこうぶよう)』を明治神宮外苑・聖徳記念絵画館で開催する予定。新しく書き下ろした作品や過去作、幼少期時代の作品など初公開を含む50点以上を展示する。
またメンバーへの思いを聞かれると「何を残せたかはわからないが、どん底時代があったからこそ今の勢いのあるパフォーマンスができています。私自身はとにかくずっとふざけてきた。迷わず行けっていうのは今後引き継いでもらいたい。考えるな、気持ちでいけ」と、春の卒業を前にメンバーにエールを送る一方で、胸元で指を下に向け、宛先はこちらと言わんばかりに「一気にお仕事なくなるので、こちらまでください」と笑いを誘って、記者発表の場を締めくくった。