カズレーザー「幸せそうな気がする。電脳世界」脳は“サーバー上で生き続ける”ことができるのか!?

2023.2.22 07:00

『カズレーザーと学ぶ。』が2月21日に放送された。同番組はお笑い芸人のメイプル超合金・カズレーザーがMCを務め、知ればきっと人生が変わるような新知識を最先端の研究者から学びまくる。

今回は、『記憶』をテーマに、『忘れるものと忘れないものの違いは? 記憶を食べる“グリア細胞”』『“嫌な記憶”も書き換え可能!? 驚異の技術“オプトジェネティクス”』『意識・記憶・人格 ブレインテックから探る “我々は何者か?”』など3つの観点から講義を受けた。

『意識・記憶・人格 ブレインテックから探る “我々は何者か?”』という講義では、東京大学准教授、脳神経学者の渡邉正峰先生が研究する“意識のアップロード”の話題になった。

渡邉は、治療のため右脳と左脳をつなぐ脳梁(のうりょう)と言う部分を切除した人が、右半身と左半身で別の人格を持ったような動きを見せたと言う事例を紹介。これにより右脳と左脳は神経線維でつながれることで1つの意識を形成していると考えられ、これを応用すれば、脳と機械を接続できると力説した。最終的には生体脳は死んでも機械の脳であれば、サーバー上で生き続けることが可能になりうるという研究を進めているとのこと。このように「突き詰めると脳は電気回路に過ぎない」として、意識や記憶を機械に置き換えることが “意識のアップロード”だという。

この“意識のアップロード構想”に関してカズレーザーは、「僕は本当に何%か人格が再現できていたら、そのサーバー内での時間が無限に取れるからそっちで新しい人格形成しても全然いいなって思えるんですよ」と持論を展開。続けて「向こう(サーバー上)で何かゼロスタートでまたできるなら、それでも全然耐えられるな、というか。多分幸せそうな気がするじゃないですか。電脳世界」と明るく語った。

しかしスタジオにいた、俳優の堀田茜は「私はちょっと怖いなって思っちゃいました」と困惑し「自分の家族とかがそうなったら、それって本当に家族と思えるのかな。生身でこそ人って思いたい」と不安そうに考えを明かした。これに対し、渡邉は「今は健康で“死”が遥か彼方にあるわけですよね。死を目前にしたときに多くの人が(電脳世界で生き続けることを)願うようになる」と、“意識のアップロード”がもたらす希望を語り、一同は納得した様子だった。

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写真提供:(C)日テレ

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