【夏のうちに学びたい記事】カズレーザー“エアコンをつけたままで眠るのは身体に悪い”は都市伝説?睡眠の意外な常識とは

2024.8.14 12:15
番組MCのカズレーザー

カズレーザーがMCを務める『カズレーザーと学ぶ。』が7月9日に放送された。今回は『芸能人のヤバい睡眠一挙解決SP』ということで、日本の睡眠研究をけん引する研究者たちが、出演者たちの睡眠のお悩みを徹底解剖。多くの日本人に関係する問題と、その改善策を紹介した。
 
はじめに悩みを相談したのは、お笑いコンビ、納言の薄幸。「次の日が休みだと16時間ぐらい寝てしまう」といい、日中も強い眠気を感じ、昼寝をしないとめまいを起こしてしまうのだそう。ただこの悩みは、今回登壇した筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構 機構長・柳沢正史氏によると、珍しい症状ではないといい、特に若い世代ではよく見られるのだという。
 

筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構 機構長・柳沢正史氏

幸の睡眠状況を見てみると、そもそも眠る時間が遅い。午前4時頃に就寝する日もあり、夜型の生活であることが判明した。幸は極端な例ではあるものの、中学・高校といった思春期から30代前半ごろまで、人の体内時計は通常に比べ遅くなると柳沢氏は説明する。スマホの使いすぎといった理由ではなく、これは人間が生物学的に自然にもつ特性であるのだという。社会は朝型で回っているため、夜型になりやすい若者は、睡眠障害になりやすく、ストレスも貯めやすくなってしまうのだとか。幸の場合はそこに加え、今回の調査で遺伝子的に超夜型であることが判明。ただでさえ夜型になりやすい年代であることと合わせ、眠る時間が極めて遅くなってしまっていた。
 
幸の睡眠状況を見て、柳沢氏はいくつかの改善ポイントを挙げた。まず幸がエアコンをつけず眠っており、就寝時も寝苦しそうにしていることから、室温は一年を通して23~25℃が適温と紹介。エアコンをつけたまま寝ると体に悪いという説は、科学的根拠のない都市伝説と一蹴する。また最大の問題である体内時計のズレを修正するために、毎朝起きたらカーテンを開けること、朝食をなるべく食べるようにすることを提案。人間の体内時計は光でリセットされるため、朝起きたら外の光を目に入れることで、体内時計が少しずつ早くなるのだといい、逆に夜は光をあまり目に入れにようにすることで、徐々に朝型の体に近づくのだという。
 
アドバイスを受け、実際に生活に取り入れたという幸。毎朝カーテンを開けるように心がけたことで、少し体調がよくなった気がすると効果を実感する。幸の場合、そもそもの睡眠時間が短いため、完全に生活が改善されたとは言えないものの、通常は一週間ほど、朝の光を目に入れ、朝食をとるように心がけることで、夜型である若者の体内時計も、朝型に近づくと解説された。

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写真提供:(C)日テレ

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