前田公輝×塩野瑛久、映画『HiGH&LOW』注目のメガネコンビが語る秘話「メガネ自体は轟によって…」
2022.10.13 07:00川村壱馬や吉野北人(THE RAMPAGE from EXILE TRIBE)、中本悠太(NCT 127)、三山凌輝(BE:FIRST/RYOKI)ら豪華キャストが集結し、大ヒット上映中の映画『HiGH&LOW THE WORST X』(9月9日公開)。作品の中で個性的な“メガネ”キャラとして人気を博している鬼邪高校・轟洋介役の前田公輝と、鳳仙学園・小田島有剣役の塩野瑛久にentax取材部が単独インタビュー。映画の撮影秘話からキーアイテムの“メガネ”秘話、互いの印象などについて語ってもらった。
■前田公輝×塩野瑛久にentaxが単独インタビュー
entaxをご覧の皆さん、こんにちは前田公輝です。塩野瑛久です。
――HiGH&LOW最新作への手応えは?
前田:今回は鬼邪高に関していうとチームワークも出ていますし、内容に関してもすごいシンプルで男の仲間、絆、友情、生き方、大切なものとは、みたいなものがテーマになっていると思うので、爽快感あふれるスカッとするような気持ちがふっと明るくなる作品になっているんじゃないかなと僕は思っています。
塩野:僕に関していうと、前回は本当に出番があるかないかぐらいの感じで、すごくメラメラして頑張った作品だったので、今回もその気持ちは忘れずにやって、燃え尽きる覚悟で挑んだので、自信はあります。
――轟洋介(前田)と小田島有剣(塩野)の役柄について
前田:今回は割と俯瞰で鬼邪高のことを考えつつ、少し兄貴分な新しい轟、毎作ちょっと違っているというか、更新している性格ではあるんですけど、今回がやっと人間らしく着地できたんじゃないかなというところですかね。頼れる存在というところまでは行き着かないのが轟のむしろ不器用で愛くるしい部分なのかなというキャラクターです。
塩野:小田島有剣という名前なんですけど、四天王のひとりで、その中で参謀みたいな役割を果たしているんですが、なんか接着剤みたいなやつです。他の高校と他の高校のつなぎ目みたいなことをしたりとか、頭とその幹部のつなぎ目みたいなことをしたりとか、とにかくちょっとゆるく見えるんですけど頭を使って周りを俯瞰しているやつかなって思っています。
――両キャラクターともにメガネがキーアイテムですよね?
前田:メガネ姿の評判・・・僕に関しては本当に轟をきっかけなのかたまたまのタイミングなのかわからないんですけど、その辺りからメガネの役がこれでもかぐらいするようになりまして、だからこそよりプライベートでもよりメガネをかけるようにもなりましたし、あとはハイローの関連するイベントとかは極力轟が見えたらいいなとかも思いつつ、メガネ自体は轟によって好きになりましたね。
――メガネをかけると轟スイッチが入りますか?
前田:学ランですかねスイッチでいうと。絶妙にショート丈の学ランとパンツセットアップじゃなくて実はDickies(ディッキーズ)なんですけど、めちゃめちゃメーカー名いっちゃった(笑)ディッキーズの太いワイドなワークパンツなんですよ。それをやっぱ着るとスイッチ入りますね。それこそこれのイベントで3年ぶりに着用したときも、ちょっと鳥肌が立つような感覚になりました。
塩野:僕は本当にもともとメガネとかサングラスが大好きで、結構洋服とかもあんまり洋服自体にお金かけないんですけどメガネとかサングラスには結構お金を使うところはあったりとかするぐらい今20本ぐらいあるのかな家に。そのぐらいメガネとかサングラス好きなんですけど、別にそれを狙ってとかそれがあったからっていう訳じゃなくて、その前からもメガネ役が多かったり僕もしたので
前田:そうだよね、『PRINCE OF LEGEND』でも…
塩野:そうですし、他のドラマでも(メガネを)かける役があったりとかして、メガネをかけさせたくなるのかなとは思っているんですけど(笑)
――プライベートでもメガネをかけますか?
塩野:結構かけていますね。マスクになってからちょっと減りましたけど、マスクじゃなかったときは毎日かけていました。
前田:曇っちゃうから?
塩野:そう
前田:あれ曇る人と曇らないタイプいらっしゃるね?
塩野:ああ、いますね。でもあとサングラス、結構濃い目のとかだとマスク着けていたらヤバイです(笑)
前田:確かに確かに(笑)黒いし何も見えないですね。
塩野:なので濃いのとか着けられなくなっちゃった。
――小田島の色の付いたサングラスについて
塩野:用意してもらったもので、その中で何個かあったので僕がこれがいいといったものですし、レンズの色に関しては指定しました。
前田:ちょっと緑っぽい?
塩野:グレーっぽい青
――小田島のセリフ回しはどのように作り上げたのか?
塩野:まず大前提として他の現場ではそんなに言い回しとかを変えたりはしないんですけど、今回の『HiGH&LOW THE WORST X(クロス)』それに関してはこれだけ人数がいればそんなに管理できないだろうと思って、めちゃめちゃセリフを小田島、僕の中の小田島でいじっています。
――塩野さんからアイデアを出した?
塩野:勝手にやらせていただきました、本当にごめんなさい(笑)
塩野:本当に意見を言い合えるというよりは本当にこれだけ人数いるから管理できないだろっていう(笑)気持ちのほうが強く、あとそれぐらいしないとやっぱり埋もれてしまうなっていうのが最初にあったので、何となく自分の中のものを探しながら手繰り寄せながらやった結果がああなりましたという感じでございます。
――アクションについてトレーニングは?
前田:僕は体を少し大きくしましたね。でも小田島もそうだよね?
塩野:今回そうですね。
前田:脱ぐシーンもあるし。
塩野:はい。
前田:トレーニングですね。あとはアクション練習とか役トレとかもあったですし、僕は轟のアクションのスタイルみたいなものも意識していました。アクションチームから轟のアクションってオンとオフという切り替えをすごい魅力的に感じているんですとおっしゃっていただけていて、僕もそのとき意識しながらやっていたので、今回は特にそれを強く出してみようと思ってその温度差というのはよく感じながらアクションしていましたね。そうすることによって体力も温存するし、一点集中型というか、短期集中でギュッと力を込めるパワーは轟は強いんじゃないかなと思って。
塩野:普段一応気を遣っているんですけど、特に『HiGH&LOW THE WORST』前とかは今回Xの前とかはそんなに(トレーニングを)やっていなくて、ほとんど運動もしていなかったんですけど、今回やっぱりちょっと脱ぐよと3回ぐらいいわれたんですよね。
前田:どこまで脱ぐんだろうと思うよね(笑)
塩野:ちょっとプレッシャーをかけられたので、これはちょっと頑張ろうと思って、僕も出るからにはっていうのは普段から強いほうなので、意識は鍛えていたんですけども、ちょっと後半結構鍛えすぎて若干大きくなった瞬間があって、これヤバイって思って、僕の中で小田島は線が絶対細いほうがいいと思っていたので、線を細くしつつも筋肉がちゃんと見えるように頑張りました(笑)
――映画にちなみ、ご自身が守りたい大切なものは?
前田:家族です。
塩野:家族です。(※前田爆笑)
前田:家族、身内ですかね僕は。それ以外逆にあと何があるかな。家族を守ることがたぶん自分を守ることにもつながるし。僕はそれを感じながら常に芸能活動をやっているので、より思います。愛とか、夢とか希望とか勇気とか。
塩野:アンパンマン(※前田爆笑)
――ファンへメッセージをお願いします
前田:今回割とハイローの中でもすごく見やすくてメッセージ性も最後の楓士雄のナレーションもそうなんですけど、受け取りやすい部分ももちろんありますし、あとは前作から時間が経った中で皆さんの想像がいろいろある中で、鬼邪高に関していうと本当にプライベートでよくみんなで関係値を深めるためにいろんなところに飲みに行ったりとか、そのときはコロナ禍でもなかったので、そういう関係値っていうのが今回画面にいっぱい広がっていると思うので、そういう新生鬼邪高というか新しい形のHiGH&LOWというのを見てもらえたら僕はうれしいです。
塩野:今すごくいっていただいたので、鳳仙としてというのも画面で感じてもらえればと思うので、あんまり難しく考えずに、アクション映画だったりとか、そういうふうに思って軽い気持ちで見ていただくのもいいのかなと僕はこの作品を思っていて、エンターテインメント性がすごく強いので、皆さんに楽しんでいただければそれでいいなって僕は思っております。
【Profile】
■前田公輝 1991年4月3日、神奈川県出身。デビューのきっかけは、ホリプロ・インブルーブメント・アカデミー1期生、当時6歳。数々のテレビドラマや映画、舞台などで活躍中。趣味はレゴ、ギター、ボウリング、ドラゴンボール。特技はアクション、空手。好きな食べ物は、前田家特製もんじゃ焼き、グミ、みかん、納豆。
■塩野瑛久 1995年1月3日、東京都出身。2011年、24回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト審査員特別賞、およびAOKI賞。2013年『獣電戦隊キョウリュウジャー』、映画「HiGH&LOW THE WORST」、舞台「VAMP SHOW」などに出演。趣味はカメラ、漫画アニメ、犬、ファッション。特技はクレープ作り、殺陣、テニス、野球。