カズレーザーも自覚症状なく進行していた“トンネル視野”…その驚くべき危険性と予防に効果的な食材とは

2024.8.21 11:45
MCのカズレーザー

カズレーザーがMCを務める『カズレーザーと学ぶ。』が20日に放送された。今回は『現代人を襲う目のトラブルの予防法』と題して、夏の今こそ気をつけたい目に関するトラブルとその対策法を専門家たちが解説。『見える範囲が狭くなる現代病“トンネル視野”を引き起こす〇〇』という講義では、これまで20万人以上を診察してきたという眼科医が、現代人が陥りやすい失明の危険性もある症状に警鐘を鳴らした。

慶應義塾大学医学部眼科医の綾木雅彦氏は、若い世代で増えている危険な目のトラブル“トンネル視野”を紹介。トンネル視野とは、通常左右200度ほどある人間の視野が、まるでトンネルからのぞいているかのように著しく狭くなってしまう症状で、主にスマホの使い過ぎによる目の周りの筋肉、外眼筋のコリが原因なのだという。コリによって目を動かすのがつらくなり、無意識に周りを見ないことが習慣化されてしまうのだという。さらには、スマホを凝視し続けると、脳も視界の中心にばかり意識が向かうようになり、目では見えていても脳が認識しなくなるのだそうだ。

『カズレーザーと学ぶ。』に出演した眼科医・綾木雅彦氏
慶應義塾大学医学部 眼科医 綾木雅彦氏

さらに綾木氏によれば、人間の脳は見えない部分を補正する働きを持っているため、こうした視野の狭まりを自覚しにくいそうで、気づいた時には緑内障など失明の一歩手前に陥っていることもあるのだとか。特に子どもへの危険性は計り知れず、視野が狭くなることで空間認識能力が低下し運動に支障をきたしたり、文章を読んでいても行を見失ってしまうことで学力低下につながったりと、日常生活に問題が生じてしまうという。綾木氏は、特に強い光を発するスマホは、目から30cm以上離すことを推奨し、目の筋肉・外眼筋に疲労やコリが発生しないよう気を付けるべきだとした。

綾木氏は、外眼筋の疲労を回復させる作用を持つ食材としてエビやカニ、ベニザケ、オキアミといった赤い魚介類を紹介。これらの食材は色素物質・アスタキサンチンを多く含んでおり、アスタキサンチンの抗酸化作用によって、外眼筋の疲労回復が期待できると語った。

番組では出演者の視野を専用の機器を使って検査。その結果、左目がほぼ見えにくくなっていると指摘されたカズレーザーは「不安だったものがハッキリ結果見えたんで、気をつけなきゃな」とコメント。さらに「抗酸化作用がいいってことですよね?」とアスタキサンチン以外にも抗酸化作用を持つ成分を含んだ食材の摂取について言及していた。

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写真提供:(C)日テレ

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