近藤真彦ディナーショーリポ③ 昔からの歌を歌い続けながら新しいことにもチャレンジしたい

2022.12.31 18:00

歌手・近藤真彦のディナーショー「Masahiko Kondo Harbor Town Dinner Show 2022」が、12月27日横浜ロイヤルパークホテル(神奈川県・横浜市)で開催された。神戸、長崎、函館と港のある街を回り、この日はディナーショーの最終日。500人が参加した。entax取材班はこのディナーショーの模様を独自に詳細リポート。3回に分けてお届けする最終回。

■昔からの歌を歌い続けながら新しいことにもチャレンジしたい

ディナーショーも終盤になり、10代でデビューしてからアイドルらしい楽曲を歌い続けていた時期を振り返って、マッチだ、ギンギラギンだ、と言われることに抵抗がある時期があったと語った。「でもこうしてコンサートを続ける中で、『スニーカーぶる〜す』や『ハイティーン・ブギ』など大切にしてきた昔の歌を歌って喜んでくれるファンがいるなら、ずーっと歌い続けなくちゃいけないし、それが財産」と、ヒット曲を歌うことに抵抗がなくなった現在の心境を語った。

一方で新しいことにもチャレンジしていきたいという近藤。1年ほど前にフランス人の音楽プロデューサー、フレデリック・シャトーから日本でも曲を出したいという打診があったことを明かした。「聴いてみたらすごくしみじみしたいい曲があって。でも詞はやっぱり日本語にしたいなと思って、何となく自分が今思っていることを作詞家に伝えてできたのが『また明日』という曲。この曲は今回のディナーショーの終わりに毎会場歌っているので、今日も1番最後に歌いたい」と、ラストの歌を宣言した。

■来年またぜひ会いましょう

ここで歌ったのは「葉加瀬太郎さんも大好きだと言ってくれた」という『夢絆』。「コンクリートの港にひとり」で始まる歌詞が、港をテーマに実施した今回のディナーショーにぴったりだった。そしてバイオリンの音色が情熱的な『アンダルシアに憧れて』を歌い上げると、「来年はどうなるかわかりませんが、また来年、この場所で会えるようであればぜひ会いましょう」と次のディナーショーへの含みを持たせ、久し振りに歌うという『最後のラヴ・ソング』を披露した。ミラーボールが会場を照らす中、近藤は後方のステージへ移り、この日先輩のショーを観に来ていた少年隊の植草克秀、元・光GENJIの山本淳一と佐藤寛之をステージへと上げ、フィナーレの歌を盛り上げた。

手を振り客席に背を向けた近藤が退場すると、舞台のスクリーンには、横浜のみなと街を散歩する近藤の様子が「マッチの港まち散歩」として映し出された。赤レンガ倉庫を歩き、中華街で角煮まんを食べ、港の見える丘公園から夜景を眺める近藤の姿を、ファンは嬉しそうに見守っていた。

■終演後はファン一人一人をお見送り

映像が終わると、黒いジャケットに衣装チェンジした近藤が登場。『ギンギラギンにさりげなく』『愚か者』等、数多くのヒット曲を世に送り出してきた盟友・伊集院静氏作詞による『大人の流儀』をアンコール曲として披露した。

そしてラストは宣言通り、未発表曲『また明日』を熱く歌った。この日1番ペンライトの光が揺れ、近藤は何度も会場に手を振り深々とおじぎ。終演後は、近藤のディナーショーで恒例となっている“お見送り”が行われた。コロナ前は握手などもあったが、今回は近藤が来場者一人一人に手を振り、丁寧に見送っていた。

【近藤真彦Profile】
1964年生まれ。神奈川県出身。1979年TBSのテレビドラマ『3年B組金八先生』の生徒・星野清役でデビュー。1980年『スニーカーぶる〜す』でソロ歌手としてデビュー。1987年には『愚か者』で第29回日本レコード大賞を受賞した。レーサーとしても活躍し、2000年からレーシングチームの監督兼代表取締役社長を務める。

『MasahikoとYoshio Live Tour 2023』2023年1月5日〜2月5日
追加公演:2023年3月4日
『Masahiko Kondo Live Tour M5K8 Final-Episode』2023年2月25〜3月21日
追加公演:2023年3月3日
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