日本の水族館をほぼ制覇したマニアが登場！完全制覇し“神”になるため父島へ　お土産の特製Tシャツをヒロミは「いらねぇし…」と拒否！？

ヒロミと小泉孝太郎の2人がMCを務める『オー！マイゴッド！私だけの神様、教えます』が8月10日に放送。水族館マニアの男性が“神”になるべく父島を訪れた。

本来ならばこの番組は、街行く人に聞いたその人が思う神様のような人に会いに行くのがコンセプトなのだが、今回は一味違うパターン。以前番組の街頭インタビューに答え、水族館プロデューサーの方を“神様”として挙げていた新井竜実さん。実は、彼は筋金入りの水族館マニアで、インタビュー当時、日本にある123か所の水族館のうち、122か所を巡ったと話していた。番組スタッフも「この人はもうすぐ神なのでは？」と思ったほど。今回改めて新井さんの元を訪ね、「神様として紹介させていただきたい」とスタッフからお願いすると、「神様っていうにはまだ早い」と断った新井さん。その理由は「1つ行けてない水族館があって…」という。

聞くと、最初のインタビューから再会までの間に、日本にある水族館は1か所増えて124か所になっていた。その新しい水族館を新井さんはすでに訪れており、完全制覇まであと1か所の状態を維持しているという。

最後の1つとして残っていたのは、小笠原諸島・父島にある『小笠原水産センター』。東京から1000km離れた父島に行くには6日に1本しか出ない定期船に乗るしかなく、しかも片道24時間かかるという。この困難さが新井さんに二の足を踏ませていたのだ。スタッフが、「もしそこに行けたら、神様として…？」と聞くと、新井さんは「自負してもいいかな」と答えた。そこで今回、番組のロケを兼ねて新井さんと小笠原まで行くことに。

渡航当日、休暇を取って港にやってきた新井さんは「苦節、水族館巡り13年やってて、めちゃくちゃうれしいです！」と早くも笑顔に。小笠原に向かう船内でも、水槽風の装飾を見て思わず写真を撮ってしまうほどのテンションの上がりっぷりを見せていた。

スタッフが用意した水槽の写真だけで全国どこの水族館のものか当ててしまうほど、水族館を知り尽くした新井さん。きっかけは、とある水族館ガイドブックに出会ったこと。その本に載っていない水槽展示のある博物館を見つけてしまったことから、「ガイドブックが全てじゃないんだ」と気づき、水族館巡りにハマってしまったという。

そこで新井さんは、水族館マニアの仲間と“水族館かどうか”を判断するために、独自の指標を設定。①水族館と自称している、②壁に埋め込まれた水槽がある、③水槽が10基以上ある、④水槽の水量合計が10t以上ある、⑤水生生物が50種類以上いる、という基準を設け、4つ以上満たせば“水族館”として定義しているそう。新井さんのいう、日本にある水族館124か所、というのも公的な数字ではなく、この定義に当てはまる施設を数えての数字だという。

現在では日本の水族館だけでなく、水槽展示のある施設や海外の水族館も含めると、実に481か所を訪れているという。オープンしたばかりの神戸須磨シーワールドには、水族館そのものはもちろん、併設されたホテルのスイートルームに水槽があるらしいという情報を得て、マニア仲間の男性と2人で泊まりに行くほどのハマりっぷりだ。

東京を離れて24時間後、ようやく父島に上陸。水族館目当てでくる人はかなり珍しいようで、宿に泊まっていたダイビング客からは「1番いいシーズン、今年（海が）めっちゃイイのよ！それで海に行かないってどういうこと？ありえない！」とツッコまれていた。

上陸翌日、いよいよ水族館へ。開館時間になると同時に館内に入っていく新井さん。まず見つけたのが館内マップ。「僕、スゴイこれが好きで」と早くもテンションMAX。「どこに何の水槽が配置されてるのか見える感じ、これめちゃくちゃ良くないですか？」と大興奮の新井さんは、何枚も館内マップの写真を撮影し「館内マップをTシャツにしたい」と熱く語っていた。

水族館は大好きだが実は魚にはそれほど詳しくないという新井さん。それでも魚を見ることは好きで、小笠原近海の固有種であるユウゼンという魚を見つけると「あの子たちの尻尾の振り方、かわいくないですか？」と喜んでいた。大きな水槽でウミガメと一緒に泳ぐ姿を見て「ユウゼンが悠然と泳いでいる、と…」とダジャレを披露するも、これはスタジオでVTR見ていたヒロミから「誰か注意しなきゃいけない」と突っ込まれていた。

もう一つのお目当てであったアカバ（アカハタ）という魚の“歯磨き体験”は休止中で実現しなかったが、それでも最後の1館であるこの水族館を2時間じっくりと堪能した新井さん。日本の水族館完全制覇を達成し、今後は海外の水族館も視野に入れているとのこと。「海外400か所あるんで、もう終わんないっすね！」と語っていた。

スタジオで小泉から「神様ホヤホヤです！」と紹介された新井さんは「神になりました！」とまんざらでもない様子。しかし、せっかく小笠原に行ったのにシュノーケリングをしていなかったことについてはヒロミから「もうね、神、そこは（シュノーケリング）しないと！」と早速ツッコまれていた。

そんな新井さんはヒロミと小泉に“小笠原のお土産”として、小笠原水産センターの館内マップをデザインしたTシャツをプレゼント。「ついに夢がかないました！」と新井さんは満足げだったが、ヒロミからは「いらねぇし…」とつれないコメントが。小泉は「未来の彼女に！これを着て小笠原行きますから！」とヒロミの分のTシャツも受け取っていた。

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写真提供：（C）日テレ