『リバーサルオーケストラ』切なくも深い夫婦愛に反響　妻にささげる『愛の挨拶』に「涙がとまらない」

2023.3.3 19:00

3月1日に放送された日本テレビ系水曜ドラマ『リバーサルオーケストラ』の第8話で、玉響のベテランオーボエ奏者・穂刈（平田満）が、妻・冴子（宮崎美子）との思い出の曲『愛の挨拶』をクライマックスで披露。深い夫婦愛を描いたエピソードにSNS上では、「泣かずに観るの無理でしょ」「もう感動して涙涙でした」「今回はひたすら泣いたわ」と、これまでにないほど感涙の声があふれた。

前回のラストで穂刈が交通事故に遭ったと聞いてかけつけた初音（門脇麦）と蒼（坂東龍汰）は、穂刈の妻・冴子が認知症を患っていることを知る。最近穂刈が演奏に不調をきたしていたのは、その介護が原因だったこともわかった。

以前から穂刈が愛妻家であることを知る蒼は力になろうとするが、冴子は玉響の練習場所にやってきて朝陽（田中圭）を若いころの夫と思い込むほど。介護は穂刈が退団を決意するほどの限界にきていた。

それらのシーンには「変わっていく彼女のことを見てるのは辛いだろうな…」「認知症になっても旦那さんの話題ばかりな奥さん、相当愛してたんだろうな」など胸を痛める人も多かったようだ。

一方で朝陽は、蒼に「家庭の事情に深入りすべきではない」と忠告し、突き放したかのような態度を見せていた。しかし冴子の老人ホームへの入居が決まり、家の物を処分した中に、昔夫婦で『愛の挨拶』の演奏を録音したテープがあるのを見つけると、「全部手放す必要はないんじゃないんですか」と処分せずに穂刈に渡すのだった。

また老人ホームへの入所当日には、なかなか行こうとしない冴子の前に突然スーツ姿で登場。驚く初音たちをよそに、冴子が勘違いしている若いころの穂刈になりきって優しく彼女をエスコートする。予想外の朝陽の行動に、「朝陽さま優しい～」「エスコートのシーンは、表情も所作も素敵で観ていてドキドキしました」と胸をときめかせる人が続出。「穂刈さんの優しさ、常葉さんの優しさ、庄司くんの優しさ…優しさにも色々な種類の優しさがあるんだよね」と心打たれる人も。

そして老人ホームで開かれた音楽会では、予定した玉響の演奏を変更し、急きょ穂刈が1人でオーボエを披露。その演奏前、穂刈が会場の妻に向けて語りかけた「思い出せないことが増えたとしても私が全部覚えています」「心はこれからも一生ずっと一緒です」という言葉には、「穂刈さんの奥さんへの言葉に泣く…」「これほどの愛の告白はないのでは？」「自分が覚えているからと言える穂刈さんはカッコよくて最高でした」との声が。

2人の思い出の曲、『愛の挨拶』が披露されると、冴子が昔、自分が一緒に演奏をしていたあの頃のように、膝の上でピアノを幸せそうに弾き始め…。

「二人だけのアンサンブルがそこにあったのがわかるよ」「奥様に穂刈さんの思いが伝わった瞬間は震えました」「『愛の挨拶』でまた目と目が合ったのが…本当に良くて…」「穂刈さんが愛の挨拶を演奏後、奥様を見つめる時の表情にぐっときました」など、じっくりと聴かせた思いのこもる演奏に、さらなる感動の声があふれた。