秋元康がエール スター育成プロジェクト発ユニット・ブルーベリーソーダ CDデビュー「歌手としても女優としても全力投球で」
2023.3.11 17:30秋元康が作詞した曲「天使が通る」で昨年メジャーデビューを果たしたブルーベリーソーダが9日、同曲のシングルCD発売決定を記念した記者発表会を行なった。
「未来のスター女優を目指す」をコンセプトとするブルーベリーソーダは、元々TBSで発足したスター発掘・育成プロジェクト『私が女優になる日_』から生まれた7人組ユニット。2022年1月から半年ほどをかけて行われたオーディションを勝ち抜き、約5500人の中から選ばれたファイナリストたち、馬越友梨(うまこし・ゆり)、大嵩愛花(おおたけ・あいか)、大橋小春(おおはし・こはる)、大平くるみ(おおひら・くるみ)、幸澤沙良(こうざわ・さら)、鈴木悠華(すずき・ゆうか)、田村藍(たむら・あい)で構成されている。同年10月から1クール放送されたTBSのよるオビドラマ『差出人は、誰ですか?』では、すでに7人のうち4人(幸澤沙良、大嵩愛花、馬越友梨、大平くるみ)が女優として出演。中でもオーディションのグランプリに輝いた17歳の幸澤は主演を務めている。
■デビュー曲にちなんだ舞台で披露された“天使ダンス”
都内の教会を貸し切って行われた記者発表会では始めに、5月3日に発売されるデビューシングルCD「天使が通る」の歌唱パフォーマンスが披露された。胸の前で腕をクロスさせるサビ部分の振り付けは「天使の羽」をイメージ。舞台となった教会の荘厳な雰囲気の中で、同曲をフルサイズで歌い切った。この曲のミュージックビデオはシングルCDの発売に先んじて昨年12月にYouTubeで公開。再生数を約60万回まで伸ばしており(3月9日現在)、視聴者からも「昭和レトロ感が素敵」「推すしかない!」など、ブルーベリーソーダを応援するコメントが寄せられている。
■演技力を磨くためにしていること
歌唱後にentaxが「女優として力をつけるために日々行なっていること」をメンバーに聞いたところ、大嵩、田村、幸澤の3人が挙手をして回答してくれた。
読書が趣味の大嵩は「唯一無二の個性的な女優」を目指しているとした上で、ミステリーや恋愛、ファンタジーなど様々なジャンルの小説から細かな人物の描写を学んでいると回答。さらに「人間観察」が日課という田村はいろんな人の動きを見て勉強していると明かし、「電車で寝過ごしてしまったサラリーマンの人がいらっしゃって。絶望した瞬間を見て、辛いなって思いました」と直近のエピソードトークを披露した。一方「泣いたときに鏡で自分の顔を見る」と回答した幸澤は「最初に感動して泣いている顔を見たときはすごく酷い顔をしていたので、それはショックだったんですけど」と会場の笑いを誘いつつも「心からこうやって泣いたら、きっと見る人にも伝わるなっていうのは学びました」と女優としての意気込みを語った。
■秋元氏からアドバイス『全部楽しんで』
今回の記者発表会ではブルーベリーソーダの7人がデビューCD発売前、曲の作詞を担当した秋元康から今後の活動について『人は挫折を繰り返して色がついていくから、全部楽しんでやっていってほしい』とアドバイスを受けていたことも明かされた。
歌もダンスも初めてだと話す大橋は「不安な気持ちも大きかったんですけど、ブルーベリーソーダでの活動を通して表現力を高める大事な機会だと思うので一生懸命頑張りたい」とコメント。同じく歌唱に自信がないと話す鈴木も「いろんな方に自分たちを知ってもらえると思うと、すごく前向きな気持ちで頑張れるようになりました」とし、メンバー全員が女優としてだけでなく歌手としても志を高く持っていることが見て取れた。