【夜ふかしが増える夏に読みたい記事】カズレーザー 『倍速視聴』が脳や睡眠に与える影響と、ストレス状態の緩和方法を学ぶ

お笑いコンビ・メイプル超合金のカズレーザーがMCを務める『カズレーザーと学ぶ。』が23年8月22日に放送された。この番組では、知ればきっと人生が変わるような新知識を最先端の研究者から学びまくる。

今回は『スマホに爆食いされる現代人の時間』と題して、『現代人は1日が17時間…！？人生を長くする方法』、『たった1分で体に異変が…倍速視聴の危険性と身の守り方』、『朝型・夜型どっちが得？1日の体感時間を延ばす食べ物は○○』という3つの観点で講義を受けた。『たった1分で体に異変が…倍速視聴の危険性と身の守り方』という講義では、動画コンテンツを視聴する際についつい行ってしまいがちな、動画を早回しで再生する“倍速視聴”の危険性に、専門家が警鐘を鳴らした。

専門家によれば、私たちの脳が目や耳から入ってくる情報を処理するとき、特に大脳新皮質と呼ばれる部分が使われる。大脳新皮質には太い神経が多く通っているため、非常に速い速度で情報を得てもある程度はついていけるという。そのため勉強など単に情報を受け取るだけの作業であれば、通常の２倍程度の速さまでなら脳が情報を素早く処理できるのだとか。一方でドラマや映画といった感情が伴う情報処理については、脳が感情を伝達する物質の処理に時間をかけてしまうため、倍速で映像を見ると感情の伝達が遅れてしまい、結果、ストーリーを追うだけの視聴になってしまうという。

さらに倍速視聴をする時、私たちの脳は情報を集中して処理しようとするため、無意識にストレスを感じているそうで、特に寝る前に倍速視聴を行うと不眠症や睡眠障害につながることもあると専門家は指摘した。こうしたストレス状態を緩和させるには、3秒間鼻から息を吸って、口から7秒で吐き出す『10秒呼吸』が効果的だと紹介がなされた。この呼吸を10回程度行うだけで、寝つきが良くなる効果が見込めるそうだ。

カズレーザーは昨今の『倍速視聴』の普及について「避けて通れない」としたうえで「作り手とかコンテンツもそれに合わせていくしかないんだなと思いますね」とコメント。さらに「ハリウッドとかって、実は倍速とかにしてもわかるように、何かストーリーがすごい短く、どんどん凝縮されてますね」とストーリー制作の変化を語り、共演者からは「時代に合わせて作り方かえてるんですか？」といった驚きの声があがった。

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