錦織一清と植草克秀 ディナーショーでの面白トーク&24曲熱唱にファン歓喜
2022.10.4 20:0010月1日(土)・2日(日) 東京ドームホテルにて開催された錦織一清と植草克秀、少年隊の2人によるランチ&ディナーショー「ふたりのSHOW&TIME『Song for you』」。2回目のentax取材報告は、ステージでの2人の面白トークを中心にお伝えする。
オープニングが流れてショーがスタートすると、それぞれグレーとブルーのジャケットを羽織った錦織と植草が生バンドやコーラス、4人のダンサーを従えて登場。少年隊の楽曲を披露すると、2人のハーモニーと華麗なターンにファンからは歓声が上がった。続く『HEAVEN』のサビでは両手を振って会場に一体感が生まれ、グループ時代の懐かしいナンバーを歌った。
■2人のトークは信頼関係があるからこそ
ここで「こんばんは」と2人が挨拶し、植草が「俺、のっけからフリを間違えてた」と“らしい”コメントでファンを笑わせる。錦織は「初日だからボロボロ。(そのことを)明日の人には言わないでくださいね。今日は命がけでやろうと思ってますからね!」と宣言。植草が「(錦織と)2人でやるのは久しぶりだから、緊張して3時くらいに起きちゃった」と明かすと、「本番30分前までバンドメンバーとくっちゃべってたくせに。笑い声聞こえてたぞ」とからかう錦織。ソロパートのため着替えに向かおうとする植草に「もうしゃべんないの?」と錦織が声をかけ、「だって今日はニシキがいるから」とMCを任せ、信頼関係をのぞかせた。
■錦織 ジャニーズ時代の思い出を語る
そして植草はいったん退場し、錦織は1人で得意のマシンガントークを展開。「僕は東京生まれ東京育ちで総武線沿線の駅に住んでいて、千葉の植草とは総武線友達。総武線のカラーは黄色だから、(メンバーカラーが黄色の)植草とは考えてみたら縁があるんだな、と思ってます。でも、植草に初めて会ったときは、赤いブレザーを着ていましたからね。それで当時流行ったジュラルミンのトランクを持って、そこに“なめねこ”のステッカーなんて貼っていました」。会場となった東京ドームホテルの最寄り駅が総武線の駅であることにかけて、電車でジャニーズ事務所へと通っていた時代を振り返る。
また、現在は事務所から独立して活動を続けていることに触れ、「独立したら、今まで20~30年間連絡を寄こさなかった人たち、200人くらいから連絡が来たんですよ。“なんか一緒にやろう”って」と、数々のお誘いがあったことを明かす。「(男闘呼組の)前田耕陽なんか深夜0時20分くらいにメールが入って“僕のYouTube出てよ”と連絡してきて。懐かしい中村シゲもね」と、その日のショーを観に来ていた中村繫之の名前も挙げた。最後には「みんな口をそろえて“久しぶりに連絡してくるやつらには気を付けろよ”って言うんですよ」と、そういう本人も久しぶりに連絡をしていきていることにオチを付ける。今後については、「独り立ちしてまだまだ発展途上中の錦織なので。植草と2人でも、またみんなと一緒に、もっと小さいところ(会場)とか、これ以上の規模のところとか、色々やっていきたい。今回だけじゃなく続けていきたい」と、2人のショーを続けていく意向を明確にした。
■ソロナンバーのマル秘エピソードを告白
着替えを終えた植草がゴールドのロングジャケットを着てステージに現れると、3曲続けてソロ曲を披露。甘い歌声にファンはうっとり。スカジャン姿の錦織がバックダンサーとして登場する場面も。
続けて錦織のソロに移ると、ソロ・アルバムにも収録しているThe Style Counsilの『My Ever Changing Moods』をカバー。この楽曲については「ジャニーズ時代にも歌ったら、実はものすごくジャニーさんに評判が悪くて。”You、勘弁してよ。そんな曲やるからお客さんが寝ちゃってるよ”と怒られたんですよ。メリーさんにも”あんた、自分が好きな歌はコンサートじゃなくて自分のお風呂場で歌ってなさい”って(言われた)」と、懐かしいエピソードを明かした。続いて「僕がお風呂場で歌ってる歌を聞いてください」とジョークを言って、柳ジョージの『青い瞳のステラ』を声量たっぷりに歌い上げた後、ダン・ハートマンの『Hands Down』を軽快にカバー。
歌い終わった錦織は、「じゃあここでもう終わりにしますか?」と息も切れ切れに。植草から「久しぶりにニシキのトークを聞いてすごくうれしかった」と、笑顔で迎えられた。
ショーも後半になり、錦織が「この日のために練習に練習を重ねた、2人の出発にふさわしい楽曲を披露します。ものすごいダンスナンバーですから目を凝らしてみてください」と丁寧に曲振りをすると舞台の照明が落ち、それぞれメンバーカラーの赤と黄色のジャケットを羽織った2人が登場し、昭和の名曲を歌い上げた。
そして『君だけに』『仮面舞踏会』などの少年隊メドレーを終えると、最後の曲では2人で肩を組み、ステージの端から端まで歩いて挨拶。名残惜しむように手を振っていた。
ステージ全容はこちらから