ヒロミ「麺が吸い付いてる！」ラーメンの神が、“神”と崇める激ウマ冷やしラーメンにもん絶

8月3日に放送された『オー！マイゴッド！私だけの神様、教えます』では、MCを務めるヒロミと小泉孝太郎がラーメンの神も絶賛する至高の冷やしラーメンを堪能した。

街ゆく人から、その人にとっての“神様”について話を聞くこの番組。以前番組に出演した、かつて早稲田生から“ラーメンの神”と崇められる『Life is Better… from Yume Wo Katare』店主・平塚旦（ひらつか だん）さんに、“あなたにとっての神様は？”と伺ったところ『だしと麺 遊泳』の店主・岸本健太郎さんの名前をあげた。

平塚さんが「うまいです。本当においしいです」とうなるほど、岸本さんの手がけるラーメンは絶品とのこと。麺は全て手打ちで、日々の天候や湿度によって変えており、改めて「すごい独創的で、食べているとだんだん多重奏になっていく」と称賛しきり。スタッフが「多重奏？」とその意味を聞き返すと「いろんなだしの主役が、それぞれ個性を出し合いながら1つのまとまったものを作っている。丼いっぱいのオーケストラです！」と表現した。

その後、平塚さんとスタッフは『だしと麺 遊泳』へと足を運んだ。行列に並んでいると、その日のだしの材料が書かれた看板が。「背黒、うるめ、まめあじ、さば、あご、とんび、ノドグロ、宗田、鯖（さば）節、かつお、日高昆布、どんこ他」とたくさんの材料が書かれており、まさにだしの多重奏だということがわかる。

20分後、店内へ。そこで平塚さんが注文したのは油そばと味玉、ごはん。油そばが届くと、平塚さんは、その太い独特な麺を岸本さんにしか作れない“唯一無二の手打ち麺”と解説。
映像を見ているヒロミも「メンマみたいだな」と目を丸くした。平塚さんいわく「不揃い（ふぞろい）な感じがいろんな食感を生んでうまいんですよ」と話すこの麺。岸本さんはこの麺について「生タコの食感がすごい好きなんで、それを麺で表現できないかな」と研究を重ねて完成したものだという。太さ1.5cmの超極太麺を毎朝手打ちし、凸凹のある麺棒を使い表面をあえてざらざらにすることで、脂やタレが染み付きやすいようにしており、さらに切った麺をもみつぶすことで太さにムラを出し、食感の幅を作るというこだわりよう。これが“生タコの食感”を生み出す秘けつとのこと。

そんな岸本さんは、一般企業に就職した後、ラーメン屋をやるために退職し店をオープン。その後、讃岐（さぬき）うどんの名店で手打ち麺の極意を学び、その麺を生かした油そばを作ったところ、大繁盛。しかし、平塚さんはそんな麺以外にも、岸本さんの作るだしも崇拝しており、その味を「だしが口の中に入った瞬間に、全部押し寄せてくるんですよ。波のように。で、波のように押し寄せたかと思ったら、ふっと消えていくんですよ。旋律を奏でてるんですよね」としみじみ語った。岸本さんによると、旬のもの、いいものが手に入ったらだしの配合を変えているそうで、片口煮干、あじ、かつお節など7種以上の乾物で作るだしの味は日によって違っているとのこと。これについて岸本さんは「毎回勉強、毎回研究、毎回発表」と語った。

そして油そばを完食した平塚さんは、さらに季節限定の“ヒヤニク”を注文。平塚さんが神のラーメンと語る“ヒヤニク”とは、甘辛く煮込んだ豚肉と湯通しした長ネギ、卵黄がのった夏限定の冷やしラーメンのことで、一口食べた平塚さんは「うまい」と絶賛。続けて「ずるずるって入っちゃって、ちょっと冷えてるんでモキュッとする感覚。それこそ“デカめのタコの吸盤食べてる感じ”」と例えた。

また、作った岸本さん自身も「（冷たい麺だと）口の中では暴れてくれるんですよね。くっついたりとかするんで、生き物を食べてるような」と補足。冷やすと麺が面白い食感になることを発見し、冷やしラーメンとして出すことにしたのだそう。

神の油そばと冷やしラーメンを味わい大満足の平塚さんは、改めて岸本さんについて、ラーメンについてこだわって研究をしている人が多くいる中で「ポジティブに楽しくやってます」という感じが好きな理由だと語った。あまりの愛情に思わず岸本さんも「このまま告白されちゃうんじゃないか…」と漏らし、笑いを誘った。

スタジオにも、“ヒヤニク”が登場。あまりの麺の太さにヒロミが「ラーメンなんだよね？」と確認する場面も。麺をかきこんだヒロミが「ラーメンだ！うま！」と微笑むとスタジオも笑いに包まれた。続いて小泉も試食し「おいしい」と幸せそうな表情を見せた。再度「むちゃくちゃうまい」とベタ褒めのヒロミに「真夏の炎天下に最高ですね」と小泉が話しかけるも、ヒロミは「ごめん、麺が吸い付いてる」としゃべりにくそうにした。思わず小泉が冗談混じりに「吸盤じゃないですよね」とツッコミをいれ笑いを誘った。

その後、卵を割って麺と絡めて味わうことに。ここでもヒロミが「麺のまわりにトロッとしたのがあって、それに吸い付かれるのよ」と微笑むと、太い麺を箸で持ち上げながら「これタコだよね？」と驚きのリアクションとともに、大爆笑で締めくくった。

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写真提供：（C）日テレ